既に使い切れない数のカメラを所有しているものの、ソニーメインで使用していると、どうしても隣の芝生が青く見えてしまい、以前から一度使ってみたかったフジのX-T20を衝動買いしてしまいました。
- X-T20を買ってみた理由
- 爆安だったX-T20レンズキット
- 富士フイルムX-T20の詳細
- X-T20とα6500とのサイズ比較
- X-T20の気に入った点
- 美しいデザインと良質な質感
- 価格が安価
- 小型のレンズ群
- ローパスフィルターレスで解像感が高い描写力
- X-T20の素晴らしい高感度性能
- 非圧縮RAW保存可能
- 5段階でサイズ変更できて高速なAF
- 良好なバッテリーライフ&モバイル充電
- キットレンズの品質が良い
- フィルムシュミレーションが使える
- レスポンスの良い静電式タッチパネル液晶
- 見やすいファインダー&液晶
- AF-Cカスタム設定が可能
- 分かりやすいメニュー体系
- 4K動画撮影機能
- 「FUJIFILM Camera Remote」が使える
- アドバンストSRオート機能
- ダイナミックレンジ拡張機能
- 1/32000秒のシャッタースピード
- 追従性高めのオートフォーカス
- ダイヤルを回すだけで使えるアドバンストフィルター
- Lrのフィルムシュミレーションが優秀
- X-T20の不満を感じた点
- X-T20を早期に手放した理由
- 私が感じたX-T20の総括
- レンズキャップ開かないって
- 懲りずに
X-T20を買ってみた理由
- フジの色
- 値段の安さ
- フジXシリーズ最高画質
大まかに言うとこの3点。特に愛用しているソニー機の色に関する評判はあまり良いものではなく、それに対してフジの色は昔から驚くほどに評価が高いので、前々から一度実際に購入して撮り比べてみてみたいと考えていました。
ちなみにフジのデジカメはかなり昔にFinePix F700を購入して以来だから12年振りくらいかな?
壊れたデジカメは全て捨ててきているのですが、このF700だけはちょっとした思い入れがあって捨てることが出来ずに今でも持っています。2年も持たないくらいで電源入らなくなって壊れたカメラでしたが。
このような理由もあって富士フイルムのデジカメに対する思い入れは、それなりに強い方ではないかとは。
爆安だったX-T20レンズキット
X-T20の購入先はヤフーショッピングのマップカメラで、レンズキットを期間限定ポイント10,445ポイント還元分も含めると100,000円を切る値段で購入。
キットレンズの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」が実売54,000円くらいで売られている(手放した場合は新品でも30,000円くらいの買取価格になりますが)ことを加味して考えると、Xシリーズ最高画質の性能カメラ本体が50,000円以下で買えてしまう計算になり、これは「今でしょ!」と思って衝動買いしてしまいました。
その時はまさか1か月くらいで手放す羽目になるとは思いもしませんでしたが…。
レビュー系のブロガーやYouTuberの中には広告費を稼ぐためだけに商品を買い、レビュー記事や動画を作っては即手放す人も少なくなかったりするのですが、私の場合は純粋に自分が欲しいものだけを購入しているだけですので、基本的にブログで紹介している商品類を手放すことはありません。
ただ、このX-T20だけは、このまま置いておいても普段愛用していて競合してしまうα6500に取って代わることは考えにくく、出番が極端に少なくなるだろうから勿体無いなと考え、傷口が浅いうちに早々に手放してしまいました。
ぶっちゃけX-T20が気に入れば、ソニーから富士フイルムに乗り換えても良いくらいに考えてはいた(ソニーお金掛かるので)のですが…。
ちなみにレンズキットの他に単焦点レンズのXF35mmF2まで追加で購入していたから、両方手放して僅か1か月くらいで合計で3万円程度の赤字に。
富士フイルムのカメラは「カメラボディレンタルサービス」というレンタルサービスを行なっていますので、購入前にこれを使うのがベストだと思いますが、東京、大阪、福岡のサービスステーションまで足を運ばないといけないため、物理的に難しい人も多いのが残念ですね。私の場合は結果的に1か月3万円くらいでレンタルしたような形になってしまいました(苦笑)。
そんなわけで、前置きが長くなりましたが、何故早期に手放したのかも含め、私自身が実際に使用して感じたX-T20の良い点、悪い点を素直に書き綴ってみたいと思います。
なお、私は同じAPS-Cの競合機種として、ソニーのα6500を愛用していますので、このカメラとの比較も多々織り交ぜてレビューしてみます。
富士フイルムX-T20の詳細
X-T20の素晴らしいデザイン
個人的にブラックは平凡に見えましたが、シルバーはいかにもカメラらしいスタンダードなフォルムながらも、しっかりと個性が感じられるデザインで好印象。
テカテカしていない落ち着いたマットなシルバーの色合いや、ザラついたテクスチャーもとても気に入りましたし、
軍艦部のダイヤル一つ一つに丁寧に滑り止めのギザギザのローレット加工も施されていたりと価格の割に手が込んだ作りです。
ちなみにX-T20本体は「メイドインチャイナ」。
