私はフィギュアをIKEAで売られているデトルフと呼ばれるガラスケースに飾っています。
デトルフは全高163cmの縦長のガラスケースで、陳列スペースが4箇所に分かれているのですが、ガラスの仕切り板の位置は固定されていて指定の場所にしか配置できないため、1つあたりの陳列スペースの高さが約39cmもあるのが特徴。
ディスプレイするフィギュアにもよるものの、一般的な1/7スケールフィギュアの高さは、台座も含めて約20cmから25cm程度が多いので、 デトルフの39cmだとフィギュアの頭部の上のスペースが非常に無駄になってしまいます。
また、陳列スペースは奥行きが37cmとかなり広く、フィギュアを前列、後列のように2、3列並べて配置することが出来るのも特徴。
そこで、後列のフィギュアの足下に高さのある段差を設けて「ひな壇」の形を作って後列のフィギュアを高く配置し、前列のフィギュアが邪魔して見えづらくなっている後列のフィギュアの下半身までみやすくしてやる方法が一般的なんだとか。
そんなわけで私も「ひな壇」用のアクリルスタンドを購入してみました。
ホビーベース モデルベース W-38 PPC-K47
私が購入したのはホビーベースという企業が発売している「PPC-K47」という商品で、W-38の通り横幅が38cmのアクリルスタンドです。
購入理由は4mm超厚と、これがデトルフ専用と言っても過言じゃないくらいデトルフにピッタリだというので。
アクリル板のサイズが「幅380mm × 奥行き140mm」と奥行きが14cmあるから安定して設置できる点も良いかなと。
所有しているフィギュアはそれなりに台座が大きいフィギュアが多いので、奥行きがないと地震で倒れたりしてえらいことになりかねませんし。
あとはアクリル(透明)だから設置しても目立たず、目に入って鬱陶しいことがないのも良い点でしょうか。
PPC-K47の付属品
- アクリル板×2
- キャップ×8
- スペーサー×4
- 15mm支柱×8
- 30mm支柱×8
アクリル板は
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2枚共に全面ちゃんと保護フィルムが貼られた状態でしたので、傷や汚れのない綺麗な状態のアクリル板が届いています。
アクリル板はカットしてある部分や角は若干引っ掛かりは感じるものの、この程度なら全く問題ないかとは思います。
支柱や支柱を止めるキャップ、間に挟んで長さを調節するスペーサーはいずれもアルミ製のこだわりよう。
この支柱類は写真の通りで結構多め付属してきました。
PPC-K47の組み立て方法
組み立て方法は非常に簡単で、アクリル板の四隅に穴が開いていますので、そこに支柱を差し込み、キャップをはめるだけ。
箱の裏に説明が書かれています。
キャップや支柱はネジ式になっているから、手で回すだけでアクリル板に埋め込むことができて工具要らず。
尚且つ、支柱全てが穴の開いているネジ式になっていますので、
支柱同士を連結して支柱の高さを高くしたり、アルミ板2枚を連結して段飾りやタワーを作って立体的にディスプレイすることも可能なんだとか。
私は単純にデトルフの2箇所のスペースで使いたかったので、アクリル板は連結せずに2個のひな壇を作りましたけど。
本当に「PPC-K47」はデトルフにピッタリなのか?
この手の商品は様々な企業から発売されている(100円ショップにもあるとか)そうなのですが、購入の決め手になったのがこのデトルフの幅にピッタリ収まる点。
デトルフの商品説明には幅が43cmと記されていたりするのですが、このサイズは最上部と最下部の板の幅であって、実際のガラス内は39cmくらいですから、このアクリルのひな壇が幅38cmなので、本当に両端に適度な隙間があくくらいで、専用設計と言っても過言じゃないくらいピッタリはまるサイズでした。
デトルフ用のひな壇作りにアクリル台を探している方に間違いなくオススメ出来ます。
超厚4mmの実力は?
