Amazonのタイムセール祭りで購入した中国製のセラミックファンヒーター(ミニファンヒーター)。
「Miuko」と印字されているので「Miuko」という中国メーカーの製品なのでしょうが、Amazon内で包丁からダーツボード、ソックスまで販売している企業と言うのが分かっただけで、どのような企業なのかは調べても不明でした。
- Miuko
- KEYNICE
- ZEEFO
- ANSOLO
等々、企業名の印字だけ変更しただけで、
どう見ても同じ商品にしか見えないセラミックヒーターがAmazon内に多数存在するので、恐らく製造元が一緒なだけでどれを買っても同じ製品なんだと思います。
そんなわけで、タイムセールで最安だった「Miuko」のファンヒーターを私はチョイスしてみました。
通常価格4,480円のところ、なんと2,888円で買えたので。
中国製激安ファンヒーター製品外観
Amazonからはダンボールに入れられることなく、製品の外箱状態で送られてきました。
開封すると、説明書兼保証書と本体のみのシンプルな内容物。
説明書は全て日本語で書かれていて、この手の安価な中国製品に多い日本語の不自然な言い回しも特になく普通に読めます。
簡素な説明書ですが、そもそも製品自体がシンプルな作りなのでこんなもんでしょう。
ヒーター本体の材質は「ABS防火素材」とのことなのでプラスチッキーですが、そこそこの重量感(約1.1kg)があることや、前面の金属製の網目の部分も硬くてガッシリしていてからか、見た目的にも質感的にもチープな印象は受けませんでした。
むしろこれで3,000円以下なら上々かと。
見た目的には網目や大きさ的にデスクトップPC用のスピーカーみたいな印象ですかね。
両サイドの穴は貫通していないため放熱用ではなく、滑りにくくするための加工を兼ねた単なるデザインかな?
背面には大きなファンと持ち運ぶ際に指を入れられる取っ手があり、下部に主電源が付いています。
上面は操作系のスイッチ、
底面は滑り止め付き。
「電源コンセント直差しして下さい」とのことですが、電源ケーブルの長さは約1.1mと結構短め。
中温風(弱)だと600W、高温風(強)でも950Wですから、このヒーターのみを接続して使用する場合なら延長コードで使っても問題はないとは思いますけども。
中国製激安ファンヒーターの特徴
- わずか2秒で立ち上がる優れた速暖性
- 火を使わないので空気の汚れの心配なし
- 左右45度の自動首振り機能
- 転倒OFFと過昇温防止機能が付き
- 送風(5W)中温風(600W)高温風(950W)の3モード
- コンパクトサイズで重さ約1.1kgと超軽量
- ご購入日より18ヶ月安心保証
確かに2秒で立ち上がりますけど、暖かくなるのは5秒後くらいでしょうか。まぁそれでも十分速いと思います。
ちなみに首振り機能は確かに45度本体が回転はするものの、そもそも扇風機のように遠くに届くほどの風が吹き出してくるわけではないので、飾りというかオマケみたいなもんだと考えてもらって結構です。
サイズに関しては、
丁度500mmのペットボトルほどの高さくらいと非常にコンパクトです。
実際に使ってみての感想
誰でも安全に簡単に使える!
使用方法は、
背面の主電源をオンにし、
製品上面右端の「入/切」ボタンを押すだけ。
本体が倒れるとセンサーが働いて自動で電源が切れるし、過昇温防止機能も付いているから、万一洗濯物のタオルが上から落ちてしまってタオルが燃えて火事になんてことも無し。
ガスや灯油も使わないから、お年寄りや子供に使ってもらうのにも最適かも。
ただし、パネル前面の網目の部分はヤケドするほど熱くなるので、その点は注意が必要です。
想像以上に暖かい!
ぶっちゃけ想像以上に暖かい温風を感じて驚いてしまいました!
風量自体はそこそこレベルしか出てきませんが、暖かいというよりも熱めの風が吹き出してくるので余計暖かく感じるのかも。
40cmくらい離れた場所までくらいだったら十分暖かさを感じることが可能です。
ただこの小ささですから、離れてしまえば暖かさを感じることが出来なくなりますし、狭いトイレや洗面所くらいならまだしも、部屋を暖めることが出来るのかと言えばまず無理じゃないかと。
あくまでも近くに置いてスポット的な用途として使う暖房器具ですね。
もちろんこのコンパクトさに惹かれて買う人が多いわけで、そういう用途で買う人がほとんどでしょうけど。
今は時期的に室温自体が暖房器具を使いたくなる温度じゃありませんから、本格的に寒くなってきてから再度使ってみてどう感じるのかは追記しておきます。
あ、ちなみに電気代は
- 弱(600W)・・・1時間約15円
- 強(950W)・・・1時間約25円
と書かれていました。
ただ電気代に関しては各家庭の契約形態にもよるので、あくまでも目安に過ぎません。
音がうるさい!
