プライム1スタジオから予約済みだったベルセルク「ガッツ」のフィギュアが届きました。
全世界限定750個限定のフィギュアで、プライム1スタジオ直販での販売価格は税込124,092円。
同社の「アルティメットプレミアムマスターライン」と呼ばれる、超絶クオリティのプレミアムフィギュアを沢山の写真を交えて紹介してみます。
とてつもなく大きな2箱で届く
今回初めてプライム1スタジオのフィギュアを購入してみたのですが、とりあえずぶったまげたのが届いたダンボール箱のサイズ。
荷物は2個口で、2つのダンボールを並べると約130cmにもなります。
重量も凄まじく、片方はそこまで重くはありませんでしたが、もう片方の重い方は30kg近くある感じ…が、このような特殊な荷物であるにも関わらず運送業者は佐川急便で届きました・・・。
このフィギュアの素材は壊れやすいと言われているポリストーンなので、ここら辺は賛否あるかも。「ヤマトを使って欲しい」と思う人はそれなりに多いのかも知れません。
もっとも酷いドライバーは企業問わずどこにでもいるので、実際は世間のイメージほどの差があるのか怪しいもんです。
もちろん適当な話ではなく、私自身がヤマトで宅急便の配達員を2回(下請けのトラック運転手とお歳暮時期の配達員)経験していますから、その経験上の話。
ちなみにうちに配達に来てくれる佐川急便は、小さい荷物は近所のおじさんだし、大きい荷物はもう何年も来てくれている顔馴染みのドライバーさんですから、逆にヤマトよりも安心して任せられる感じ。
話逸れましたが、荷物が届いた日は家に私一人しかいませんでしたので、とりあえず持ち上げて45度の傾斜の13段の階段を登って2階の自室に置いて、ダンボール箱から化粧箱を取り出すだけでも一苦労でした。
「ガッツ」フィギュアの化粧箱デザイン
もう箱のデザインからしてヤバすぎです。
カッコ良すぎて箱を潰して捨てることが出来ず、フィギュアを取り出した後は別の部屋(私の部屋は6畳で狭いので)に置いてそのまま飾ることに。
プライム1「ガッツ」開梱
化粧箱を開けるとこんな感じで組立図とカタログが同梱されていました。
組み立てるのが面倒くさそうな匂いがプンプンしましたが、とりあえず箱から中身を取り出していくことに。
発泡スチロールで挟まれた形で各種パーツが厳重に収納してありました。
この梱包方法なら輸送中の段階で破損することはないかな?と思いつつも壊れていたら大変なので、1個1個入念にチェックしながら中のパーツを取り出すことに。
各パーツは薄い紙に1個1個包まれていますので、これを丁寧に外していくとこんな感じでフィギュアのパーツが姿を現しました。
もうこの段階でクオリティの凄さに感嘆のため息ばかりが出ます。造形美、塗装、どれをとっても超一級品のシロモノです。
本当に細かいところまで手抜きなく丁寧に作られているのが分かります。
塗装ハゲがないか、欠けていたり、傷がついているところはないか等、入念にチェックしながら開封していきました。
素材がポリストーンなので、各パーツは石膏のようで、小さくてもズシリと重みを感じます。
異常に重い箱の方は台座が入っていたから重かったみたい。この台座だけでかなりの重量感。
台座と言っても単なる台座ではなく、写真の通り台座単体からして芸術作品のクオリティに仕上がっており、360度どこから見ても凄まじいまでの作り込みや、生々しい塗装の美しさに痺れます。
破損しそうな細かなパーツはこんな感じでスポンジのクッションがかませてありました。
全てのパーツを入念にチェックしつつ、慎重に箱から出し終えましたが、破損や塗装ハゲ等々、不満が発生して問い合わせるような自体は一切発生せずまずは一安心。
プライム1ガッツフィギュアの組立
ここからは説明書通りに組み立てていきますが、組み立てる前にまずは置く場所を決めちゃわないとダメでした。
と言うのもこのフィギュアはとてつもなく重いため、組み立てた後に気軽に場所を移動することが難しいからです。
大人の男性2人いれば問題ありませんが、うちは男性は私一人だけですし、一旦分解すれば一人でも楽に動かせますけど、それも面倒くさい上にポリストーン製ですから、落とすと割れたり欠けたりしてしまうので、なるべく分解したり、再移動させるのは避けたいところ。
