約10年ぶりに固定電話用の電話機を買い替えました。
ぶっちゃけ私としてはもう固定電話は取り外したいのですが、ひかり電話とナンバーディスプレイ等の利用料金合わせて月1,000円程度の出費なら残しておきたいと家族がいうもので・・・。
今まで使用していた電話機は写真の通りパナソニックの「KX-PW820」という機種で、タッチパネル液晶だったり、受信したFAXを液晶で確認してから印刷するか否かを選択できたりと、2009年モデルとしてはかなり最先端の機能・性能が盛り沢山だった気がします。
結局一度も故障することなく買い替えとなりましたので、信頼性だったり、お礼の意味も込めて、今回も同じパナソニック製の固定電話をチョイスすることに。
もっとも、うちの白物家電は約7割がパナソニック製品ですから、白物は必然的にパナがファーストチョイスになるわけですけど。
VE-GDL45DLの付属品類
- 電話機コード
- ACアダプター(親機用)
- コードレス子機
- 電池パック
- 子機充電台
- 説明書
過不足なしで必要十分。
いずれもプラスチッキーの質感丸出しで値段相応。
高級感は全くありませんが、固定電話にそれは求めていないので特に気になりません。
VE-GDL45DLは親機がコンパクト!
今回購入した電話機がこのVE-GDL45DL-Kというモデル。
この電話機を選んだ最大の理由がこのコンパクトでスタイリッシュなデザインでした。
一見すると子機のみに見えますが、写真右側のPanasonicのロゴが入った黒色の小さいボックスが親機(ボックス型親機と呼ぶそう)なので、ここまでコンパクトな固定電話機を実現しています。
10年も買い替えなかったこともあり、固定電話も随分進化していたんだなーとつくづく。
当然親機には電話機能はありませんが、子機のみ1台で十分という人にとってはむしろ電話機タイプの大きな親機は邪魔な存在になるから、こっちの良かったりします。
例えば私の部屋だと今まではONU、ルーター、TAの3台に電話機を置いていたため、かなり邪魔くさかった形。
また、子機自体は増設可能なので、複数の電話機が必要になれば子機を追加することも可能ですし、子機と親機はかなり離れた距離でも電波が届けば問題なく通話可能なので、まるで携帯電話感覚(家の中だけですけど)で利用できてしまいます。
ちなみに、この親機はコンパクトなだけじゃなく、本当に中身が入っているのか不安になるくらいメチャ軽いプラスチック製のボックスだったりします。
VE-GDL45DLは購入しやすい価格!
親機が電話機じゃないからとか、FAX機能が付属しないからということもあるからか、Amazonで7,000円と購入しやすい価格帯でした。
ただし子機を増設する場合は同じくらいの値段が必要となるので、子機の増設も考えている方は注意が必要かも。
また、自宅が広く親機と子機を100m以上離して設置しないといけない場合は、別途中継アンテナが必要となる可能性もあるのでこちらも注意が必要です。
VE-GDL45DLは親機と子機を離して自由に設置可能!
この小さい親機(スマホのサイズは6.1インチ)をひかり電話のTAやモジュラージャックと接続すれば、子機は100m以内(間に障害物がない場合)の場所ならどこにでも設置できてしまうというスグレモノ。
うちの場合はひかり電話だからTAと接続しますが、ひかり電話じゃないご家庭でもこの親機をモジュラージャックに接続すればOKです。
ちなみにこの電話機は親機から子機には1.9GHz帯の周波数を使用して無線で電波を飛ばすそうなので、電波干渉が起こる場所への設置は音声にノイズが出たり、音量が小さくなってしまうようなので注意は必要。
うちは2階に親機、1階に子機で設置していますが、特に問題は出ていません
この親機に関しては通常の電話機同様、
TAやモジュラージャックに電話ケーブルを挿し込んで、もう片方にACアダプターを繋ぐだけでOKで、無線の設定等の必要はありませんから、お年寄りが使用する場合でも問題ありません。
なお、親機に関しては、TAもしくはモジュラージャックの近くに設置する必要性はあるものの、こちらは5mの電話ケーブルとか買えばそれだけ離して設置することが可能ですが、もう片方をACアダプターとコンセントで接続する必要があるため、ACアダプターのケーブルが届く範囲内に設置する必要性はあります。
ただ、ACアダプターのケーブルは約1.8mと長めなので、コンセントから1.8m離れた範囲内なら自由に設置することが可能でした。
こんな感じで電話の親機はTAやコンセントから離した状態で設置可能です。
VE-GDL45DLは迷惑電話対策機能が豊富!