こちらも予想していた以上に動作音がうるさく感じました。
送風、温風、どちらも全く同じ音量で、かなり耳障りでうるさい音が鳴ります。
600W、950Wとそれなりの消費電力なわけだから、このくらい暖かくなるのも音がうるさいのも仕方がないと言えば仕方がないのでしょうが、本体がコンパクトなだけに尚更うるさく感じるのかも知れません。
「デシベル X」というスマホ版のデシベルメーターを使っての簡易なチェックにはなりますが、
このファンヒーターの数値は63に対し、
私が愛用している
アイリスオーヤマの小型のサーキュレーターの「静音」での数値が47と、アイリスオーヤマのサーキュレーターの静音の動作音の方が遥かに小さいです。
電源ケーブルが短い
「コンセント直差しで使ってくれ」というのであればもう少し長めのケーブルが付属して欲しかったかなとは。
ただ長くなれば長くなったで製品自体がコンパクトということもあって尚更ケーブルが邪魔臭く感じる人が多くなるのも確かでしょうから、製品化するに当たってここら辺は難しく考えどころなんでしょうけど。
主電源の入/切が分かりづらい
主電源のオンオフは、パソコン製品関連では割と見かける「○」が電源オフ、「一」が電源オンのタイプ。
私個人は割と馴染深いから分かりづらいとは思いませんが、お年寄りや子供、PC関連に疎い方なんかは分かりづらいだろうなと。
もっとも2択なんで電源入らなければスイッチを反対側にすれば良いだけですから、そこまで気にするほどの話ではありませんけど。
弱と強の温風の違いが分からない
これは私の個体の問題なのかも知れませんが、温風の弱と強の違いがほとんど分からないレベルで、本当に弱(600W)と強(950W)の差があるのだろうか?と感じてしまうほど。
当然600Wと950Wとじゃ電気代に差が出るので、同じに感じる程度の違いであるなら弱で使いたいとは思うのですが・・・。
本当に体感レベルで暖かさも風量も違いが分からない程度なので困ってしまいました。
弱と強の温風の違いが分からない2
本体上部の赤丸位置のライトが点灯することで、今の状態が送風か、温風の弱か、温風の強なのかのステータスが判断可能なのですが、
点灯ライトは
送風・・・青
温風(弱)・・・薄い赤
温風(強)・・・濃い赤
の違いとなっていて、弱と強のライトの違いが非常に分かりづらいです。
青は当然分かりやすいですが、
弱と強はかなり見分けがつきにくい。
網目がヤケドするほど熱くなる!
使用中にパネル前面の温風が吹き出してくる網目の部分が非常に熱くなることに後から気付きました。
ちょっと持ち上げるのに間違えて掴んでしまったところ、ビックリするほど熱くなっていることに気付いた次第。
「カバーをしないでください」の注意書きの中に「金属ネットを触らないでください」とちゃんと書かれていました。
カバーをするなの意味も布等だと燃えて火事になるくらいの熱さまで温度上昇するからみたい。
そんなわけで使用中に触れることはもちろん、燃えやすい物を近くに置かない等の火事対策も必要な製品でした。
まとめ
- スポット暖房としては価格とサイズの割に優秀
- うるさいのが気になる
- 使用ワット数の割には暖かさは物足りないかも
- 前面の網目が非常に熱くなるので触れたり燃えやすい物を置くこと厳禁
非常にコンパクトな本体の割にはちょっと驚くくらい暖かい温風が吹き出してくるので、スポット暖房としての実力は十分なのかなとは。
あくまでも近くに置かないと暖かさは感じることは出来ませんので、デスクに置いたり、足元に置いたり、トイレや洗面所でちょっと使う用途としての暖房器具として使う目的で買うなら満足できると思います。
ちょっと音が気になるのと、特に強だと950Wと大きなファンヒーターの消費電力と大差ないと考えると、消費電力の割には温風は貧弱に感じてしまうのは確かですけど、コンパクトで手軽に持ち運べる利便性を重視するのであれば気に入ってもらえるんじゃないかなと。
何しろ私の場合は2,880円で買ってますから、色々不満は述べましたけど満足です。
あとは商品としての耐久性でしょうか。
18か月無料保証とAmazonの商品ページ上には書かれているものの、保証書には無料保証期間は1年間と記載されていて、どちらが正解なのか分からず。
耐久性に関してはこの冬実際にガッツリ使ってみて追記しておきます。
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