2019年の9月に購入して以降愛用している
冒険用品のレザーカメラバッグ「どうぐかばん」ですが、写真撮影に夢中になっていたら、階段を数段滑り落ちてしまい、アスファルトにぶつけて革が擦れて傷がついてしまいました。
写真上だとちょうどライトのハイライトが入ってしまって見づらいかも知れませんが、革の表面がめくれてしまって色が変わってしまっています。
カバンの色が黒だから余計目立つのでしょうが、ガッツリやってしまって傷が結構目立つので、革専用の補修クリームを使って修復してみることにしました。
サフィール レノベイティングカラー補修クリームを選んだ理由
革用の補修クリームは様々なメーカーから発売されているものの、
私は基本的に革用のケア用品はサフィールで揃えていて、サフィール製品に対して信頼を寄せているので、
補修クリームも「サフィール」を選択しました。
ちなみに写真の「ベルルッティ」と「ジョンロブ」のクリームは、それぞれメーカー純正のクリームですが、サフィールがOEMで供給していますので、中身はサフィールのクリームになっています。
それと補修クリームを今まで所有していなかったのは、靴やカバンに補修が必要になるレベルの傷をつけたことが無かったからで、今回が人生初の革のカラー補修となります。
サフィール レノベイティングカラー補修クリーム特徴
- ベタつきや色移りがないので、バッグ、財布、ベルトなどにも使用可能
- クリームの伸びがよく塗り伸ばしやすい為、自然に仕上がります。
- 乾燥後の屈曲耐性も、他社商品と比較して優れています。
- 色を混ぜ合わせお好みの色を作ることも可能です。
とAmazonの商品紹介には書かれています。
ちなみに他社製品よりも優れていると書かれていますが、有名どころの他社製品だと
ここら辺になるのかなと。
まぁどれを買ってもそんなに差は無いような気はしますけどね。
サフィール レノベイティングカラー補修クリーム使い方
使い方は非常に簡単で、
- 汚れを落とす
- 目立たない場所に塗り10分置く(テスト)
- シミや色ムラが出ないようなら着色したい部分に塗る
- 約10分後に拭き取る
- 気になるようなら再度塗って拭き取る
色落ち等ないことを確認した後に
傷跡部分にバッチリ塗り込み、
10分後に拭き取り、
再度塗って2度塗りして仕上げました。
クリームは乾くと固形上になるので、あまり時間を置きすぎるとカチカチになってしまい、拭き取るのが面倒になるので注意が必要。
何回か重ね塗りするとベターのようです。
クリームは特有の匂いはするものの、キツイ匂いでも嫌な匂いでもありません。
今回クリームを手に取って手で塗り込みましたが、手についてしまっても水道の水で簡単に落とせましたので非常に使い勝手の良いクリームだと思いました。
サフィールのカラー補修クリームの効果と耐久性は?
効果は良好で、色もちゃんとつきました。
ただ、やっぱり着色した部分と、それ以外の革の部分との不自然な色の境目のようなものは目立つとは言わないまでも分かってしまう程度なのかなとは。
もちろん私は今回が人生初の革のカラー補修体験のズブの素人ということもあるのでしょうが。
とはいえ、近づいて見ない限りは分からない程度だし、個人的にはこのクリームで補修して良かったとは思ってますけど。
耐久性に関しては、2週間前に塗ってますが、色落ちもなくて全く問題ありません。
ちなみに私は指で塗り込んでいますけど、上記した通りで指についたクリームは水道の水で簡単に落ちました(っていうかウエットティッシュで拭くだけで取れる)ので、耐水性の面では期待できないのかもです。
とはいえ、革製品をわざわざ濡らすことはしないし、万一水濡れで色落ちしてしまっても再度塗り直せば良いだけだから特に問題はないかと。
まとめと注意点
さすがサフィールのクリームだけあって、何の問題もなく簡単に仕上げることが出来ました。
仕上がり具合に関しては個々で感想は異なるでしょうが、私個人としてはここまで仕上げられれば満足かなと。
値段も安いし、
予想したよりも割と量も多かった(小さめの歯磨き粉くらいの25g)から満足です。
ただ、一つ問題があるとすると、今回の傷はアスファルトに擦って出来た傷なので、ちょっとえぐれてしまった箇所があり、革の表面がめくれ上がった部分は着色は出来たものの、えぐれてしまった部分はあまり綺麗になりませんでした。
このような部分は補修クリームだけでは不十分のようで、恐らくクリームを塗る前に目の細かいヤスリをかけたり等の何かちゃんとした方法があるんだと思います。
個人的にはこのくらい補修できれば十分だからこれで良とします。
補修失敗例
そういや10年くらい前に購入したクロムハーツのロングウォレットもこの記事に書いた通りで、
こんな感じで革が劣化しちゃってシボに沿って色落ちが目立つようになっているため、これも色をつけられて良い感じに元に戻るかなと思い試してみることに。
こちらは補修する面積が広いのでクリームをかなり使い、全面に塗り込んでみましたが、
クリームの量が多すぎたからか、革質にこのクリームが合わなかったからか、それとも擦りすぎてしまったからか、10分後にクリームを拭き取ってみると、写真のようなおかしなムラが出来てしまいました。
この後サドルソープで洗ってクリームを落として、今度は少量ずつクリームを取り、薄く色を塗っていくような感覚でクリームを塗ってみたら割と上手く染まったのですが、やはり不自然な色ムラは残ってしまいました。
補修面積が広い場合は特に気を付けて補修した方が良いのかもです。
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