もう一つ購入の決め手になったのがこの超厚4mmのうたい文句。
アクリル板が薄いと中央が曲がって(凹んで)しまうのが嫌だったので。
しかも38cmと長いから尚更曲がりやすそうだし。
で、乗せることを考えていたフィギュアのそれぞれの重量を計測してみると、
コトブキヤの御坂美琴が281g。
アルターの佐天涙子が118g。
同じくアルターの初春飾利が103g。
実際にこの3体を乗せてみたところ、一番重量のある御坂を真ん中に乗せると微妙に凹む感じにはなりましたが、この程度だったら特に問題ないかなとは。
ただ、300g未満でも微妙に凹んでしまったのはちょっとショックでした。
昨今のフィギュアは値段もクオリティもどんどん上がっている感じで、この程度の重さのフィギュアは腐る程あるので。
とはいえ、38cmと長さがあるわけだからある程度は仕方がないのかも。
もっと薄いアクリル板を使ったアクリル台も多々ありますし。
ただ、真ん中に支柱を1本でも置ける仕様ならなぁとは。
自分でアクリル板に穴開けて支柱を置いて補強すれば良いだけですけど、アクリル台を2個組み立てると、支柱の予備パーツ(アクリル台)が足りなくてできませんでした。
拡張用の支柱等がセットになったパーツは別販売されているのですが「PPC-K40用」と記されているので、PPC-K47用のはAmazonには置いていないのかも。
支柱を追加すれば高さも更に高くできるし、値段もアルミ製の割に1,000円以下と良心的なので、別途支柱を買い足したいとは思うのですが。
実際にデトルフにひな壇を設置してみた
野郎部屋にひな壇を設置してみた際の設置前後の比較写真。
だいぶ高さは変わりましたが、これは長い方の30mm支柱を1本だけしか使っていないからか、思っていたよりはイマイチでした。
ちなみに30mm支柱1本のひな壇を設置したこの状態でアーチャー(全高約300mm)の頭とデトルフまでの隙間が40mmくらい。
まぁでもこれだけでもやはり見え方はだいぶ変わるんじゃないかと。
設置後はアーチャーなんかは腰の位置まで隠れずに見えるようになってますし。
それとアーチャー(約800g)、スネーク(約530g)共に重量があるので、中央にはフィギュアを設置していないにも関わらず、やっぱり中央は重さで凹んでしまいました。
こっちは3列に配置し、一番奥のフィギュアの足下に今回購入したアクリル台を配置してみた形。
支柱は長い方の30mmを1本と、余りの短い方2本使って60mm高さを稼いでみたのですが、左端の初春と右端の御坂の身長差がありすぎでおかしなことに。
アクリル台を設置した状態でも御坂の頭の先から天井まで後7、8cmくらいスペースがあるので、こっちも別途支柱を買い足して更に高くしたいかなとは。
デトルフ用ひな壇としては文句なし!
このアクリル台の幅はデトルフ専用設計なんじゃないかと思うほどピッタリですし、奥行きが14cmあるから大抵のフィギュアを安定して置けるのも利点。
超厚4mmのうたい文句のアクリル板は、280gのフィギュアを真ん中に置いただけで微妙に凹む程度の強度ではありましたが、それでもデトルフのひな壇用にアクリル台を探している方には文句なしでオススメできる商品だと思いました。
個人的にとても気に入ったので、後1、2個買っておこうかなと。
値段も手頃だし、別の部屋にデトルフもう1台あるので。
ちなみにこのようなステージタイプのアクリルひな壇も同じホビーベースから発売されているようです。
こちらも超厚4mmで、こっちは円形で長さがない分、重量があるフィギュアでも楽々乗せられそうですね。
拡張パーツ「ロング支柱セット」も買ってみた
拡張パーツの「ロング支柱セット」も買ってみました。
こちらはアルミ製の60mmの支柱が8本入ったセットで、ホビーベースのアクリル台のモデルに共通のパーツです。
私が購入したホビーベースの「PPC-K47」に付属してきた支柱が左の2本で、今回購入した支柱が右の1本。
丁度長い方2本分の長さの支柱になるので、今回のパーツがあれば一気にアクリル台の高さを上げることが可能。
8本付属するので、2本繋ぎ合わせて120mm(12cm)高さを上げることも可能ですが、あまり高くし過ぎるとフィギュアの頭がぶつかってしまったり、横揺れの大きい地震が来た際に台の上に乗せたフィギュアが倒れて破損してしまう可能性も考慮した方が良さげ。
今回は「60mm×30mm×15mm」の合計105mmの高さで設置してみました。
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ちょっと前回の写真が使い回しでちゃんとした比較になっていませんが、前回60mmだった高さを105mmまで上げましたので、このくらい後ろの段のフィギュアが持ち上がった格好に。
前回は佐天さんの胸までチノの頭が被ってしまっていたのが、今回は佐天さんのスカートまで見えるようになってます。
やっぱ地震が怖いからこのくらいが限界かなとは。
正面からよりも横から見た時に明らかに後列のフィギュアが見やすくなるので、やっぱこのホビーベースのアクリル台や拡張パーツの支柱セットはデトルフユーザーに超オススメです。
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