私が昔使っていたF700は「メイドインジャパン」、XF35mmF2 R WRは「メイドインジャパン」、付属のキットレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OISは「メイドインフィリピン」でした。
X-T20の付属品
- カメラ本体
- 充電式バッテリー(NP-W126S)
- バッテリーチャージャー(BC-W126)
- ボディキャップ
- ストラップリング
- ストラップリング取り付け補助具
- ストラップリングカバー
- ショルダーストラップ
- 使用説明書
- 保証書
付属品自体は普通ですが、「ストラップリング取り付け補助具」と言うストラップリング(三角環)の切りこみを広げる道具が付属していました。
また、ストラップリングカバー(写真の両脇についた耳みたいなやつ)という三角環がボディに当たって傷がつかない&音が鳴らないための保護パーツも付属しいたりと、どちらも嬉しい配慮です。
バッテリーチャージャーはケーブルを繋げて使うタイプで、充電するのにケーブルまで必要になるため、この手のタイプはケーブルが邪魔臭く個人的には嫌い。
私が所有しているカメラだと、シグマのsd Quattroだけがこのタイプ。
説明書は分厚い本が一冊付属。
別に富士フイルムに対してだけの文句じゃないけど、ターゲット層として初心者も含まれるであろう機種なのに、こんなに分厚いマニュアルだけ付属するってのは優しくありません。
例えばCanonのKissシリーズだと、とりあえず「これだけ読めば使えます」的な要点だけをまとめた薄っぺらなポケットマニュアルが付属します(私が買ったKiss X3にはついていました。現行のKissは不明)。
カメラに関してはお年寄りのユーザー層も多い製品なのですから、このようなちょっとした配慮ってとても大事だと思うんですけどね。是非真似してもらいたい所です。
X-T20とα6500とのサイズ比較
両機種の仕様表によると、
- X-T20:118.4mm(幅)×82.8mm(高さ)×41.4mm(奥行き) (奥行き最薄部 31.9mm)、重量約383g
- α6500:120.0mm(幅)x66.9mm(高さ)x53.3mm(奥行き)、重量約453g
X-T20の方はペンタ部も含まれるため、高さがありますが、それでも十分小型で持ち歩きしやすい使いやすいサイズだし、重量はα6500よりも70gくらい軽量。
質感の悪いプラボディで軽いのではなく、十分満足出来るレベルの質感で重量を抑えているわけですから、なかなか良く作られていると思います。
ただし、90gの純正のメタルハンドグリップ「MHG-XT10」とか装着したら逆転してしまうのは残念。X-T20はグリップの握りが酷いんで、装着する人少なくないでしょうしね。
キットレンズのXF18-55mmF2.8-4 R LM OISをつけるとこんな感じ。a6500の方はSEL55F18Z。
このXF18-55mmF2.8-4 R LM OISは実売54,000円程度するだけあって、なかなか質感が良いレンズです。重量も丁度良い感じだし。
単焦点のXF35mmF2 R WRをつけるとこんな感じ。
ねじ込み式の純正のレンズフードがあまりにショボいので、別途専用のメタル製のレンズフードを購入して取り付けています。
キットレンズの次に買う人も多いと思われるXF35mmF2 R WRとの組み合わせは特にサイズ感だけではなく、重量的にも丁度良い重さで、両方共に質感も良く、気持ち良く長時間持ち歩くことができるなと感じました。
X-T20とニコン1 J5とのサイズ比較
J5とも並べてみたら兄弟機(姉妹機)って感じで凄く可愛らしかったのでアップしてみました。
さすがにサイズ的には全然違いますけど、どちらのカメラも質感含めてとても良い感じ。
オーソドックスなブラックも悪くないけど、個人的には飽き飽きしてるので、ブラック以外のカラーが用意されているカメラの場合は躊躇なくそっちを選んじゃいますね。若干とはいえ、真夏や直射日光の下での温度上昇の改善にも寄与する気もするし。
ってな感じで、外観的な話はこのあたりでヤメにして、ちょっと機能や性能的に関して書いておきたいことが多いので、ここからはX-T20を実際に私自身が購入し、使ってみた感想を良い点、悪い点に分けて書いてみます。
もちろんあくまでも私個人の感想に過ぎず、またタイトル通りで約1か月(1500ショット程度)撮影しただけで手放してしまいましたので、深いところまで突っ込んだ話は出来ませんが、予めご了承を。
X-T20の気に入った点
美しいデザインと良質な質感
これは上記した通り。個人的にシルバーとブラックのツートンカラーも好みだし、質感も良好なカメラです。
価格が安価
これも上記した通りです。レンズキットで11万くらい。
付属のキットレンズが実売5万円以上することを考えると、ボディは5、6万円くらいで買えてしまう計算となり、この性能でこの価格はむしろバーゲンセールではないかと。
小型のレンズ群
F2でちょっと暗いとはいえ、同じ焦点距離のソニーのAPS-C専用レンズ「SEL35F18」と比較してもこのくらいのサイズでおさまるフジの単焦点のレンズ群は魅力的。
ちなみにこのレンズ「メイドインジャパン」でした。
明るい大口径レンズのF1.4(実売54,000円)やF1.2(実売96,000円)が割と手頃な値段で手に入るのもフジのカメラの魅力の一つ。