本当はイケアのデトルフの最下部に入れば重しとして地震対策にもなるから一石二鳥でしたが、高さはデトルフの仕切りのガラスを1枚抜けば収まるものの、台座自体がそもそも入らず断念。
仕方がないので、物置部屋になっている部屋を綺麗に掃除し、以前購入した八角テーブルの上に置くことに。
八角テーブルの上に予めAmazonで購入しておいた「Sanato」というメーカーの60cmの巨大な電動ターンテーブルに乗せて、その上にフィギュアを置くことにしています。
このターンテーブルはなんと80kgまで乗せられる電動で回転するターンテーブルで、非常に重いガッツのフィギュアも楽々回転させることが出来て、様々な角度から楽しめる形。
本当に80kgまでOKなのかは不明ですけど、少なくても体重60kgの私が乗っても問題なく回転しました。
フィギュアの組み立ては予想に反して特に面倒臭いことはなく、基本はダボで接合する形で、上から乗せてはめたり、腕なんかは強力なマグネット式になっているから、力を入れることなくパチンとハマって接合出来ます。
そのため、説明書通りに組み立てれば、ものの10分程度で完成しました。
ただ、マントはこの写真のようにダボが完全に埋め込めない形だったり、背面の木に両足を差し込む形で接合する「くりパック」が落ちやすかったりしたのはちょっと残念でした。
マントは特に緩いわけでは無いからこれが正しい接合の形なのかも知れませんけど、ダボが浮いているのが何となく気持ちが悪い。
マントは非常に薄く繊細に作られていて、低い所から落としただけで壊れてしまいそうなくらい脆そうだから尚更。
くりパックはアロンアルファで接着も考えましたが、万一外したくなった場合に困るし、仕方がないので普段は外して台座置いておくことにしています。
組み立ててみて気になったのはそのくらいで、あとは特に問題はありませんでした。
プライム1「ガッツ」フィギュアの詳細
仕様・特徴
- フォーマット:アルティメットプレミアムマスターライン
- スケール:1/4 Scale
- サイズ:全高:90cm 全幅:72cm 奥行:50cm
- 重量:約30kg
- 材質:Polystone(ポリストーン)
- 差し替えの頭部パーツが2種付属
- 腕部差し替えによるポーズチェンジが可能
- 妖精パック(クリパック×2・リアルパック)付属
- EX版のみ更に狂気を帯びた笑いの表情の頭部パーツ付属
私が購入したのはプライム1スタジオ直なので「EX版」。
この「狂気を帯びた笑いの表情」の頭部パーツが付属しています。
豆魚雷等で購入していればより安く購入可能でしたが、私はこの頭部パーツが欲しかったので、わざわざ直で買っています。
3種類のガッツのヘッドパーツの違い
左から
- 寡黙な表情
- 不適な笑みを浮かべる表情
- 狂気を帯びた笑いを浮かべる表情
やはりEX版のみ同梱される右端の「狂気を帯びた笑いを浮かべる表情」が一番派手でカッコイイかなとは。
ガッツの顔は非常に似ていて、ガッツファン(ベルセルクファンも)なら納得の造形かと。
ガッツの首に刻まれた「生贄の烙印」の出血具合にもそれぞれ違いがあります。
ヘッドパーツはダボにマグネットが埋め込まれている(丸い部分)ので、簡単に差し替え可能なのが嬉しい。
ガッツの腕と大剣「ドラゴンころし」の違い
「右腕」と「ドラゴンころし」はそれぞれ2パーツづつ付属していて、
真下に刺すポーズと、
肩に抱えるポーズの2通りが再現可能に。
肩に抱える方は不安定そうに見えるかも知れませんが、意外なほどガチっとおさまる形なので、ちょっとやそっとの地震の揺れでは落下の恐れはなさそうです。
ガッツのスタイルも1/4スケールで忠実に表現されていて本当に美しいです。
ちなみにガッツの身長は2m4cmだとか。
妖精パック
妖精パックも抜かりなく作られており、
- リアルなパックが1体
- くりパックが2体
付属しています。
「妖刀ざっくり丸」が栗に見えず、単なるボンボンのように見えるのはご愛嬌(苦笑)
台座
台座にまでこだわって作られるというプライム1スタジオ自慢の「アルティメットプレミアムマスターライン」ならではのクオリティで、台座のみでも絵になる形。
台座はこんな感じで、360度どこから見てもド迫力の超絶クオリティを堪能出来ます。
その他各パーツ
360度どこから見ても、どのパーツを見ても、一切手抜き無し!職人さんたち良い仕事しています!!
