久しぶりに炊飯器を買い替えました。
どちらも三菱の蒸気レス炊飯器で、今まで使っていた黒が「NJ-XWB10J」、白とベージュのツートン(正式名称テンダーロゼ)が今回購入した「NJ-XS108J」。
どのくらい使っていたのか定かでは無いのですが、恐らく7、8年くらい使い続けていたのではなかろうかと。
ちなみに古い方(黒)の「NJ-XWB10J」の発売日は2011年で、三菱の蒸気レス炊飯器は誕生から10周年、2020年現在では蒸気を外に出さない炊飯器はこの三菱の炊飯器のみだそうです。
三菱「NJ-XS108J」に買い替えた理由
一箇所壊れたのと、さすがに古くなり過ぎて汚れが落ちない部分が多々あり、衛生上の理由も考えて買い替えました。
壊れた箇所はこのプラスチックとゴムでできたパーツで、右の新しい物と見比べてもらうと分かる通りで、一部分がゴッソリ消えて穴があいていますが、洗っている最中にプラ部分がボロボロと崩れ落ちるように溶けてしまいました。
さすがに寿命だったんだと思います。
この壊れたパーツだけでも別売りで1,500円程度で売られているので、継続使用も可能でしたが、やはりそろそろ潮時かなと思いまして。
NJ-XWB10JとNJ-XS108Jの比較
黒色の古いほうの「NJ-XWB10J」は発売日が2011年、新しいほうの「NJ-XS108J」が発売日が2017年なので、約6年後に発売された後継モデルとの比較になるものの、
デザインから主要なパーツ構成、寸法に至るまでほとんど一緒だったのがちょっと驚き。
汚な・・お見苦しい写真ですいません
ただし、肝心の釜は「本炭窯」からより良い「備長炭 炭炊釜」に変更されているようでした。
窯の内面 | 5層構造の金属釜(チタンハードコート+カーボン) |
窯の外面 | ダブル備長炭コート |
炊飯量 | 5.5合 |
窯の内面に関しては「メーカー3年保証」が付属しています。
ブラッシュアップされたのは釜だけ?のような気がするものの、恐らく内部の基盤とか見えないところはより進化しているのでしょう。
ちなみに調べてみたところ「NJ-XWB10J」は何故か製造から僅か1年で生産終了になっていました。
うちのケースでは記載した通りで長期間何らトラブルもなく使えていたわけで、どのような理由で即生産終了になってしまったのかは不明ですけど。
なお、当時蒸気レス炊飯器を購入しようと考えたら、このモデルくらいしかなかったと記憶しています。
NJ-XS108Jの付属品類
しゃもじと計量カップは今まで使っていた物(付属品ではなく別途購入した物)を使うのでビニール破っていません。
説明書は「詳細はWebで」ではなく、ちゃんとした冊子で付属しています。
NJ-XS108Jのデザインとサイズ感
NJ-XS108Jのデザイン
炊飯器には見えないは言い過ぎですけど、キューブ状のデザインが個人的にはかなりお気に入り。
色は光の加減で変わるのでちょっと参考になっていないかも知れませんが、購入前に写真で見ただけの感じ(Amazonで買ってます)だと「ちょっと・・・」と思ったものの、実物を見たら意外と上品な配色で気に入りました。
NJ-XS108Jのサイズ感
2リットルのペットボトルと比較すると、高さはこのくらいで、
奥行きはペットボトル+5cmくらいあるから、奥行きがちょっとありますかね。
外形寸法〈幅×奥行×高さ/ふた開け時高さ〉(mm) | 253×342×225/490 |
質量(約kg) | 6.3 |
製品使用によると、正式なサイズはこんな感じ。
三菱の蒸気レス炊飯器を使い続ける理由
蒸気が吹き出さないから猫に安心
一番はこれ。
うちの場合は子供の悪戯の心配はないのですが、猫を4匹飼っているから何かあると困るので。
実は最初に蒸気レス炊飯器を購入した際の理由もこれでした。
「まずやられないだろう」という場所に炊飯器を設置していたにも関わらず、炊飯器の近くに虫でもいたのか、炊飯中で蒸気が出ているにも関わらず炊飯器の上に登っちゃって・・・。
幸い何事もなかったのですが、火傷でもさせたら可哀想ですから。
まぁ猫は賢いから、一度痛い目見れば二度とやらないとは思いますけど、徹底した猫ファーストを貫きたい私としては、この一件以来、炊飯器は
この蒸気レス炊飯器以外の選択の余地がありませんでした。
ちなみにこの蒸気レス炊飯器も炊飯中は本体が温かく(問題なく触れるレベル)はなるのですが、蒸気は出ませんから本体に触れても火傷するようなことはありません。
一応シンワの温度測定器で炊飯時の温度を測定してみたところ、
場所によって温度は変わるのですが、炊き上がりまでの残り時間22分の状態でこのくらいの温度。
ただ、このくらいから温度が上昇し始めて、
炊き上がり残り1分で一番熱くなる場所を測定すると最高で40度になりました。
とはいえ、人間の体温が35.5分くらいですから、それから考えれば全く問題ない温度なのはお分かり頂けるかと。
炊飯時ですら万一子供が触れてしまっても火傷することがない温度です。
