この間買ったばかりの
初音ミクのフィギュアのパーツを見事に壊してしまいました。
掃除するのにローテーブルの上に一旦置いておいたら、トゲトゲの髪の毛部分にズボンが引っ掛かってフィギュアが下に落下。
当たりどころが悪かったようで、傘の棒の部分が根元からポキリと。
アロンアルファでくっつくだろうとやってみたものの、爪楊枝よりちょっと太い程度の太さのためか、素材のせいか何故かくっつかず。
途方に暮れていたら、ネットで良い物を見つけたので、早速購入して補修できるか試してみました。
プラリペアとは?
購入したのはプラリペアという造形補修剤。
単に接着させる接着剤と大きく異なる点は、プラリペア自身が固まると樹脂になる点。
単に繋ぎ合わせるだけじゃなく、欠けてしまった部分までも再生復活できる優れモノ。
壊れてしまった傘の棒はプラスチックで出来ているので、接着剤でダメでもこれを使えば上手く接合できるのでは?と考えました。
プラリペアの詳細
プラリペアの内容物
- プラリペア 混合用リキッド10ml
- プラリペア 粉 5g
- ニードルキット(ニードル容器小とニードル)
- スポイト
この全てがセットになった商品で1,350円で買ってます。
ちなみに私はブラックを買いました(補修する傘の棒が黒色なので)が、透明のクリアとホワイトもあります。補修する部品の色に合わせて買うと良いみたい。
プラリペアで補修できる物
以下のプラスチック
- ABS樹脂
- AS樹脂
- アクリル(メタクリル)樹脂
- ポリスチレン
- 塩化ビニール樹脂
- ポリカーボネート
- ASA樹脂
- AES樹脂
っていうか単に「プラスチック」と言っても様々な種類があるもんですね。
殆どのプラスチックに使えるようですが、
- 不飽和ポリエステル樹脂
- ポリウレタン
- エポキシ樹脂
この3種類だけは種類によって溶着できるかどうか分かれるそうで、
- PE(ポリエチレン)
- PP(ポリプロピレン)
- PTFE(フッ素樹脂)
- PA(ナイロン)
- エンプラ系樹脂等
この5種類は溶着不可能とのこと。
また、プラスチック以外でも
- FRP
- バルサ材
- アルミ
- 石
- コンクリート
にも使えます。
使えるか否かの判断はリキッドをつけて少しでも溶ければ溶着可能だそうです。
(以上プラリペア公式サイトの情報より)
プラリペアの使い方
ニードル容器のキャップを外し、プラリペアリキッドを適量移し替える。
リキッドを入れた容器にニードルをつける。
ニードル容器のリキッドをプラリペア粉に落とし、粉の固まりを補修部分につける。
リキッドを粉に垂らすとドロっとした液状になるので、それを補修部分につければ5分で固まって素材に早変わりって形。
補修範囲が広い場合は「ふりかけ法」といって、補修部分に直接粉をかけた後にリキッドをかけていく方法もあるとのこと。
ちなみに「プラリペアリキットはニードル容器に満タン入れろ」との指示がありましたが、楊枝くらいの太さの棒と棒を繋ぎ合わせる程度の量しか使わないので、私は少量しか入れませんでしたが普通に使えました。
プラリペアで補修できた!
こんな感じで不恰好ですが、無事繋ぎ合わせることができました(^_^;)
このプラリペアの余分なところはカッターで切り取ってヤスリでもかければ綺麗になりますが、このフィギュアの場合は前から見ると
こんな感じ(補修後の傘を取り付けて撮影してます)で前から見ると繋ぎ合わせた部分が全く見えなくなるので、面倒臭いからいいかと。
細い棒だから、ヤスリがけ中にポキっとまたいっても困るし、ヤスリかけると色が落ちちゃうから染め直しの問題も出てくるので。
プラリペア使用中に苦労した点
固まる時間が5分
固まって樹脂になるまで5分かかるため、その間押さえておくのに苦労しました。
今回補修したパーツは爪楊枝よりちょっと太いくらいなので、押さえている右手と左手の力のバランスがちょっとでもズレると曲がっちゃうし。
もう少しパッと固まってくれると楽なんですが。
とりあえず固まるまで押さえているのが大変で、3回やり直してやっとできました。
こういう細いパーツ同士の繋ぎ合わせるちゃんとした方法とかあるんでしょうが、ちょっと調べても見つからなかったので。
匂いがキツイ
アマゾンのレビューで事前に確認していたものの、リキッドの匂いがやはりキツかった。私は換気扇の下で作業しました。
あればとても便利!
とにかく様々なプラスチック製品の補修に使えるので、一家に一つあるととても便利かも。
固まるとプラリペア自体がパーツに変わるので、欠けてしまって部品が失われた部分でさえ補修できてしまいます。しかも安いですし。
なお、今回溶着したパーツがパーツなので、リキットも粉も殆ど使うことなく余りまくってしまいましたが、これが次に使う時にまで持ってくれるかどうかですね。
便利とはいえ、プラスチックを補修することって早々ないもんなぁー。
ちなみに製造年月日は17年の1月と作り立てでした。やっぱり早めに使い切る必要はあるのかも。
やっぱアロンアルファで
せっかく繋ぎ合わせたのに、2か月目にいつの間にか取れているのに気付きました。
スポッと抜けていたので、やはり適当に取り付けすぎたのが原因っぽい。
そんなわけで今回は両方の繋ぎ目をそれぞれサンダーで平らにし、傘側を動かないように固定、この状態でアロンアルファでくっつけてみたら見事に付きました。
結局アロンアルファで直したって…この記事一体なんだったのか?…ですが、断面をきちんと処理さえすれば、やはりこのケースはプラリペアよりもアロンアルファの方がくっつけやすかったです^_^;
やっぱ無精しちゃダメですね。ってことで。
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