フジのレンズラインナップ自体は今ひとつですけども。
ローパスフィルターレスで解像感が高い描写力
JPEG撮って出しで、シャープネスの値を+2、色はベルビア(他のメーカーでいうところのビビッド)。レンズは実売4万円程度のXF35mmF2 R WR。
こちらも同じレンズ&JPEG撮って出しのベルビアで、カメラ内でシャドーの値をいじってます。
いずれも写真は2048pxにリサイズしてFlickrにアップしているので、本来のディテールはだいぶ失われていますが、さすがフジ最高画質(GFX50S除く)の写りで、ローパスフィルターレスらしい線が細くてカリっとしたシャープネス高めのしっかりした絵が出てくるので、風景を撮影していると本当に気持ちが良いです。
X-T20の素晴らしい高感度性能
サンプルが適当過ぎる写真で申し訳ありませんが、ISO10000の写真。これもJPEG撮って出しで、カメラ内のノイズリダクション(NR)はデフォルトの0の状態。
このカメラのNRはプラスマイナス4まで設定可能ですが、X-T20のNRのかけ方がかなり上手で、被写体が塗り絵状態にならないように上手く処理してくれる印象。
RAW保存して自分でLightroomを使ってノイズを処理してみたり、カメラ内RAW現像もしてみましたが、JPEG撮影でX-T20が行うNR処理の方がむしろ良好なくらいでした。
ちなみにα6500と高感度撮影時のノイズの出方や量はかなり似ている印象。
X-T2、X-T20はソニーセンサーらしく、画素数も一緒なので、もしかすると同一センサーなんですかね?ただし、JPEG撮影時のノイズ処理技術はフジの方が優れている気がしました。
非圧縮RAW保存可能
通常の圧縮RAWに加えて、14bitの非圧縮RAWで保存することが可能です。
ただし、非圧縮の場合のファイルサイズは1枚あたり50MBくらいとかなり大きくなります。
5段階でサイズ変更できて高速なAF
フォーカスエリアが1点の場合は、フォーカスエリアポイントのサイズを5段階で変更可能です。α6500は3段階しかサイズ変更できません。
AFスピードもかなり高速で、撮影していてストレスを全く感じない(個人的には)レベルで、フォーカスエリアポイントは91、325点から選択可能で、これもα6500にはない機能。
良好なバッテリーライフ&モバイル充電
バッテリーの持ちは私が所有しているミラーレスカメラの中ではかなり良い方に感じました。
X-T20は購入したばかりだからかも知れませんが、α6500よりも良好かなとは。
モバイルバッテリーを使用した充電にも対応しているのも、今では普通の機能とはいえ、やはり便利です。
キットレンズの品質が良い
レンズキットに付属するレンズは「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」で、35mm換算で広角27mmから中望遠84mmまでをカバーする非常に使いやすい標準ズームレンズ。
描写力もなかなか優れていて、ボディのローパスフィルターレス仕様と合わせて十分なクオリティの写真が撮れ、手ぶれ補正つきで動画撮影時にも重宝しますから、とりあえずこの1本だけあればかなり遊べる感じ。
細かい指摘だけど、届いた状態のレンズの鏡筒にいきなりこのような油染みのような跡がついていて、メガネ拭きで落としてみたけど、完全に綺麗には落ちませんでした。
ちなみにこのレンズはフィリピン製。
フィルムシュミレーションが使える
標準の「PROVIA」ビビッドの「Velvia」、「ASTIA」、「PRO Neg. Hi」モノクロの「ACROS」等々、その名の通り、富士フイルムのフィルムの色をシュミレーションしたフジ独自の色味の数々で、全部で15種の定評のある多彩な色作りが可能。
これ目当てでフジのカメラを買ったり使い続けたりする人達も多いと言われていて、私も購入理由の一つでした。
レスポンスの良い静電式タッチパネル液晶
チルト式液晶はタッチパネルになっており、レスポンスも非常に良くサクサク動きます。タッチでシャッターが切れる(α6500は出来ない)のも便利。
再生時はスワイプで撮影した写真の切り替えや、ダブルタップで拡大縮小も可能。
現時点でファインダー撮影時はタッチ液晶が使えませんが、11月予定のファームウェアのアップデートで実装するとの話。
見やすいファインダー&液晶
ファインダーは普通に見やすいし、カメラサイズの割に液晶は大型でこちらも視認性は悪くありません。
Xシリーズの液晶は「黄色っぽい」という情報も多々見ましたら、私の個体はそのようなことはありませんでした。
それとα6500の場合は4K動画撮影時に強制的に液晶の明るさが標準に固定される不満がありましたが、X-T20の場合は液晶は明るいままだったのも好印象。
っていうかα6500のあの仕様が酷すぎるだけなんだけど。
AF-Cカスタム設定が可能
AF-C時の動体追従性能をより高精度にするための設定が可能です。動画撮影時のAFでは、【SET4:急に表れる被写体向け】が爆速との動画がYouTube上にアップされていました。
ただ、確かに高速なんだけど、動画撮影時は挙動が急すぎて不自然さがあったり、夜LED蛍光灯の下で緑一色のカーテンに全くピントが合わないことがあったりと、α6500の動画撮影時のAFと比較してしまうとイマイチかなとは。