チャイルドロックもかけられるから、小さいお子さんがいるご家庭にもオススメ。
ちなみにこれが保温時の温度。
念のため測定器の数値が故障していないかのテストも。
この測定器による温度には誤差はあるはずなので、必ずしも写真に表示されている温度が正確だとは限りません。
なお、蒸気レスとはいうものの、蒸気カット率約95%なので、微量の期待は本体から出るとのこと。
置き場所を選ばない
炊飯器の上から蒸気が出ませんから、どこにでも置けます。
極端な話、コンセントが近くにありさえすればどこでも炊飯可能です。
もっとも米を炊くためには当然水を使う必要がありますから、やはり台所に置くのがベストの結論になりますが。
コンセントの長さは約1mあります。
置く場所の前後左右のスペースに関しては一応の目安があって、
前後左右 | 上面のみ |
3cm | 10cm |
こんな感じ。
前後左右は3cm程度あければ良いだけなので、三菱が運営しているサイトですが、
こんな場所にも置けますよという写真が貼られていました。
こんなにお洒落な台所だったら私も喜んで写真を貼りましたけど・・・。
お米が美味しく炊ける
長年蒸気レス炊飯器を使い続けているから、最新の蒸気レス以外の炊飯器との比較はできないものの、普通に美味しく炊けるからこれで満足しています。
10万円以上の高級炊飯器も各メーカーから発売されていますが、そもそもそこまで美味しいご飯にこだわりはありません。
お米はうちはイトーヨーカドーのネットスーパーで買える「あたたか」というシリーズの無洗米を使っています。
たまたまネットスーパーで買ったら「この無洗米で十分美味しいじゃん」と。
それ以降毎回「あたたか」の様々な品種の無洗米を頼んでいます。
蒸気を逃さないことで、まるでかまどで炊いたようなご飯が炊き上がるのだとか。
詳細をお知りになりたい場合は公式サイトをご覧下さい。
他の炊飯器を選ぶ選択肢がない
上記した通りで、人間のためというよりも猫のためなので、他の炊飯器を選ぶという選択肢がありません。
蒸気レス炊飯器は三菱の「NJ-XS108J」だけなので、これ以外を選ぶ余地がないと。
長期間故障知らず
すぐに壊れてしまったのならいくら蒸気レスでも「やはり普通の炊飯器に」となったのでしょうが、運が良かったこともあってか、本当に長期間致命的な故障もなく使えましたので、また購入しても良いよなということに。
蒸気レスという特殊な炊飯器でパーツも多く、構造的には恐らく一般的な炊飯器よりも故障しやすいのではないかと推測しますが。
パーツは上記した通りで見事に溶け落ちてボロボロにはなったものの、炊飯できないような致命的な故障はありませんでした。
ちなみに7、8年使い続けた古いお釜ですが、
こんな感じでそれなりに傷はついているものの、こちらも年数の割には綺麗な状態じゃないのかなとは。
無洗米は使い出してからここ1年くらいで、それまでは米を直接この窯に入れて普通にゴシゴシ洗っていましたけども。
もちろんモデルによって違いはあるのでしょうが、三菱の釜の耐久性は約60万回だそうです。
分かりやすい操作性
長年使い慣れているから当たり前とはいえ、非常に分かりやすく、男の私でも一度覚えれば簡単に使いこなすことが可能です。
実際のお米の炊き方としては、
これだけ。
一度好みの設定でセットしておけば、次回からは「炊飯ボタン」を押すだけでOKです。
うちは無洗米を利用しているのでお米は「無洗米」を選択し、「エコ炊飯」モードで炊いています。
炊飯時間は最も早い「うま早」モードで約30分。
もちろん決まった時間に炊き上がる予約モードや、白米以外のお米が炊けたり、時間をかけて美味しく炊き上げるモード等の機能・性能も充実しています。
三菱の蒸気レス炊飯器のデメリット
後片付け(手入れ)が多少面倒
蒸気レスの特殊な構造上、一般的な炊飯器よりもパーツが多く、その分外して洗う手間が必要になります。
毎回使用後に外して洗わなければいけないパーツはこの4つで、いずれも基本的には水洗いすれば良いだけですが、面倒といえば面倒かも。
外すこと自体はレバーやフック式のようになっているので、どのパーツも非常に簡単に取り外し&取り付け可能です。
また、炊飯器は保温も利用する人がほとんどなわけで、毎日毎日必ず洗う必要はありません。
あくまでもお米をはらった時だけ外して洗う形になります。
長年蒸気レス炊飯器を使ってきているわけですが、パッと思いつくデメリットは本当にこれくらいかな?
まとめ
個人的には是非ともオススメしたい炊飯器です。
特にペットや小さいお子さんがいるご家庭は是非。
蒸気レスという付加価値がついているにも関わらず、値段もそれほど高くないし、十分美味しく炊けるし、お釜の耐久性も素晴らしいし。
それにしても他のメーカーは何で蒸気レス炊飯器を作らないんでしょうね?
三菱が作れて他が作れないというのは考えにくい(失礼ですいません)とは思うのですが・・・。
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