WESTERNDIGITALのポータブルハードディスクWD Elements Portable WDBU6Y0020BBK-EESN USB3.0を買ってみました。
2TBで9,980円(アマゾン価格)と外付けのポータブルHDDとしてはかなりの安い商品にも関わらず、USB3.0対応で3年保証と性能も保証もしっかりだからか、アマゾンでもかなり人気が高いようです。
WDBU6Y0020BBK詳細
WDBU6Y0020BBK内容物
本体、ケーブル、説明書のみのシンプルな構成。
説明書は1枚だけで、様々な言語が一緒に書かれた中に日本語で記載がある部分は保証情報だけとかなり簡素なもの。
本体のパッケージはビニールに包まれて卵が入っているような紙製のクッション材で挟まれていました。
本体の大きさや質感
2TBですがかなり小さいです。長さで言ったらiPhoneよりも短い。
外装の質感はプラスチックのようで、お世辞にも良いとは言えません。
落としたりすると即お釈迦になりそうな気が…。
ケーブルは太さや丈夫さは至って普通な感じ。
他社のこの手のポータブルHDD同様にケーブルは短いです。
ノートPCなら問題ありませんが、iMacのような背面にだけUSB端子があって抜き挿しが面倒な場合で、頻繁に抜き挿ししたいなら、
セルフパワーのUSBハブ(消費電力を考えるとバスパワーは避けた方が無難)を別途用意するのが吉。
私は写真の以前レビューしたANKERのUSBハブを使っています。
Macで利用する場合のフォーマット方法
この商品の説明書にはMacで使う際のフォーマット方法が記載されていません。
Windowsで使う場合はそのままUSBケーブルに挿すだけで良いから何の情報も必要ないんだけど、
デフォルトのフォーマットがNTFSのため、Mac使う場合はフォーマットが必要になってくるので、本来はその方法だけでも説明書に記載しておくべきだと思いますけどね。
しかも、アマゾンのサイト上では説明書きに「Mac OS Xで使用する場合は、ドライブの再フォーマットが必要です」と御丁寧に書いているにも関わらず、商品の説明書にはその方法を記載しておかないとか不親切。
そんなわけでMacで使えるようにするためのフォーマット方法。
1.HDDをUSBケーブルに刺す
2.ディスクユーティリティを表示(launchpad→その他→ディスクユーティリティ)
(もしくはFinder→移動→ユーティリティ→ディスクユーティリティ)
3.フォーマットするドライブ(WD)をクリックして選択
4.上の消去ボタンをクリック
5.OS X 拡張(ジャーナリング)、GUIDパーティションマップを選択で消去
Windowsでも併用したい場合はexFATを選択で消去
これでフォーマットが完了してMacでも使えるようになります。
名称未設定はもちろん好きな名前に変更可能。
って言うか、フォーマット直後の使用済みが852.4MBもあるんだが…。これは何でだろ…。
他社のHDD、SSDと大きさ比較
私が現在所有している外付けHDDとSSDは今回のWDの物も含めると4台。
私はクラウドサービスとか一切信用していないので、データは確実にオフラインで手元に残しておきたいから外付けHDDを利用してバックアップしています。
上がI-O DATAのHDC-LA3.0で3TB、下の段の左からトランセンドのTS1TSJ25M3で1TB、今回購入したWDのWDBU6Y0020BBKが2TB、256GBしか容量がないトランセンドのSSDのTS256GESD400K。
大きさは一目瞭然で圧倒的にHDC-LA3.0が大きいです。これはこのHDDがポータブルではないからで、その分3TBで1万円切りと激安なのがウリ。
最小なのがSSDのTS256GESD400Kですが、容量が少ないからなのかびっくりするほど小さく軽いです。ただ、あまりにも小型で軽量すぎてケーブルを挿すと本体が浮いてしまうのが難点。
TS1TSJ25M3とWDBU6Y0020BBKは多少TS1TSJ25M3の方が大きいですが、どちらも十分小さく、適度な重さがあるからTS256GESD400Kのように浮いたりせず本当に使いやすい。
ポータブル外付けHDDが好きな理由
