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【うるさい室外機の救世主?】セイコーテクノ「防振ゴムブロック」の防振・防音効果をレビュー

セイコーテクノ「防振ゴムブロック」GBK-40
セイコーテクノ「防振ゴムブロック」GBK-40

2019年に設置したエアコンの室内機の騒音に悩まされている私ですが、今年に入って今度は室外機までうるさくなって二重苦に。

室外機の音に関しては、2階のベランダに直接置いて設置している以上、ある程度は仕方がないと割り切っていましたが、今年に入ってさすがに苦情が来そうなレベルまでうるさくなってしまって看過できないので、今回セイコーテクノ「防振ゴムブロックGBK-40というのを購入してみた次第。

メーカーは「室外機振動の最終兵器」とうたっていて、室外機の架台をこちらの商品に置き変えることで、劇的にうるさい音が改善されるのだとか。

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「防振ゴムブロック」GBK-40とは?

通常は室外機の架台の下に防振ゴムを置いて対策することがほとんどだと思いますが、こちらの商品はブロックという名の通り、架台自体をゴムブロックで作ってしまった画期的?な商品になります。

「防振ゴムブロック」GBK-40
「防振ゴムブロック」GBK-40

こんな感じのゴム製の架台で、エアコンの室外機に設置してある純正の架台ごとまるまる取り替えて防振してしまえというのがこの商品のコンセプトのようです。

っていうか、実際取り替えると分かりますけど、施工時に取り付けられる純正の架台ってプラスチック製の本当にショボいやつなんですね。

うちの場合は施工時に架台の下に上の写真に写っている防振ゴムを置いていってくれていましたが、確かにこんなショボい架台じゃ振動で音がうるさく鳴っても仕方がないなと。

もう少しメーカーは考えてほしいわ。

GBK-40と純正架台のサイズ比較
GBK-40と純正架台のサイズ比較

サイズは「長さ40cm × 高さ10cm」で、長さは純正で取り付けられる架台とほぼ同じサイズ。

見てもらってお分かりの通りで、こんなガッシリとした架台に置き換える形になります。

写真だと分かりづらいかも知れませんが、高さにいたっては2倍以上あります。

2リットルのペットボトルと比較してもこのくらいの大きくしっかりとしたゴム製の架台です。

重量は約3kgとなかなかの重さですが、ゴムブロックの内部は空洞になっているため、そこまでズッシリとした重さではなく、女性でも一人で設置可能。

実はこれを購入する前に

この防振ゴムと

室外機に直接貼り付けると振動を抑えるという鉛の板も購入して貼り付けてみたのですが、防振ゴムは小さすぎて架台の下に置けなかったため使えず、鉛板は効果が全くなかったため今回のGBK-40を購入しています。

ちなみに防振ゴムのほうは洗濯機に使ってみたら結構実感できるレベルで効果がありました。

また、コンクリートブロックを4隅に設置してみたりもしたのですが、こちらもほとんど効果が実感できずやめてます。

あ、雨戸に貼り付けているダンボールは、室外機の振動で後ろの雨戸も震えてビリビリ鳴っているような感じだったので、軽減されるかと思って貼ってみたものの、全く効果がありませんでした。

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「防振ゴムブロック」GBK-40の取り付け方法

こちらはセイコーテクノが自社で撮影してアップしている動画がYouTubeにアップされていました。

GBK-40の付属品類
GBK-40の付属品類

説明書もついてきてその通りに付属のボルトで留めれば良いだけなので、基本的には難しくないんだけど、

室外機の前
室外機の前
室外機後ろ
室外機後ろ

室外機の脚(架台を取り除いた土台)って前後で形状が異なるため、ボルトの留め方でちょっと頭がこんがらがってしまいました。

ちゃんと説明書を読めば「なるほど」と理解できるのだけど・・・。まぁ私の理解力が足らないだけでしょうが。

なお、設置の際には元々設置してある架台を取り外す際にドライバー、GBK-40を設置する際にボルトを留めるので、スパナやソケットレンチ等(17mm)いずれかが必要となります。

架台を丸々置き替える形になるため、室外機を持ち上げたりの力作業が必要になりますが、私のエアコンは6畳用ということもあるからか室外機自体が軽かったので非常に楽でした。

