随分昔の2017年4月に購入したアイロボットのルンバ 600シリーズ R622060。
ルンバのエントリーモデルの「600シリーズ」の中でも最も安価なモデルで、現行モデルで言うところのルンバ643、ルンバ641というモデルに該当する最下位機種。
せっかく買ってみたものの、結局ほとんど使う機会がなく置物状態になっていて邪魔(失礼)だったので、メルカリで売ろうかと動作や外装の傷のチェックしてみたところ、思わぬ故障箇所が見つかり売るに売れず未だに家に置いてあります。
というわけで、ルンバの簡単なレビューに加えて、その思わぬ故障箇所に関しての話を以下に。
ルンバの良かった点
- 高い掃除能力
- 自動で掃除してくれる
- メンテナンスが楽
- 猫たちがあまり怖がらない
掃除能力に関しては想像以上で正直驚かされました。
「部屋の隅々まで」とはさすがにいかないまでも、ルンバの掃除範囲内はチリ一つ残さず綺麗に掃除してくれます。
最も安いエントリーモデルの622でもここまで掃除してくれるので、上位機種で更に上のクリーニングシステムを搭載している800、900シリーズなら更に凄いのかも知れません。
ちなみにうちでは「フローリングの6畳1部屋のみ」で使用していますから、絨毯での掃除能力は不明。
また、ロボット掃除機だから当たり前ですが、ホームベース(ドック)をセットして本体またはリモコンの「CLEAN」ボタンを押すだけで自動で綺麗に部屋を掃除してくれますし、普段の基本的な後片付けはルンバ内のゴミを捨てるくらいですから、メンテが非常に楽なのも気に入りました。
それとルンバの動作音自体はそれなりにうるさいものの、掃除機を非常に嫌がるうちの猫たちが何故かルンバの場合は嫌がらないのも気に入った点。
うちには猫が4匹いますけど、4匹共にルンバの動作音に関しては嫌がりません。
ただし、YouTube動画にあるようなルンバに乗る「ルンバ猫」はうちにはいませんでしたが。
ルンバの気に入らなかった点
- 予想以上の動作音
- フローリング6畳ひと部屋で20分掛かる掃除時間
- ルンバ前に部屋の物を片付ける必要性
ルンバの掃除時の動作音は意外なほどにうるさくて通常の掃除機とあまり変わらない程度。
朝っぱらや深夜の掃除は近所迷惑になる可能性も考えられます。
また、とにかくビックリするくらい掃除に時間が掛かります。
部屋の汚れ具合に関わらず、たかだか6畳のフローリングの部屋なのに毎回必ず20分程度の時間を要します。
部屋の汚れ具合に関しては、うちの場合は猫が4匹いるわけですから、その分普通の御宅よりもそれなりに汚れているのかも知れませんが、それにしても毎回20分程度の時間が必要となるので、これなら「自分でモップかけた方 or ダイソンで掃除機かけた方が速いわ!」と考えてしまいました。
しかもそれなりにうるさい動作音が20分も続くんで尚更。
ちなみに「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーションシステム」を搭載した980だと、状況判断能力がかなり向上しているから、掃除する度に時短し、更に速い時間で掃除を終わらせることが可能なのかも知れません。
あくまでも私が購入した622は、エントリーモデルの中でも更に最下位モデルですから、ルンバの頭脳に関しては劣るのかも。
またこれも事前に分かっていたこととは言え、やはりルンバの前に部屋を片付ける必要性があることに関しても面倒くさく感じてしまいました。
「今日はルンバでも…」と思っても、最初に部屋を片付けることから始めなければいけないので、どうしても億劫になってしまいます。
私の部屋はこのブログの内容通りでモノで溢れかえっているし、大きな部屋は何時間かかるか分からないから使ってみる気にもならなかったし、で結果的にルンバを使うのはモノをほとんど置いていない6畳フローリングの寝室のみとなりました。
「長い掃除時間&うるさい動作音&面倒な事前片付け」のトリプルコンボで結局はほとんど使わなかった形に。
ルンバの故障箇所
そんなわけで、買ったはいいけど結局ほとんど使わなくなってしまったルンバでしたので、冒頭に記載した通りメルカリででも売ろうかと思ってチェックしてみたところ、
ルンバが自走する際に使われるゴム製のタイヤ部分(正式名称タイヤモジュール)が磨耗して削れていて売るに売れず。
タイトルに書いた通りで、数えてはいないものの、このルンバは恐らく10回も使っていません。
しかもフローリングの6畳ひと部屋での使用のみです。
「何でこんなことに?」と思い、ルンバの掃除状況を動画撮影してチェックしてみたところ、
窓際のサッシとフローリングの取り合いにある約1.7mの長さの段差部分(高さ自体は赤丸の手前が約6mmで奥が約1cm)を
こんな感じで何故か入念に登り降りしつつシッカリと掃除していたため、車輪のゴムが削れて摩耗していたようでした。
しかもこの段差部分の掃除は、何故か決まってこの右から左方向に掃除するので、
タイヤが段差に乗らないルンバ左側のタイヤモジュールは全く問題がなく、
右側のタイヤモジュールのしかも段差を乗り降りする片側部分だけが削れていたという。
この段差の昇降動作は、1回20分程度の掃除中に6回やってましたので、10回程度の使用頻度でもこんな感じで削れてしまったようです。
もちろんゴムが削れた理由が100%この動作のせいなのかは明言出来ませんが、他にタイヤが削れるような動作はしていませんので、多分これが理由なんだろうなとは。
確かに部屋の段差はちょっと高めなのかも知れませんが、段差部分は普通の木製ですし、数回の使用だけでタイヤモジュールのゴムがこんなになってしまったことに関して耐久性に疑問を持ってしまいました。
ルンバのタイヤモジュール交換時の値段
そんなわけでこのタイヤモジュールを交換するといくらするのか調べてみたところ、
Amazon調べで純正品が片方のみで約5,000円で売られていました。
ルンバの製造元であるアイロボットに修理の形でお願いした場合の値段は分かりませんけど、恐らく片方だけで最低でもこのくらいの額は必要になりそう。
まとめ
一応タイヤが削れていてもそのまま使えますが、不必要で売りたいと考えてもタイヤモジュールがこの状態だとジャンク扱いとなってしまうため、処分しても大幅減額は免れません。
かと言ってこのまま自分で使い続けた場合、タイヤが削れ続けて交換の必要性が出てタイヤモジュールを買って交換したとしても、私が使用している部屋だとまた10回も掃除しないうちに同様の症状になってしまう羽目に。
それにしてもこの程度の使用頻度でこんなに簡単にタイヤのゴムが削れるって・・・。
メーカーでちゃんと耐久性のチェックとかしてんのかな?
もしルンバをご利用の方がいらっしゃったら、無料保証期間が終了する前にタイヤモジュールのチェックはしておいた方が宜しいかと思います。
必要以上に磨耗していたら、アイロボットに修理をお願いしましょう。
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