- 自分の声を低く変えるボイスチェンジ
- 12分の通話録音
- メッセージを流して通話拒否
- チャイムを鳴らして通話拒否
- 相手の声を確認後に電話に出る
- 自動応答で迷惑防止メッセージを流す
- 0120、0800の着信拒否
- 番号登録(300件)の着信拒否
- 公衆電話着信拒否
- 海外やネット電話の着信拒否
上記にはナンバーディスプレイの契約が必要となる機能もあるものの、「VE-GDL45DL」にはこれだけ豊富な迷惑電話対策機能が用意されています。
ボイスチェンジは女性でも男性の声質のような声になるように設定できる機能で、この電話機は同じパナソニック製の対応ドアホンとも接続可能なので、その場合はドアホンでも使えるとのこと。
電話口でもドアホン越しでも相手が女性だと分かると強気になる営業マンとか多そうですから、一人暮らしの女性にも良いかも。
チャイムを鳴らすと言うのは、途中で切るための口実として、電話口の相手にチャイム音を聞かせて来客があったことにする機能だそうです。
そんなわけで、電話に出る前、出てしまった後でも様々な迷惑電話対策が用意されている点が気に入りました。
固定電話って本当に営業系の迷惑電話が多く、うんざりしている人も多いと思いますが、この電話機ならナンバーディスプレイに契約していれば、ほぼほぼ100%対策可能なのかなとは。
0120を有無を言わさず着信拒否する機能もありますし。
その他、機能・性能に関しては多すぎず、少なすぎずで電話機としての基本性能も十分に感じました。
電話機自体の使い勝手もボタン類のサイズ感も丁度良く、押しやすくて使いやすいですし、留守番電話(録音)も可能です。
VE-GDL45DLの不満に感じた点
バッテリーの持ちがかなり悪い
この電話機はバッテリーが空の状態から満充電まで約10時間かかるのですが、自然放電も多いようで、ほとんど使用していない状態にも関わらず、
1週間程度でバッテリー残量表示が1メモリしかなくなってしまいました。
- 時期的に寒いから減りやすいだけ?
- そもそも劣化しているバッテリーが付属?
- この商品はこんなもの
いずれに該当するのか、もしくはその他の要因があるのかは不明なものの、ちょっと酷いかなとは。
固定電話自体が既にあまり売れていない?と思うので、うちに新品で届いた段階でバッテリーが劣化しちゃっている古い在庫品が届いたんじゃないかと本当に思ってしまうほどなんですけど・・・。
ちなみに届いた段階でバッテリーはほぼ空で、10時間充電しろとのメッセージが。
説明書には
と書かれていますから、充電台は常にコンセントを挿し込んだままにして、充電しっぱなしでも良いのかも知れません。
【以下追記】になりますが、説明書をよく読んだら、
連続待受:約150時間(着信お知らせLEDゆっくり点滅時は約50時間
と書かれていたから、待受状態で1週間持たないレベルなのはどうも正常みたいでした。
それと通話していない待受状態を「自然放電」と表現していますが、液晶は常に待受状態でステータス画面が表示されている通電状態ですから表現が間違っていました。
機能の設定がちょっと面倒くさい
そこまで騒ぐほどのことではありませんが、電話機自体がシンプルな構造ゆえに
設定の際にこんな感じでシャープから始まって番号を打ち込む必要があるのがちょっと面倒くさく感じました。
これらの設定番号とか覚えられるはずもないため、いちいち説明書を取り出して確認する必要がありますし。
今のところ不満はこんなところでしょうか。
まとめ
いくつか不満点は書きましたが、個人的には「VE-GDL45DL」非常に気に入りました。
「3つの理由」とタイトルに記述しましたが、書いているうちに4つになってしまいました。申し訳ありません。
個人的には特に豊富な迷惑電話対策機能が気に入っています。
以前の機種はナンバーディスプレイに加入しているにも関わらず、迷惑電話は30件までの番号登録しか対策できませんでしたので、30件超えるといちいち1件削除して新たに追加していました。
うちの電話番号が非常に分かりやすい番号だからか、私が昔ネットショップのオーナーをやっていたこともあって名簿が出回っているからか、うちには本当に営業関係の迷惑電話が多いので、毎回イライラしながら迷惑登録していました。
この機種は300件も迷惑登録可能だから、これでやっと鬱陶しい迷惑電話を一網打尽にできます。
っていうか、いい加減ナンバーディスプレイと称して440円も月額利用料金取るのやめて欲しいんだけど?
なお、このようなコードレス電話機で、親機が不要な場合は
更にシンプルな親機一体型もありました。
こちらは必ずTAやモジュラージャックの近くに親機も子機も置く必要があるため、私のような1階に子機、2階に親機のような親機と子機を離して使うことは出来ませんけど更にシンプルでスタイリッシュなコードレス電話機です。
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