ケンコーのNDフィルターPRO ND8を購入。
それにしても毎度毎度感じることだけど、ケンコーのレンズフィルターのケースって何でこんなにショボいんだろ?
中でフィルターが動かないように支える溝が入っていないから、収納するとフィルターが動いてカチャカチャするし…。
滝の写真を撮ってみたい!
と、いきなり話が脱線してしまいましたが、このNDフィルターを使って一度やってみたかった滝の写真を撮りに行ってみました。
「シャッタースピードを遅く撮影すれば水の流れが絹の糸のように撮れる」くらいは知っているとは言え、ずぶの素人ゆえ詳しい滝の写真の撮り方が分からず。
そんなわけで撮影しに行く前にとりあえずネットで下調べ。
富士フイルムの公式サイトに滝の撮影方法が分かりやすく書いてあったので、書かれている通りにまずは「NDフィルター」を用意することにした次第。
Kenko NDフィルター PRO ND8 40.5mm 光量調節用
購入したのはレンズプロテクターでお馴染みの
KenkoのNDフィルターPRO ND8。
NDフィルターはレンズプロテクター同様、フィルター径が小さければ小さいほど安いようなので、今回はとりあえず私が持っているデジカメで一番フィルター径が小さいレンズが付いている「ニコワン J5」用に買ってみました。
ND8ということもあってか、アマゾンで約900円くらいで買えました。
ちなみにこのニコンのJ5は、私が所有している
- 1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
- 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
2本のレンズ共にフィルター径が40.5mm。
フィルター径が小さいためフィルター類が安く済む・・・だけじゃなく、使いまわせると言う神仕様。
ただし、この2本のレンズがセットになっている組み合わせは残念ながら販売されていないので、片方のレンズは単品で買う必要がありますけど。
私は「ダブルレンズキット」を購入しているので、30-110mmの方を単品で買ってます。
白ボディが存在しているとは知らず、シルバーボディなのに間違えて白いレンズ買っちまいましたが( ´ ▽ ` )ノ
ちなみに写真の左側にキヤノンのレンズが写っていますが、以前撮影した30-110mmの写真を使い回してるからなのでお気になさらず。
NDフィルターとは?使う理由
発色に影響を与えることなく、光量のみを少なくします。NDフィルターの”ND”の後に続く番号は、入射する光の量を何分の1に減らすことができるかを示します。
入射する光が抑えられる分、NDフィルターがない状態で撮影するときと比べ、絞りをより開いて、またはシャッタースピードをより遅くして撮影することが可能になります。
ケンコーの公式サイトより引用
今回は明るい日中にスローシャッターで滝の流れを絹の糸のようになだらかに撮りたいから、明るい場所でもシャッタースピードを極端に遅く出来るように、この減光可能なNDフィルターを用意してみました。
ちなみに滝の写真なんかの場合は更に減光可能な「ND16」がベストと富士のサイトには書かれていましたが、ND16でフィルター径40.5mmがKenkoでは無かったのでとりあえず最初と言うことでND8を買っています。
滝を撮るのに持って行った物
- カメラ・・・ニコワンJ5
- レンズ・・・1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6、1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
- NDフィルター(ND8)
- ブロアー
レンズは上記した通りでこの組み合わせだとNDフィルターが使いまわせるので、F1.8の明るい単焦点と、35mm換算で81~297mm相当の望遠レンズを持って行く事に。
J5はとにかくカメラ本体もレンズも小さいから、渓谷のような足場が悪くて歩きにくい場所に行く時には本当に便利です。
https://sutema.net/amazon-camerabackpack
バッグも三脚も両方ともに安価でアマゾンで売られている物です。
バッグは軽いリュックサックタイプなので、山登りとかハイキングには欠かせなくなっています。
三脚は安物で強度とかいまいちですけど、ボディが小さくて軽い「J5」ならこれで十分。
ド素人でも滝の写真は簡単に撮れる
今回は車で片道1時間半くらいの道路から2kmくらい離れた山道の中にある滝を撮りに行ってみました。
以下の写真はnikon1 j5で撮った滝の写真で、全てJPEG撮って出し。クリックするとPHOTOHITOで大きな写真で確認できます。
大きな滝ではないけど、手付かずの自然の中にある滝だったのでとても綺麗。
NDフィルターのお陰で容易にシャッタースピードを遅くする事が出来たので、あとは普通に風景を撮るだけって感じ。初めてでも簡単に滝の流れを絹糸のように撮る事が出来ました。
ただ、全体的に薄暗い場所だったので、ND8でも大丈夫でしたが、陽が当たって明るい場所にピントを合わせると思うようにシャッタースピードを遅くすることが出来ませんでした。
やはり「ND16」くらいは欲しいのかも。
ちなみに「ND8」だったらフィルターをつけっぱなしでも普通にAFが作動してました。
この場所(茨城県の生田の大滝)にはちょっとした滝が4か所あるようなのですが、今回は時間が無いからそのうちの2か所だけ行きました。大きな滝がある「大滝」って所にも行ってみたかったけど、次回行ってみるつもり。
ニコン1 J5は使える
それにしてもこの「ニコン J5」このカメラは本当良いですわ。
フィルター径の話は上記した通りで、単焦点の18.5mm f/1.8と300mmまで行ける望遠の30-110mmが共に40.5mmと小さいのでフィルター類が安い上に使いまわせるし、レンズ自体が安い割にはしっかり撮れるし、何しろカメラもレンズもどっちも軽い!