分かりやすいメニュー体系
項目ごとにしっかり区別されていて分かりやすいメニュー。もっとも私は評判の良くないソニーのメニューでも分かりづらいとは感じないので、あまり私の評価はあてにならないかも。
最下部の「MY」はその名の通りマイメニューで、普段よく使う機能を登録しておけて便利。
4K動画撮影機能
約10分間しか撮影できず、LOG撮影不可能、保存はMOVのみと制約はあるものの、4K動画撮影が可能で、フィルムシュミレーションの色味がそのまま使用可能です。
「FUJIFILM Camera Remote」が使える
スマートフォンやタブレットがリモコン替わりになったり、撮った写真をそのままスマホに送れたりの純正アプリ「FUJIFILM Camera Remote」の出来栄えがかなり良いです。
写真のようにスマホからの遠隔操作が可能で、ピントはタッチ(微妙なピント位置調整はムズい)、その他フィルムシュミレーションやF値等の設定も多々変えられます。
この手のアプリはカメラメーカー各社出していますが、使えないメーカーのアプリも多くて、実際使っていない方も少なくないと思いますが、フジのこのアプリは使用方法も簡単でなかなか使えるのでオススメ。
アドバンストSRオート機能
「58パターンものプリセットからシーンに合わせた最適な撮影条件をカメラが自動で設定」するというオート撮影機能がレバーを下げるだけで使えます。
ただ、このオート設定にしてしまうと、せっかくのタッチパネル液晶の機能が制限されてしまう点は残念でした。
ダイナミックレンジ拡張機能
オート、100%、200%、400%とダイナミックレンジを設定することが可能。
ただし、200%はISO400以上、400%はISO800以上の感度でないと利用できないとのこと。
ダイナミックレンジは非常に良好なようで、シャドウを極端に持ち上げるような極端な現像をしても問題なし。
1/32000秒のシャッタースピード
メカシャッター時は1/4000秒までですが、電子シャッターに設定すると1/32000秒までシャッタースピードを上げることが可能。
α6500は1/4000秒までですから、この1/32000秒は大きなアドバンテージですね。ちなみに更に小型のJ5でさえ1/16000まで使えますから、α6500の1/4000秒までなのがかなり物足りないだけとも言えるのかも。
また、電子シャッター時は音やシャッターショックを消せるサイレントシャッターが利用可能。
追従性高めのオートフォーカス
カメラ前面のレバーを「C」の位置に移動すればAF-C(コンティニュアスAF)となり、シャッター半押しし続ければ被写体にピントを合わせ続けてくれます。
ただこの物理切り替えレバーは便利は便利なんだけど、α6500の場合なんかだと「AF-A」という被写体の動きに応じて、シングルAFとコンティニュアスAFが切り替わるモードがあるので、それと比べてしまうとちょっとって感じ。
私が持ってるカメラだと、ニコ1 J5にも「AF-A」があります。
「CL」が低速連写、「CH」が高速連写。
つけてるレンズがXF35mmF2だったから動体を追っかけての撮影は殆ど出来ませんでしたけど、グルグル飛び回っている蝶くらいだったら「AF-C+ゾーン」の設定で普通に連写しただけでもそれなりにピントを合わせて追従してくれました。
突然目の前に現れて、あっと言う間に飛んで行ってしまった蝶達も適当に連写しただけで。
メカニカルシャッター使用時で8コマ/秒、高速連写時のJPEG連続記録枚数は62枚とバッファ容量も十分ですから、上手な方なら苦もなく動体撮影可能なのではないでしょうか。
ダイヤルを回すだけで使えるアドバンストフィルター
カメラ左に位置するダイヤルのAdv.1、Adv.2の2つにそれぞれ1つづつフィルターを選んで登録しておけるため、
ダイヤルを回すだけでこれらのアドバンストフィルター(アートフィルター)が使えます。
なお、Adv.2の上の四角マークが重なり合っているのは「多重露出撮影」で、その上は「パノラマ」になっています。
お馴染みのミニチュアで。
Lrのフィルムシュミレーションが優秀
X-T20で撮影したRAWファイルをLightroom6に読み込んだ際は、他社のカメラと同様にプロファイルでフジの色が選択可能です。
この場合はAdobeが作成したいわば「擬似フジの色」になるはずだとは思うのですが、再現性は非常に高くて驚きました。
上の写真は左が色をVelviaに設定したJPEG撮って出し、右がLightroom6でRAWファイルを読み込み、プロファイルを「Camera Velvia/VIVID」に設定しただけの写真になりますが、色に関してはどちらがどちらか見分けがつかないほど酷似します。
X-T20はカメラ内RAW現像も出来ますし、このようにLightroomで読み込んでも各色を再現出来ますから、「フジのJPEG撮って出しの色が好きでたまらない」方も安心してRAWでも残してOKだと思います。
X-T20の不満を感じた点
あまりグリップの握りやすさにはこだわらない私でさえ、このカメラのグリップは本当に握りづらいと感じました。
握りが浅いだけではなく、セレクターボタン(十字キー)の右ボタンが右端に寄りすぎていて、余白があまりにもないため、親指の下辺りでボタンを誤押ししやすいのも気に入りません。