シリアルナンバー付き
「全世界限定750個限定」なので、シリアルナンバーが貰えました。
一応念のため消しましたが、ダンボール箱(/750EXのところ)、化粧箱、台座の裏に記載されているとのこと。
なんと嬉しいことに私の番号は10番台!
プライム1「ガッツ」フィギュアはファンなら買い!
とにかく予想を超える超絶クオリティに驚かされました。値は張りますが「むしろこれなら安いのでは?」と思うくらい凄まじい仕上がりです。
どのくらい在庫が残っているのか私は分かりませんが、ベルセルクファンならこのフィギュアは押さえておいた方が良いかも。
あえて問題点を挙げてみるなら、
- 写真が撮りづらい
- 破損の心配
- 他のプライム1スタジオのフィギュアを集めてしまいそう
ってところでしょうか。
写真に関しては、背景までこだわって撮りたいと思っても、フィギュアが大きすぎて背景に余計な物が写り込んでしまいます。それで今回「フィギュア全景」写真が撮れませんでした。
もっともこれに関してはこっちの都合ですから、自分でなんとかするしかありません。とりあえず大きい壁紙のようなバックペーパーとか何か買うしかなさげ。
破損の心配に関しては、材質がポリストーンで石膏のような素材なので、落下すると欠けてしまったり壊れたりしてしまう恐れがあります。
うちの場合は上記した通り、マントの接合部が怪しいので、もし大きな地震が来たらヤバイんじゃないかなとは。これに関しても何か対策を講じないとマズいかなと考えています。
最後の項目は、実際にプライム1スタジオのフィギュアを1つでも手に入れた人は皆そう感じるのかも。
今回私は大好きなベルセルクの中で一番好きなキャラの「ガッツ」だから買いましたが、「グリフィス」や「ゾッド」も販売するので、ちょっと弱ってしまいました(^_^;)
「これ並べたらスゲーよなー」とガッツを見る度考えてしまうのでした。
ファースト4フィギュアからもガッツが
ファースト4フィギュア(First 4 Figures)からもベルセルク「ガッツ」のフィギュアが発売される模様。
サイズといいクオリティといい、こちらも負けず劣らずのようです。
こちらのサイトにある動画と写真を見た限りだと、ファースト4フィギュアの方が顔の肌のテクスチャーがツルっと見えて、よりアニメチックな感じかな?
あと台座がプライム1のと比較するとちょっとショボい。ただ、それ以外の質感はむしろこっちの方が凄い気が・・・。それに躍動感が表現されてて迫力がハンパない!