本体自体も軽いし、サイレント撮影にすればシャッターショックを殆どゼロで撮れるから、大した三脚も必要がないのもまた良し。
J5本体だけが安いわけじゃなくて、アクセサリー関係も安く済むのが助かります。
出てくる絵も私は写真で稼いでいるわけでも、作品撮ってコンテストに応募したりするわけでもないただのアマチュアですから、このくらい撮れれば十分。
滝撮影でJ5に対して感じた不満点
- 広角が足りない
- タイマー撮影が連続で撮れない
- マニュアル撮影の面倒くささ
- ISO感度が160から
の4点。
レンズに関しては「買えよ」で終わりの話ですけど、今回の撮影場所が結構狭くて大きく下がれない場所だったので、35mm換算で50mmになってしまう18.5mm f/1.8では広角側が足りなく感じました。
ちなみにニコワンの広角レンズだと「1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6」で35mm換算18mmからって言うのが一番の広角レンズで約56,000円します。
それかマウントアダプター FT1を購入してニコンの一眼レフ用の広角レンズを買うか。
ただこの場合は色々制約があるらしい。
タイマー撮影に関しては、例えば2秒タイマーで設定すると、1回シャッターを切ると設定がリセットされてしまうため、1回シャッターを切る度にその都度タイマーを設定しなければいけないのが面倒に感じました。
マニュアル撮影は出来るのですが、私が用意した2本にはフォーカスリングがないため、カメラ側の背面液晶にあるコントロールリング?をクリクリ回してピントを合わせる必要があります。
私はこれが苦手でこのカメラで殆どMF撮影をしません。
ISO160からなのは仕様だから仕方がないとは言え、拡張で初代のRX100ですら拡張でISO80まで設定出来るのを考えるとやはり残念。
NDフィルターは1個は持っておくべき
ってなわけで、NDフィルターの購入と滝の撮影とどちらも今回が初めてでしたが、NDフィルターは1個は持っておくべきだと感じました。
滝の撮影はメチャクチャ楽しかったです。憧れの滝の流れを絹糸のように撮るのもNDフィルターがあれば簡単だったし。
残念だったのは同じような写真を量産しちゃったところ。合計150枚撮ってきたけど、家に帰ってMacで確認したら同じような光の当たり方だったり、同じような構図の写真ばかり量産していました。
やっぱこの辺は撮り慣れるか、ちゃんと構図を勉強でもしないと難しいんでしょうね。
後はどこにピントを合わせるべきなのかも分からなかった。ぶっちゃけ誰か人がいたらちゃっかり色々教わってみようとか考えていたんですけど、考えが甘かったようで、誰一人いない&来ない場所でした。
でも滝の写真撮影がとても楽しかったからまた行ってみるつもりです。
あ、そういや「PLフィルター」ってのもあるんですよね。これも今度買って使ってみよう。
コメント
フィルター径の大きいレンズをお持ちで
その大きな径のフィルターを持っていらっしゃれば
【ステップアップリング】で間に合わすという手も
あるのではないかと思います。
(フードが使用不可にはなりますが…)
コメント有難うございます。
この時点では「ステップアップリング」の存在すら知りませんでした(^_^;)
今現在はシグマの16mmF1.4用に1つ買って持ってはいるのですが、
https://sutema.net/sigma-16mmf14
仰る通りでフードが使えないので、結局は専用のフィルターを買ってしまいました。