α6500の方はボタンがゴチャゴチャしていても余白がしっかりあり、グリップも深いからしっかり握ることができます。
こちらに握り慣れてしまっているため、余計に握りづらさを感じてしまったのかも。
このグリップの問題はメーカー自身もよくご存知のようで、メタル製、レザー製の握りを良くするためのアタッチメントが純正で売られています。
ただし、これらを装着してしまうとその分カメラの重量も上がるし、大きくなるしで小型軽量のメリットが多少なりともスポイルされてしまいます。しかもなかなかのお値段。
そもそも、ボディ内手ぶれ補正無し、ラインナップされている人気の単焦点レンズの多くに手ぶれ補正がついておらず、微ブレの影響が顕著に現れやすいローパスフィルターレス仕様にも関わらず、何でここまで持ちやすさに無頓着で作ってしまうのか全く理解不能。
それでも人間の慣れとは恐ろしいもので、使っているうちに自分の握りの形ができてしまい、そこまで苦もなく握れるようになったことは付け加えておきますが…。
電子シャッターの酷いシャッター音
通常のメカシャッターのシャッター音は割と好みでしたが、電子シャッター時のシャッター音が3つも音が選択できるのに、その全てがビックリするほど酷い音で、とても鳴らす気にはなれず、電子シャッター撮影時はサイレントに設定するしかありませんでした。
持ち上げづらいチルト液晶
チルト液晶の枠の素材がツルツル滑るのと、持ち上げる際に指が入る液晶下部に滑り止めの加工が一切施されていないため、液晶を持ち上げづらいのが度々気になりました。
素材はともかく、α6500のように持ち上げやすくするための窪みが作るとかの配慮があってしかるべきだと思います。
位置が悪く、小さく浅くて押しづらいFnボタン
全体的にボタンが小さい作りのカメラですが、特にFnボタンはサイズが小さい上に位置が悪くてボタンの出っ張り方が浅いから押しづらいです。
押し心地が悪いシャッターボタン
小さい上にケーブルレリーズをつけるための穴が開いていて、個人的には押し心地が良くありませんでした。
この間紹介したこれをねじ込んでいましたが、いつの間にか取れて無くなってしまっていたし…。
異常に固い露出補正ダイヤル(個体差あり?)
誤作動しないようにあえて固めに作られているのは間違いないとは思いますが、露出補正ダイヤルが非常に固くて回しづらく、結局はこの物理ボタンは使わずに他のボタンに露出補正機能を割り振って使っていました。
ちなみにシャッタースピードダイヤルと撮影モード切り替えのダイヤルの方はバッチリで丁度良い固さでした。
汚れやすいファインダー
こんな感じでアイピースカップとファインダーのガラス面が浅すぎて、ファインダーをのぞくとまつ毛や瞼が当たるからか、ガラスが直ぐに汚れてしまいます。
どのような意図でこのようなわざわざガラスが汚れやすい仕様にしたのか、全く理解に苦しみます。
出し入れしづらいSDカードスロット
ただでさえ出し入れしづらい位置にSDカードスロットがあるのに、バッテリーと平行に収まる形ですから尚更出し入れしづらい。
α6500も同じような出し入れしづらい位置にSDカードスロットついているけど、ちゃんとSDカードとバッテリーとで段差ができて取り出しやすくする配慮はされています。
タッチ操作で干渉する液晶モニター
ファインダーが真ん中にあるため、特にチルト液晶を持ち上げて撮影していると、タッチ操作でアイセンサーが干渉しまくります。
ファインダー横に「液晶モニター表示オンリー」等の設定できる物理ボタンはありますけど、やはりアイセンサーは便利ですからアイセンサー設定にしておきたいし、その都度わざわざポチポチ押して切り替えるのは面倒臭い。
ちなみにα6500はファインダー自体を左端に設置することでこの問題を防いでいます。
また、チルト液晶を持ち上げるとアイセンサーが一時的にオフになり、液晶表示のみに切り替わります。このシステムは真似して欲しいところ。
ファインダーのぞきながらタッチAF操作ができず
これは11月のファームウェアのバージョンアップで可能になるそうです。
三脚穴がレンズ光軸上にない
個人的には気になりませんでしたが、気にする方もいらっしゃるかも知れないので情報として一応。純正のメタルハンドグリップをつければ改善するらしい。
Wi-Fi経由のPC保存が遅すぎ
Wi-Fiで飛ばしてPC保存が出来る機能はあるものの、フリーズしているのかと思うほどあまりにも保存時間が掛かるため使い物にならず、Macにインストールしたソフトは速攻でアンインストールしました。
ただし、JPEGのみを飛ばすならそれなりに使えたのかも。私は1枚当たり約50MBくらいの非圧縮RAWで同時保存していましたので。
とはいえ、自宅はNURO光でWi-Fiの速度は高速ですし、ソニーのα6500もJPEGやRAW(1枚当たり約25MB)をWi-Fiで飛ばしてMac内に保存するソフト(PlayMemories Home)があって使ってますけど、遥かに高速に送受信可能です。
センサークリーニング機能
センサーを振動させてゴミやほこりなどを、ふるい落とす「センサークリーニング」機能を搭載しているものの、昔ながらのやつって感じでちょっと頼りなさそうな印象。
JPEG撮って出しユーザーが他社より多いと自覚しているのであれば、α6500のバイブレーション機能のような強力そうなやつをつけても良いのではなかろうかと(それでも私のα6500はゴミ付いてますが)