室外機の片側ずつ持ち上げて設置していく形になるから、特に女性ひとりでも作業は問題ないとは思います。

ただ、畳数が大きくなるほど室外機も比例して重くなるので、重そうな場合は男手頼ったほうがいいと思います。

余談ですが、室外機って片側が異常に重くて、もう片方は異常に軽い設計になっているようでした(うちのだけ?)。

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「防振ゴムブロック」GBK-40設置後の振動軽減効果

防振ゴムブロック「GBK-40」設置後
防振ゴムブロック「GBK-40」設置後

設置前後で同様の状況(冷房・風量2で動作中)で音や振動を比較してみましたが、体感的には振動や騒音は1/3に減少したかなって印象。

こちらが架台交換前後の音の変化の動画。

このくらいならご近所さんからクレームは来ないかなってレベルにまでは異音は下がりました。

エアコンの設置場所の関係上、私の部屋のテレビの裏側に室外機は設置してあるのですが、当然窓を閉め切った状態でも振動と音でイラつくレベルで聞こえたり震えたりしていたのもかなり軽減されて、室外機のほうに意識を集中しなければ気にならないかなってレベルに。

もちろん完全に抑制できたわけではありませんが、コンクリートのしっかりとした土台の上に室外機を置いているわけではなく、施工してから10年以上経過していてある程度劣化しているベランダの上に置いているわけですから、これくらいなら十分満足です。

それなりの値段はしましたが、しっかりと作られた実物を手にすると金額なりの商品に感じましたし、個人的には効果も実感できたから購入して良かったと思っています。

あとは耐久性でしょうか。

日当たり抜群で雨風にさらされるベランダに1年中置かれてゴムの劣化がどうなるのか。

素材は分厚いゴムですが、粉々に粉砕されたゴム(廃タイヤ等のリサイクル?)を接着したような作りなので、一見すると経年劣化でボロボロになりそうな印象も持ってしまうので。

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GBK-40はお得なアウトレット品もあり

購入した後に気付いたのですが、セイコーテクノの本店のみお得なアウトレット品が販売していました。

私は楽天のセイコーテクノ店から購入したので、このようなアウトレット品が存在すること自体気付かず。

セイコーテクノ
セイコーテクノ

製品の一部にカケやワレなど検品落ちしたアウトレット品です。使用上は何も問題がありません

と書かれていますし、これで2,000円も安くてお得なので、個人的にはこちらをオススメします。

セイコーテクノ GBK-40の耐久性について

この商品は上記した通りで、細かく砕かれたゴムを接着して作られているから、やはり耐久性が気になりましたので、

タイヤ用ですが、ゴム製パーツ保護剤と書かれているので、このKUREの「ラバープロテクタント」を大量に吹きかけておくことにしました。

室外機が設置してあるうちのベランダは日当たり抜群なので、シーズン以外は本当は外して純正の架台に再度付け替えておけばベストなのでしょうが、純正の架台を捨ててしまいまして・・・。

まとめ

商品自体の品質も素晴らしいし、取り付けも簡単ですから、それなりの値段には目を瞑ってでもエアコンの室外機の騒音や振動で悩まされている人は買って設置してみて損はないかと。

ダンボールに「室外機振動の最終兵器」と書かれていますが、確かにこれに代わる商品は探してもなさげ。

これでダメなら他は?・・・私も知りたい。

これでダメなら本格的な工事で振動を抑えてもらうしかないですかね?

防振・異音に効果ありそうなその他のエアコン室外機用架台

コンクリート製エアコン用スライドブロック

ホームセンターのカインズでコンクリート製の「エアコン用スライドブロック」という架台が売られているのを見つけました。

主に業務用エアコンの架台として使うみたいですが、重量があってしっかりしている分、家庭用のプラスチック製の架台よりはこっちのほうが音を抑えてくれそうな気がしました。

価格も今回ご紹介した防振ゴムブロックより遥かに安価(1個1,700円程度)なので、まずはこれと防振ゴムの組み合わせを試してみるのも良いのかも知れません。

カインズで撮影していた写真を掲載しておりましたが、後日許可なく撮影するのは禁止と知り、写真を削除しAmazonのリンク画像に置き換えました。ご迷惑お掛けして大変申し訳御座いませんでした。

