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掃除機並ファン爆音のPS4 Proを「熊グリス」に交換してみた結果

今年(2022年)の初夏頃から、PS4 Proの調子が非常に悪くなってしまい、完全に冷え切ってる状態からFIFA22を立ち上げると、スタート画面が表示されるだけでファンが爆音で回り続けてしまう状態になりました。

とにかくファンの音がうるさく、気が散ってまともにプレイ出来ないくらい。

自力で直せないかと思って色々と調べていたところ「グリス交換で直る」という話をあちこち見かけたので、とりあえずこれを試してみようかと。

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熊グリスとは?

ドイツ製の熊グリス
ドイツ製の熊グリス

私が購入したグリスはこのドイツのThermal Grizzlyというメーカーのオーバークロック用に特別設計されたという高性能熱伝導グリス「Hydronaut」というグリス。

Grizzlyで通称「熊グリス」と呼ばれているようです。

Amazonでの評価が外国人含めて37,850個も評価ある上に星ほぼ5という半端じゃなく評判が良いこと、シミオシさんというプロゲーマーも推奨しているということや、日本人が品質が高いと信じてやまないドイツ製というのも決め手に。

ただ、このシミオシさんって人がこっちのグリスも推奨していることを後で知りましたが(苦笑)

  • 熱伝導率:12.5W/m・k
  • 粘度:120~170pas
  • 耐熱温度:-250℃~350℃

ということで性能も文句なしだそう(私は詳しくないためいまいち理解できていません)

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PS4 Proのグリス交換の問題点

結果から言ってしまうと、放熱グリス交換自体は私のような不器用で短気な男でも出来ましたので、ハードル自体は高くありませんが、

  • 本体修理が不可になる
  • 特殊なドライバーが必須

この2点だけは予め理解しておいたほうが良いのかなと。

本体修理に関しては、PS4 Pro本体に貼られている剥がすとソニーで修理を行ってもらえなくなるシールを最初に取ってしまう形になるためで、これを剥がした以上、何がなんでも自力で直すしかなくなりますから注意が必要に。

自力で直せないと最悪文鎮化します。

また、特殊なドライバーに関しては、本体を分解するのにこのような先端が星型のドライバーが必須になるため。

私は以前Amazon購入したこのようなドライバーセットを使っています。

この手のドライバーセットはAmazonで1,000円台で購入可能です。

Amazonで「ドライバーセット」でググると腐るほどヒットするので、好きなものを選んで1つ購入して持っておくと良いと思います。

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PS4 Proのグリス交換参考動画とサイト

ぶっちゃけこの動画の通りに分解、グリス交換を行えば全く問題なく行えました。

ただ、うちのPS4 Proはこの動画のPS4 Proと型番が異なるからか、若干パーツが異なったため、

こちらのサイトも非常に参考になって助かりました。

なお、動画では外したネジを区別するためのシールとかも用意していましたが、私はグリスとドライバー、ホコリを吹き飛ばすブロアー、グリスを清掃した綿棒の4点しか使わず分解、清掃、グリス交換まで行っています。