なお、1300枚ほど撮影した時点でセンサーダストの確認をしてみましたが、小さいの1個も付いていませんでした。1300枚だから何とも言えませんが、一応メカダストは大丈夫っぽい。
シグマ曰く、「メカダストを完全になくすことは不可能で、高解像機になればなるほど目立つから問題になりやすい」との話なので、ローパスフィルターレスで高解像機の本機も一応念のため気にした方が良さげ。
もっとも「sd Quattroが異常なだけだろうが!」とシグマにはツッコミ入れたい話だが。うちのsd Quattroは1年間で2回もセンサークリーニングしてもらったのに未だにメカダストが出続けています…。
と、ここまではカメラの物理的な使いづらい部分に対しての不満でした。
私のような浪費家は家電量販店に行くと必要の無い物まで衝動買いしたくなるから、可能な限り行かずにネット購入してしまう(全然安いのもあるし)のですが、このカメラに関しては大失敗で、とりあえず実機を触るべきだったなと。
後で比較してみて分かりましたが、X-T20は前機種のX-T10とサイズまで完全一致していて、Fnボタンを取り除き、このFnボタンを録画ボタンがあった位置に移動しただけのようですから、X-T10の金型をそのまま流用しているっぽいですね。
それでこの値段を実現しているのもあるのでしょうし、あくまでもX-T2の廉価版の位置づけなわけで、購入する側も妥協が必要なのも分かっているし、本来ならX-T2が競合機種になるα6500と比較してしまうのも間違いだと分かってはいるものの、色々と作りが甘いと感じたのは上記した通りで、カメラ(フィルム)メーカーのカメラとしてはお粗末な印象を否めませんでした。
もっとも、これらの物理的な問題に関しては使い続けて慣れてしまえさえすれば、それほど苦にならなくなったりするのも分かってますから、私的にはこれらは早期に手放した直接の理由にはなりませんでした。
X-T20を早期に手放した理由
フィルムシュミレーションがいまいち
最初にお断りしておくと、私はポートレートやらないので、肌色に関しての感想は以下には含まれません。夏休み中に7歳の姪が遊びに来た時に夜の暗め室内でα6500と撮り比べてみた限りでは、やはりソニーのJPEG撮って出しよりは綺麗な印象は持ちました。
それと、結果的に1500枚程度しか撮影していませんから、この程度の撮影枚数と約1か月間だけ使ってみて感じた素直な感想に過ぎないことも予めご了承下さい。
のが富士フイルム独自のフィルムシミュレーションいわゆる「富士フイルムの色」で、極上のJPEG画質を体感することができるというのが富士の主張です。
他社でいうところのスタンダードはPROVIA(プロビア)、ビビッドはVelvia(ベルビア)のように確かに名前からして格好が良く、良い色で写りそうな気にさせてくれます。
以下の写真は全てJPEG撮って出しです。
もちろん評判通り色は美しいなのは感じられたし、特に緑や青は発色も良く、クリーンな色合いでとても良好なのは分かりました。
ただ、世間で騒がれるほど他社の色と比較して素晴らしいのか?と聞かれてしまうと私にはそこまでの違いは感じられませんでした。
色だけで言うならシグマのsd Quattroの方が個人的には色に艶や深みを感じて好みだし、多少人工的(作ったような色)に感じても未だに使っているCanonの60Dの方が好みに感じます。
また、特にASTIA、クラシッククローム、PRO Neg.Hi、PRO Neg.Stdあたりは色が淡白で使い勝手が難しく、被写体によっては色味にあまり大きな変化が出ない点もイマイチに感じてしまいました。
このあたりもシグマのsd Quattroの色に応じた独自のカラー(青ならフォビオンクラシックブルー、緑ならフォレストグリーン)のようなカラー選択方式の方が個人的には分かりやすくて使いやすいと感じました。
私自身モノクロ写真を殆ど撮らず見慣れていないせいもあるのか、ACROSに関してもピンと来ませんでした。
また、何も考えず普通に外でベルビア等で撮っていても、所詮はJPEG撮って出しの絵で、あまり面白味の感じない普通の写真になってしまいます。
その場でJPEGで仕上げるつもりなら、フィルムシュミレーションでカラーを選択後に、
シャドーやハイライト、コントラストやシャープネスをその場でいじり、あれこれと組み合わせを考えて好みの設定で撮らないとダメなんでしょう。
もちろん後からいじると劣化してしまうJPEGの場合は、構図や水平もその場でしっかり出してやる必要性もあります。
RAWなら後からいくらでもいじれる部分まで撮影の段階でクリアしないといけないJPEG撮って出しは、RAW現像の便利さを覚えてしまった私には難易度が高過ぎました。
フジのJPEG撮って出しがいくら素晴らしいと言われても、私のレベルだとRAW現像しちゃった方が簡単ですから、そうなるとα6500で良いかなと感じてしまいました。
もちろん「お前が未熟だから」と言われればそれまでなんだけど、フィルムシュミレーションに関しては、これだけ上手な人がニコンと撮り比べてもこんな感じだし、本当に「カメラや写真に精通している人」が使って始めて他社のカメラで撮ったJPEG撮って出しと全然違う!ってレベルの写真になるんじゃないのかなぁ?
