ANCHOR BRIDGE(アンカーブリッジ)とROBERU(ロベル)ダブルネームのレザーカメラストラップが非常に良かったのでご紹介。
今までカメラ用のレザーストラップはULYSSES(ユリシーズ)のクラシコ一択で使い続けてきたのですが、全部こっちに変えようかな?とまで。
素晴らしいレザーの素材感と、お洒落なデザイン性が見事に両立していてとても気に入ってしまいました。
ANCHOR BRIDGE(アンカーブリッジ)?
神戸を拠点とするレザープロダクトブランドです。上質の革を厳選し、靴や財布、バッグなどの革製品をハンドメイドで製作しています。
ANCHOR BRIDGE公式サイトより
今回私が購入したKUDUレザーを素材に使用したレザーアイテムの他にも
- ワルピエのエトルスコレザー
- ホーウィンのホースレザー
のようなレザー好きなら誰でも知っている有名な革を使用してアイテムを作っているようです。
そのワルピエのエトルスコレザーを贅沢に使用したレザーカメラストラップも候補だったのですが、このストラップは残念ながらシングルサイズ(ストラップの長さを変更不可)だったため諦めました。
また、肩当て部分のレザーがKUDUの変わりにホーウィンのホースレザーバージョンもありましたが、私自身が一度も手にしたことが無いKUDUレザーを使っている方をあえて選択してみました。
ROBERU(ロベル)?
Roberuの作品は(自然)をテーマに、天然タンニン染めや自然な風合いで染料染めされた革を厳選し使用しています。デザインも人の肌に合うよう心がけ、シンプルでありながら、他にはない温もりのある作品造りを行っております。全てハンドメイドで作っています。
ロベル公式サイトより
恥ずかしながらアンカーブリッジは知りませんでしたが、ロベルは以前から知っていました。
商品は購入したことはありませんでしたが。
「厳選された良質な革を材料として使い、ハンドメイドで作る」と言うのが両社共通のポリシーのようです。
ANCHOR BRIDGE × ROBERU CameraStrap KUDU
ストラップデザイン
このレザーストラップは3つのパーツに分かれて届くので、最初に繋ぎ合わせる必要がありました。
と言っても、説明書が必要無い(実際組立図は入っていない)くらいで誰でも簡単に繋ぎ合わせられますが。
写真のようにカメラの両側にストラップパーツを取り付け、メインのストラップパーツと繋ぎ合わせるだけ。
誰か首にかけてくれるモデルさんがいれば分かりやすかったんですけど、誰もいないのでこんな写真になってしまいましたが…。
デザイン的には本当に抜群にカッコ良い!です。
なかなかこんなカッコ良いレザーカメラストラップは見当たらないかと。
KUDUレザー
肩当て部分だけストラップの幅が太くなっていて、この部分のシワシワの部分にKUDUレザーが使われています。
私自身初めて手にしたレザーなのですが、KUDU(クードゥーもしくはクーズー)というアフリカなどに生息するウシ科ブッシュバック属に分類される偶蹄類の革だそうで、見たまんま非常にワイルドで荒々しい表情のレザー。
革は『「Clarks」にスウェード革を供給している英国の老舗タンナー「Charles F Stead」社製のKUDUを使用』とのこと。
見た目通りシワシワでカサカサの表面なんだけど、エイジングでボロボロになったりはしないようで、使い込むとむしろ艶が出てツルツルになるみたいですね。
とてもワイルドな表情をしていて気に入りました。ホーウィンのホースレザーバージョンと悩んだ末にこっち買って正解だったかなと。
肩当てのクッション材
KUDUレザーを使用した肩当て部分はかなり分厚く作られていて、レザーとレザーの間にクッション材が入っています。
そのため、この肩当て部分は非常に柔らかく、45mmの幅広と相まって、重めの機材を肩掛けして長時間歩いても肩に負担がかかりにくい形。
また、この幅広のクッションパッドのお陰で、こんな感じでカメラの底面を傷つけないようにラフに地面に置いたりも出来ます。
サイズ調整
写真通り、調節穴が開いていて、ベルトについているバックルと同じ仕組みで簡単に長さを調整することが出来ます。
左右いじれば大幅なサイズ調整が可能で、説明では105cm~135cm内で調整可能とのこと。
この穴は3cmごとに開いていて、左右5段階づつ調整出来ます。
カメラの三角環との接続部分にも同様に穴が開いていて、こちらもバックルでサイズ調整が可能。
こちらの穴は8mmごとに開いていて、左右5段階づつ、3cm〜最大6cmの調節が可能です。
また、このバックル式は容易にサイズ調整が出来ること以外にも簡単にカメラから取り外すことが可能な点がメリット。
おかげで見た目的に超ダサいピークデザインのアンカーリンクスを外すことが出来ました。
いずれにしてもこのバックル式のカメラストラップはなかなか良く出来たシステムだと感じました。
対荷重
約5kg程度なので、重量のあるカメラとレンズの組み合わせでも十分耐え得る作り。
ユリシーズのクラシコ(1.5kg)や、クラシコグランデ(2.5kg)とは比較にならないほど重量のあるカメラとレンズの組み合わせを持ち運ぶことが可能になっています。
不満点
多数使われている金属パーツ
愛用しているユリシーズのレザーカメラストラップは金属パーツが一切使われていません。
もちろんカメラにぶつかって擦れた際に傷がつかないようにとの配慮から。
でも、このストラップの場合は「バックル」や「鋲」に金属パーツが沢山使われているので、カメラに当たらないように配慮して使う必要性があります。
実際使ってみた感じだと、金属パーツ(素材は真鍮)が非常に軽量なので、カメラとぶつかったり擦れたりした際も、予想していたより遥かに傷がつく心配は無いのかなとは。
もっともメインで取り付けているカメラは35万円もしたα7RIIIなので、やはりなるべく金属パーツと擦れないように使いたいとは考えています。
こんな感じでどうしても当たってしまいますけど。
でも、この金属パーツが良いアクセントになってこのデザインがあるので、メリットでもありデメリットでもありなんでしょうが。
クッション材
クッション材が入っていることで、非常に柔らかく、肩への負担が大幅に軽減されているのは分かるのですが、レザー好きとしてはオールレザーで作って欲しかったかなとは。
最短で長さ調節すると
私は短いストラップが好きなので、このストラップも最短くらいに短い長さに調整して使いたいのですが、
最短で調整すると、白まる部分のレザーがこのように長くなってしまって鬱陶しいのが困りもの。
一眼レフにも
書いた通りで、このストラップは5kgの対荷重があるため、重い一眼レフにも最適。
私のα7RIIIだとEマウント最重量レンズ(SEL70200GMの1480g)との組み合わせでも2kgちょいだから余裕余裕。
それにしてもこのレザーカメラストラップ本当にカッコ良いです。
何を買えばいいか迷われている方は是非。
せっかくの良いカメラ使っているのに、ダサい純正ストラップじゃあまりにも可哀想です。
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