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PS4 Pro分解の注意点

外装(カバー)を外すのが難しい、とにかくこの1点でした。

正式名称は分かりませんが、要は全体を覆っている表面の黒いカバー(パネル)のことです。

動画主のどんつきさんも「クソ固い!」と言ってますが、本当に固かった。

しかも表と裏と両方外す必要があるため、本当に大変でした。

「壊れてしまうんじゃないか?」と思うほど力を入れて、私はドライバーを使ってテコの原理で外しましたが、この外装外しが最大の難所だと思います。

後はネジを沢山外さないといけないのですが、ネジが小さいから外した際になくさないようにするくらいで、特に問題なく作業完了しています。

上記した動画や、サイトを参考にして、焦らず分解すれば問題ありません。

私ですら出来ましたから、誰でも大丈夫だと思います。

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PS4 Proのグリスの状態

不調PS4 Proのグリスの状態
不調PS4 Proのグリスの状態
不調PS4 Proのグリスの状態
不調PS4 Proのグリスの状態

分解してみた私のPS4 Proのグリスの状態はこんな感じ。

まだ粘性は失われていませんでしたが、乾いてグリスを塗っている意味がない状態でした。

このグリスを丁寧に綿棒で取り除き、

熊グリスを塗ってやって分解したPS4 Proを再度もとに戻して終了です。

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熊グリスに交換後のPS4 Proの状態

新品の頃よりはファンが回りやすい気はしますが、あの掃除機のような爆音でファンが回る状態は脱して、かなり静かになりました

交換前はディビジョン2をプレイすると常にファンが爆音で回転していましたけど、今はそこそこのうるささでかなり快適にプレイ出来るようになっています。

熊グリスの金額と、PS4 Proを分解するそれなりの労力でここまで状態が戻れば御の字。

ソニーに修理を頼んだ場合いくら請求されるのかは分かりませんが、恐らくやることは一緒で結構な額を請求されたんだと思います。

それを考えると自分で直して本当に良かったなと。

まとめ

自己責任のリスクはあるものの、少額の出費とそこそこの手間で抜群の効果を実感できますから、やらない手はないかと。

何度も言いますが、私のような不器用で短気な人間でも分解・グリス交換が出来ましたから、誰でも出来ると思います。

あちこち調べた結果、この手のファンが爆音で回る症状は、ほぼほぼこのグリス交換で直るようなので、この症状でお困りの方は是非トライしてみて下さい。

途中イライラしてしまわないように、時間と余裕がある時に、好きな音楽でも聴きながら穏やかな気持ちでやるのが良いと思います。

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熊グリスの寿命は驚くほど短かった

グリス塗り直しから僅か1か月程度でまたファンが爆音に

「またグリスがダメになったな」とは分かっていたものの、再度分解するのはさすがに面倒くさいから、半年間ほったらかした2023年4月7日に再度PS4 Proを開いてみたところ案の定この通り。

乾いたグリスの形状を見てもらえばグリスを塗り直した後にまたグリスが乾いたことがお分かり頂けるかと。

初期状態は円形に乾いていて、今回は私が塗り直した四角にグリスが乾いていますので、熊グリス塗り直し後にまた乾いたということです。

再度グリスがダメになった考えられる理由としては、グリス塗り直し前にファンの音がうるさすぎてとてもプレイ出来る状態じゃなかったため未プレイだった「Ghost of Tsushima」をプレイしたせいなのかなと。

やはり高負荷のゲームをプレイし続けた結果、発熱でグリスがまたダメになったんだと思います。

っていうか、本当にこのグリス1か月程度(総プレイ時間でいうと30時間くらいかな?)の超短命だったんですけど・・・。

おまけに前回余った熊グリスを再度塗り直してはみたものの、今度は分解したPS4 Proを元通りにできず・・・。

結局配線切ってPS4 Proは廃棄することにしてしまいました。

分解2回目だから解説動画やブログを観ないで適当に分解してしまったのが失敗でした。

まぁ今はPS5も普通に買えるからそろそろ買い替えかなとは思っていたところなので、それほどダメージは受けていません。

適当に分解してしまったのも、何かもう面倒くさいから良いかという気持ち半分でしたので。

どうせまたグリス乾くだろうし、一応壊れていない初期型のPS4も持っているし。

そもそもSSDに換装したこと自体が良くなかった(発熱等)のか、熊グリスをもっと厚塗りするべきだったのか、熊グリスがいまいちな製品なのかは分かりませんが、真実なので今回追記しておきました。

なお、私が購入したものは、Amazon販売&発送の正規品だったということも付け加えておきます。

換装に使用した際のSSDはPS4 Proから取り出し、

この800円くらいで購入したケースに入れて外付けSSDとして使用中です。

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