名前通り「フィルムの色を再現」しているのがフィルムシュミレーションだから、そういう意味で評価されているなら分からなくもないけど、今のカメラのJPEGはどのメーカーのカメラを使っても良い色だし…。
フィルムシュミレーションで普通に綺麗に撮れるのは分かりましたが、私には正直ピンときませんでした。
ちなみに、これが私がフジの色より好みだと書いたシグマのsd Quattroで写した色です。
左上から
- サンセットレッド
- FOVクラシックイエロー
- FOVクラシックブルー
- モノクローム
私がsd Quattroで撮影したRAWデータを何もいじらずにシグマのRAW現像ソフト(SPP)からJPEG保存し、Photoshopで読み込んで4枚を1枚にしただけです。
フジより濃厚でこってりした味付けの色合いだと思いますが、私はこのくらいの色味が好きなんです。ちなみにフジのサンプル写真も自然と濃いめの写真をチョイスしちゃっている気はします。
色の好みは人それぞれですけど、もしかすると私は視力がかなり弱めで、左目は「ぶどう膜炎」という病気にかかり、失明寸前くらいまで一度視力が落ちてから回復したせいもあって、繊細な色の判別は今でも苦手で、色も分かりやすい濃いめを好んでいる可能性があるのかも。
もっとも視力が弱いと言っても免許証が取れるくらいですから人並み外れてってことではありませんが。
X-T20のいまいちなAF性能
これに関しては単純に私の個体(ボディもしくはレンズもしくはその両方)の初期不良の可能性も捨て切れませんし、α6500と同じ感覚で使ってしまった私が悪かっただけかも知れませんが、あまり良好な結果を得られることが出来ませんでした。
背景に抜けるピント
このような何でもない写真を撮るだけなのに、
もう面白いようにピントが背景にスコスコ抜けてしまいました。
当然プレビュー段階でピントが抜けて合ってないは分かりますから、失敗カットはわざと撮影しているだけ。
もちろん私が最短撮影距離を見誤っているわけではありません。普通に合わないんです(苦笑)。ちゃんと合うときは合うんですけども…。
ちなみにこの時のレンズはXF35mmF2 R WRでした。キットレンズの方は試していないからこの症状が起こったのかは不明です。
何故かピン甘?な写真が撮れる
滝の写真なんかもそうですが、ガッツリ絞り込んでパンフォーカスで撮影すれば目がチカチカするようなディテールの描写をしますし、
向かって左がX-T20にXF35mmF2 R WRで、右がa6500にSEL35F18(ピント位置は目と目の間ちょい下に1点で)なので、バチピンで被写体ブレ、手ブレさえなければ、絞り開放付近でも明らかにX-T20の方が線の細かい描写をするとは思うのですが、
何故か被写体(上の2枚だとそれぞれの顔)に1点でピントを合わせているにも関わらず、眠い絵が出てきたりすることも少なくなくて困りました。上の2枚はそれぞれ10枚くらい撮った中で一番まともなやつ。
- 手ブレを完全に抑える
- 被写体ブレを完全に抑える
- バチピン
高画素機や高解像機になればなるほどこれらが必要で、いずれかの要素が欠けてしまうと逆にアラが目立ちやすく、そのためのカメラのコンディション調整って凄くシビアなんだと思いますが、どうも私の個体は何かしらの調整が上手く行ってないような感じでした。
昆虫だけじゃなく、全く動くはずもないフィギュアを三脚固定(キットレンズの場合は手ぶれ補正オフ)で、尚且つアプリのリモコンを使い、サイレントモードにしても眠い写真ばかり撮れたり。
常に前ピン、後ピンで撮れたり、常にピントがズレていたり、常にピン甘だったりするならまだ分かるんだけど、バッチリ撮れたり、撮れなかったり…。
AF1点で合わせているにも関わらず、ここまでピンボケしてしまう写真も何枚も撮れてしまったりも…。
ピントがずれているのか、それとも被写体の色によってバチピンで合わないのか…。はたまたフォーカスエリアポイントのいずれか数点がおかしいとか…。
私は基本1点でしかピントを合わせないから、外すわけがないんだけど、「あなたもっと出来る子でしょ?」と言いたくなるような写真がそこそこ撮れてしまい、面倒臭くて嫌になってしまいました。
色々な被写体を利用してそこそこテストはしてみた(この写真なんかはビシっと撮れてます)んだけど、私レベルでは何が原因だったのか分かりませんでした。
ちなみにこの症状はXF35mmF2 R WRとキットレンズどちらでも起こった感じ。
そんなわけでボディの初期不良の可能性はもちろんあったのかなとは思います。でも書いているように、バシッと撮れる時は何の問題もなく撮れるので、フジに送っても「再現できませんでした」で送り返される可能性もあるだろうし、やっぱりこれは面倒臭いなと。
X-T20を購入した8月はあまりに雨の日が多くて、買ったままで殆ど外に持ち出すことができず、このような何だか眠い写真が撮れてしまう症状に気付いた時は初期不良と認められる期間を過ぎてしまっていたんですよねー。
しかもマップカメラって初期不良の対応が悪いと価格コムに散々書かれていたりなんかして…。
「不安定」な精密機械って一番嫌じゃないですか。ダメならダメでハッキリしてくれよと。
でも、精密機械って精密だけにこういう中途半端な症状とか起こることがあるんです。私のように様々な製品を大量に購入していると、時たま理解不能な症状の個体を手にすることがありますから。
そんなわけで、何だか色々と凄く面倒臭く感じてしまって、結局1か月くらいで手放してしまいました。
私はα6500も持ってますし、α6500の方はピントが後ろに抜けたりは殆ど無く、どのレンズを装着しても1点で合わせりゃバシっと撮れる。これと比較してしまうと…要らない&使わないなってことで。
私が感じたX-T20の総括
以上が短い間でしたが、私が実際に購入し、使ってみたX-T20の感想でした。今回は残念な結果に終わったものの、特にフジのカメラが嫌いになったわけじゃなく、また機会があればとは。ビシッと撮れた写真は本当に素晴らしい描写でしたから。
それにしてもX-T20を使ってみたからこそ分かるα6500の良さも実感出来たのは幸いだったかも。α6500良く出来てるわ。フジもX-T2の方だったらまた違ったのかな?