プライム1の方が「静」、ファースト4フィギュアの方が「動」って感じで2体並べるとヤバそう。でもこっちもやはり10万円くらいしそうですね。今から貯金かな…。
ファースト4フィギュアのガッツが来年の1〜3月発売予定で予約開始しました。
日本国内で購入する場合はポイント還元を含めて考えると、ヤフーショッピングの「あみあみ」が最安で8万円切るくらいの価格。
ファースト4フィギュア直でも購入可能で、その場合は4種類の台座から選択可能で、このタイプの台座だとフィギュア本体は599.99ドル。
ただ、送料が115ドル必要になるから日本国内で購入する額と殆ど変わらなくなります。
万一破損の場合は英語でのやり取りになるし、日本のショップから購入した方がベターかなとは。
フィギュアのクオリティは躍動感があって本当に素晴らしいんだけど、写真上だと肝心の顔のディテールがいまいちに見えるのが気になりました。
個人的には買うかどうか悩み中。
ブラッディナイトメアバージョン
全身に返り血を浴びたバージョンのガッツが再販されるようです。
ベースは完全に同じで、価格が少し抑えられてますね。
ただちょっと浴びすぎの気も・・・。
個人的には土台部分を簡素化して更に安価に販売すれば良かったのでは?と思いました。
プライム1「ガッツ」の集大成!
プライム1スタジオからまたまたガッツのフィギュアが発売されるとのこと。
しかも今回は「ミュージアムマスターライン」での発売で、キャラクター造形を追求した1/3スケールで、今までのガッツの「集大成」として販売するそうです。
頭部パーツがよりリアルになっていたり、頭部パーツのみをディスプレイできる専用スタンドが付属したり、LEDライト機能や、マントが布製でよりリアルになっていたり…と、既に1体所有している私ですら購入したくなってしまうようなクオリティアップでなんとも羨ましい限り。
通常版とDX版とで2万円ちょい値段が異なりますが、
- DX版には差し替え頭部パーツが4種付属
- DX版には専用のヘッドベース2個付属
- DX版にはさらに差し替え用右腕パーツが1種付属
- DX版にはさらにパックが2体付属
これだけ異なって2万円なら間違いなくお得なので、100%DX版の方をオススメします。
って言うか、こっちも買いたくなってしまって困った。
買っても良いんだけど、置く場所がねー。本当に大きいので。
プライム1スタジオのフィギュアの劣化度は?
2018年の2月に購入しているこのフィギュアですが、ちょっとホコリも目立ってきていたので、2022年の6月になって初めて分解清掃をしてみました。
何故今までやらなかったかというと、単純に面倒くさかったこともありますし、各パーツが本当に精細に作られていることもあり、落としたらもちろん、ぶつけたりしただけでも破損してしまう可能性があることも躊躇させた理由でした。
定期的にはブロアーでホコリを飛ばしてはいましたけど、ちゃんと清掃したのは今回が初めて。
清掃はまずはブロアーでホコリを飛ばしてから、アルコールフリーの赤ちゃん用のウエットティッシュで水拭きして自然乾燥させました。
乾拭きしたほうが良かったのかも知れませんが、ウエットティッシュだからそこまでビシャビシャにはならなかったし、ケルベロスの毛並みとかトゲトゲ部分も多いため、乾拭きすると破損させてしまう心配もあったので。
分解清掃を終えてみて改めてフィギュアをチェックしてみての3年以上経過したプライム1スタジオのフィギュアの劣化度ですが、殆ど劣化は感じませんでした。
もちろん届いた当初の状態はうろ覚えだから正確には判断できないものの、どの部分を見ても変わらないかなというのが本音。
このガッツは一般的なフィギュアでよく使われている柔らかめのPVC素材とは異なり、石膏のようなポリストーンという素材で作られているのですが、一部で金属パーツが使われていたり、部位部位でツルツルに仕上げてあったり、逆にザラザラに仕上げてあったりと部位やキャラクターごとに様々な仕上げをしてあるのですが、どこを見ても問題はないのかなとは。
初期状態で甲冑や金属部分は劣化させた風合いだったり、全体的にウェザリングが施されていたりするため、劣化していても分かりにくいというのもあるかも知れませんが、プライム1スタジオのフィギュアは、長年全く問題なく綺麗な状態を保ち続けることが可能なようです。
もちろん保管にはかなり気を使っていることは重ねて記述しておきますが。
まぁ本当はUVカットのアクリルケースとかで囲えばベストなんでしょうけどね。
ただ、この巨大サイズのフィギュアだとアクリルケースもかなり高価になるから未だに手が出せずにいます。
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