ちなみに私はポータブルHDDの方が好みなのですが、その理由は
- 小さいからデスクに置いても邪魔にならない
- 使いたい時だけ簡単に繋げられる
- 持ち運びに便利
- 電源要らず
- そこまで価格に大きな開きがない
何しろ小さいのが一番の利点。普通の外付けHDDと比較すると一目瞭然で、圧倒的に小さいからデスクに置いておいても邪魔にならないのが良い点。
それに電源アダプタが不要だから、デスクに置いておかなくても普段は外しておいて、使いたい時だけ繋ぐ使い方も可能。
価格面ではポータブルの方がやはり高くて、例えば3TB同士で比較すると普通の外付けHDDの方が同じ値段だと1TB余計についてくるくらいの価格差はありますが、個人的にはメリット・デメリットで考えると、この程度の差なら大したことないかなと。
トランセンドの方をオススメする理由
今回WDのポータブルHDDを購入してみて、以前から使用しているトランセンドの物と良い点悪い点の比較できたのですが、かなりトランセンドのTS1TSJ25M3の方が良いと感じたので良い点を挙げて見ると、
全体的な作りの良さ
WDのWDBU6Y0020BBK(以下WD)は外装がプラスチックで弱々しい感じ。
それに対してトランセンドのTS1TSJ25M3(以下TS)はシリコンカバーで覆われているため衝撃に強そうな印象。
実際TSは「米軍の落下試験規格に相当する耐衝撃性を実現した3層構造の衝撃保護システムを備えている」との記載があり、WDには特に記載がありません。
クイック認識機能
これは右上についているボタンのことなのですが、これが意外と便利で、「安全な取外し」で外した後にまたPCに再認識させたい時に、通常であればUSBケーブルを抜き差ししないといけないところをこのボタンひと押しで再認識させることが可能です。
HDDの音
かなり静かなTSに対して、WDの方はうるさいとは感じないレベルの音とはいえ、倍くらいの音が聞こえます。
これは単にTSの方はシリコンカバーで覆われているから振動音をシリコンが吸収してくれて音が鳴りにくいのかも知れません。
ケーブルの太さ
TSの方がケーブルがかなり太いです。「太い=丈夫」と単純には言えないでしょうが、太い方が安心感は覚えます。
私が感じたトランセンドのHDDの利点はこんなところでしょうか。
両方共にポータブルHDDでは人気が高い(というより選択肢自体が少ない)商品ですが、個人的には上記の理由から「どちらがオススメか?」と聞かれたらトランセンドのポータブルHDDの方をより推したいと思いました。
逆にWDの方に分があるのは、
WDの方が優れている点
値段の安さ
TSは2TBまでしかなく、2TBで11,590円(アマゾン調べ)に対して、WDは2TBで9,980円、3TBで15,980円とかなりお安くなっています。
小型
WDの方がより小型です。
予想以上にトランセンドが良かった
実際に両方使ってみると、予想以上にトランセンドのポータブルHDDの方が良かったので、この記事を書いてみました。
音も私のiMacはほぼ無音のため、WDの音は結構気になります。音で言ったらI-O DATAのHDC-LA3.0も結構気になりますし。
もっともこの手のドライブ系は個々でメーカーに対する信頼性は大きく変わるもんですけどね。私はトランセンドのカードやドライブを沢山買ってきているけど、幸いエラーが出ていないからトランセンドに対して信頼を寄せていますが、一つでも壊れたりした経験がある方は「トランセンドは嫌」でしょうし。
ただ、他社製品と比較すると安価な製品も多く、利用者が多いだけにトランセンド製品はその分悪い評価もネットにあがりやすいような気がしています。実際値段以上の製品が多いと私自身は感じています。
あ、カメラのSDカードの場合だと結構相性悪いの多いかも。他のメーカーのカメラでは使えるし壊れてもいないのに、ニコンとパナソニックだと何故かエラー頻発で使えなかったりはしました。
ちなみに比較すると劣るなと感じただけで、WDの方も十分良いHDDだと思ったのは付け加えておきます。2TBで1万切りでこのコンパクトサイズなら十分買いかと。
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