X-T20のグリップの握りの悪さ等々のカメラとしての物理的な問題は家電量販店でいじれば直ぐに分かる事ですので、このカメラの購入をご検討されている方は、とりあえずいじってみた方が宜しいかと。色々と作りが甘いのは確かなので。
この価格コムのこのスレでもネガティブワードが飛び交っていたり、フジは故障率が高いのも確かっぽい(昔からそこそこ有名)ので、そこらへんも頭に入れておくとベターなのかも。
あまり良い感想は書けませんでしたが、以上が私が感じたX-T20の正直な感想でした。でも値段を考えるとかなりお買い得だと思いますよ。どのメーカーにも共通で言えることだけど、良い個体に当たりさえすれば…。
レンズキャップ開かないって
「かじまっく」さんという方の動画に、マップカメラから購入したX-T2を開封したら、いきなりキットレンズのXF18-55mmF2.8-4 R LM OISのレンズキャップが開かなかったとの話が…。
しかも一旦マップカメラに返品して戻ってきたレンズは、キャップは開くようになったけど、前玉周りの金属部分(何と言うのか分からん)が思いっきり凹んでた…。
キャップ開かなかったって言うのはフジの検品ミスっぽいし、凹ませたのはどちらか不明だけど、マップカメラが価格コム内のショップ評価で「初期不良対応を渋る」とか書かれてあまり評判が良くないのは満更嘘でも無さそうな気がしてきた…。
って言うか、「レンズキャップが開かない」って理由で返品されてきた個体のレンズキャップを外した段階で当然この凹みは確認しているはずで、それをそのまま送り返す神経が考えられん。普通は交換して送り返すだろ。
私はカメラ関連はマップカメラばかり使って新品購入ばかりしてきているけど、ちょっと考え直すわ。この対応は酷すぎるし、正直利用するのが怖くなった。
それにしてもフジもなぁー。既に手放したわけだしもうこれ以上書かないけど。
懲りずに
またフジのカメラ買ってみちゃいましたが…。
コメント
初めまして。
富士フィルムの最近のXシリーズのカメラレビュー等を拝見していて、ここを知りました。
”フィルムシュミレーション”のお話、私も同感であります。私も大した写真は撮れませんが、フィルムカメラ時代から写真を撮ってまして、Xシリーズが出てきてからよく騒がれるフィルムシュミレーションは、それほど騒ぐものかな?と個人的な感想です(アクロスモードを含む)。これは、批判でなく正直な感想であります。
リンク先のYouTubeのT-T2とD750ととても興味深く拝見させて頂きました。ありがとうございます。
失礼致します。
はじめまして。
フィルムシミュレーションは物凄く評判良いですよね。
ネガティブな印象を言っちゃうとボコボコにされてしまいそうなくらい(苦笑)
私はフィルムは知りませんが、確かに青空とか植物の緑とかは凄く綺麗な色が出ると思います。
ただ、良くも悪くもかなり作った色なので、苦手な人は苦手なのかも。
海外のカメラ系の有名なYouTuberの「Tony & Chelsea Northrup」
に各メーカーのカラーに関しての動画がありますので、
こういうのも参考になるかもですね。
https://youtu.be/EMfCDujQywY
なかなか興味深い内容でした。
ご紹介のビデオ、とても興味深い内容でした。
写真は好きですが、このような動画をあまり見ていないのでとてもありがたいご紹介であります。
実際私も何社かのデジタルカメラを使ってて、例えばそのモデルが極端に古い機種だったりしない限り、撮った写真はどのカメラでも甲乙つけがたかったりします。
プロやエキスパートの方ならそのような事はないのかもしれませんが、私のような者では、結局カメラが云々でなく撮った時の設定や、編集する段階の調節だったりしています^^;
富士のカメラの話に戻りますが(本当に批判ではありません^^;)、
例えば、富士のカメラで撮られている写真が「いいな~」と思ってあれこれ作例を見ているうちに、「あれ、俺のカメラでもこんな風な表現できるぞ・・」と、グルっと志向が一周します^^;
このブログを知ったのも、ちょっと気になった富士のXシリーズの旧型を知らべていたのでありました。
写りを左右するもう一つの要素のレンズに関しては、また違う話に発展してしまいますけど、レンズに関してはフィルムの時代から語られるテーマでしたしね^^;最近は、「ボケ」が一大要素ともなってますね。
長々とすみません。失礼致します!
今はどこのメーカーのカメラでも性能が良いので、凄い写真は簡単に撮れますけど、
素晴らしい写真はメーカーやカメラではなくやはり腕次第ってことになりますね。
撮影後にLightroom等で簡単に写真の雰囲気を変えられてしまう時代なので、
現像力の差も大きいでしょうし。
上手な人たちはメーカーやカメラ問わずやっぱり上手ですよね。