因幡電工 リサイクロック

今回ご紹介した「防振ゴムブロック」とは異なり、写真の通りで一体成型された架台形状のゴムの塊で、ビバホームのエアコンコーナーで販売していました。

「多目的支持台」と書かれているので、エアコンの架台専用の製品ではないみたいですけど、大きいやつはエアコン室外機の架台として実際に使われるようで、Amazonのレビューを見ても皆さん室外機の架台として使用しているようです。

お店で持った感じはかなりガッシリして重量感があったから、振動や音防止に期待できそうだし、何しろ「防振ゴムブロック」よりも安いのが魅力的。

東洋ベース タイガーベース

カインズホームに置いてあったのとほぼ同じ製品で、コンクリートで作られたエアコン室外機用の架台です。

200mm以上は100mm間隔でサイズが細かく分類されていて様々なサイズのタイガーベースが存在するので、自分の室外機の架台に合ったサイズを選ぶ必要がありそう。

こちらもコンクリートの塊だから重量感があって振動や音をかなり軽減してくれそうです。

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セイコーテクノ防振ゴムブロックの耐久性

セイコーテクノ防振ゴムブロックの耐久性
セイコーテクノ防振ゴムブロックの耐久性

この写真は設置後約10か月経過した2022年6月末のものですが、見ての通りで直射日光にさらされ続ける部分も特にゴムがボロボロになったりということはなかったので、特に耐久面でも問題ないようです。

記事中で紹介したKUREのゴム製パーツ保護剤「ラバープロテクタント」は大雨後などの年に5回くらい吹きかけています。

逆に酷かったのがほぼ同じ時期に設置した室外機の上面に乗せて直射日光を防ぐという断熱アルミサンシェード。

1年で表面がボロボロのエアコン断熱シェード
1年で表面がボロボロのエアコン断熱シェード

触れるとアルミ部分がボロボロに剥がれて、掃除が非常に大変でした。

Amazonであえて高いやつを選んで設置したのですが・・・。

こっちは今年買い替えです。

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因幡電工のリサイクロック購入してみた

エアコン室外機用「リサイクロック」
エアコン室外機用「リサイクロック」

1階の室外機の架台が割れてしまったため、因幡電工の「リサイクロック」購入してみました。

また防振ゴムブロックを購入しても良かったのですが、1階の室外機は音がうるさくないし、このリサイクロックのほうが遥かに安価なのでこちらを購入。

2023年7月現在、Amazonで1個1,671円で販売されています。

気を付けなければいけないのは、エアコンの室外機用として用意されているリサイクロックは長さが異なる数種類存在する点。

洋室14畳用のエアコン用に型番「CR-W1040」という長さ400mmのリサイクロックを購入したら丁度良いサイズでした。

更に大きい500mm、600mmも用意されているので、お使いの室外機のサイズに合わせた物をチョイスする必要性があります。

6、8畳用のようなコンパクトなエアコンなら最小サイズの400mmを購入すればOK。

あとはAmazonだと1個の価格が1,671円なので、エアコンの室外機に設置する場合は必ず2個購入する必要がある点です。

リサイクロックはコンクリートをゴムで囲った製品で、重量は5kgとかなりズッシリとしています。

重量があるゴム製なので、室外機のビビリ音を軽減する役割も期待できると思います。

価格も安いので、エアコンを新規で購入した際に一緒に購入して、設置工事の際に最初からリサイクロックで設置してもらうのがベストなのかも。

実際にリサイクロックに変更してみました。

音は意外な場所からも発生していました

2階のエアコン室外機の架台(土台)を防振ゴムブロックに変更して以降、うるさい音もほとんど気にならなくなったのですが、2023年の夏になって2階のエアコンをつけていると何故か1階で音が聞こえるように・・・。

何が原因なのかと調べてみたら、1階のテラスから吊り下げている物干し竿を乗せるパーツのネジが緩んでいて、ちょうど真上にある2階のベランダ設置の室外機の振動で揺れて音が鳴っていました。

ネジを締め直したのですが、それでも今度はまだ別の音が鳴るから更に調べたら、今度はテラスの屋根が同じく室外機の振動で揺れて音がするようでした。

ビリビリうるさいので、とりあえず重り代わりにブロックを音鳴りが酷い部分に置いてなんとか応急処置。

もうこのテラスの屋根も施工から20年は経過しているので、そろそろ張替えなのかも知れません。

このように室外機の振動からくる音鳴りは、様々な原因が考えられるようなので、室外機の架台のみならず、色々と調査して原因を潰していくしかないみたいでした。

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