ユリシーズ(ULYSSES)のレザーカメラストラップ「クラシコ」。
私はデジカメのストラップは全てこのメーカーのストラップで統一しています。
理由としては、あくまでも個人的な感想に過ぎませんが、この企業がレザーストラップではデザインや素材を含めて一番良い物を作っていると考えているからです。
本来ならメーカー純正をそのまま使えば余計な出費も掛からず最良なわけですけど、各社共にストラップがあまりにもショボくてダサい。
デカデカとブランドロゴが入った冴えないデザインも、安っぽい布製の材質も、全てが最悪だからこんなの格好悪くて使ってられないわけです(もちろん個人的な感想)。
レザー好きの私はたかがカメラのストラップでもやはり布よりはレザーにこだわりたい。
私は靴もジョンロブやベルルッティを履くから、デザイン性だけじゃなく、レザーの質感にもちょっとうるさい人間なので、色々総合して考えると「ユリシーズ」しか無い(見つけられてないのかも)って事になるんです。
ユリシーズ(ULYSSES)のクラシコの付属品
- ストラップ本体
- 取り付け方の写真入りのペラの説明書
- 押し二重環(丸リング)
- リングガード
普通に使う場合は丸リングとリングガードは必要なさげ。カメラへの取り付け方の説明書は分かりやすいので、取り付けられないことはまず無いかと。
「ニコン巻き」を推奨していて、公式サイトにも写真で図解しています。
ユリシーズ以外のストラップでも当然応用可能なので、とても参考になるかと。
ユリシーズが使っている革
イタリアの老舗タンナーであるバダラッシ・カルロ社の「プエブロ」と「ミネルバ・ボックス(裏面)」を使用しています。
各レザーの説明はWILDSWANSのサイトが分かりやすいかも。クラシコは幅が太くないからプエブロ独特の質感が分かりにくいのが難点ですが、それでも良い革なのは手触りで十分伝わってきます。
ユリシーズの中ならクラシコがベター
これもあくまでも個人的な感想になりますが、あまり太くないクラシコがデザイン的にベターかなと。
特に私のカメラはいずれも重量がないので、「クラシコグランデ」までは要らないし、逆に大きくて邪魔くさいんじゃないかなと思うので。
もっとも大きくて長いレンズでも買ったらグランデの方を買い直すかも知れませんが。
ちなみにサイズは短めのMで統一しています。ストラップが長いと家で撮影したり、防湿庫にしまう際に邪魔なので。
ユリシーズのクラシコの色
現在3つのカメラにユリシーズのクラシコをつけています。
インディゴ
α7Sにはインディゴをチョイス。
ブラックのメタルボディにインディゴの深い青が映えてとても綺麗で気に入っています。
個人的にはこの色が一番のおすすめかな。
オリーブ
60Dにはオリーブを。この色も予想以上にブラックのボディに合います。
緑と言っても濃く深い色合いなので変に浮くことがないって感じ。
60Dにはもう2年以上つけてますが、60D自体あまり使ってきていないから、ストラップのレザーもあまり経年劣化していませんね。
チョコ
FZ1000に。レザーではブラックと並んで定番の色。
個人的にはもう少し濃い目のブラウンが好みなんですが、エイジングでそんな感じになるかな?
FZ1000は先日購入したばかりなので、ストラップもほぼ未使用に近い状態で新品購入時のレザーの色合いです。
ユリシーズのクラシコの耐久性
ストラップとして最も重要とも言える耐久性ですが、レザーですから布よりもかえって丈夫なくらいで、60Dにつけて使っている私の2年物も全く問題ありません(まぁ、書いた通りであまり使っていないのですが)。
ストラップはプエブロとミネルバを貼り合わせていますから、厚みもそこそこあってそう簡単には切れないと思います。
ただ、カメラとの接合部分付近の革は幅が薄くなっているから多少弱いかも。
推奨荷重はクラシコで約1.5kgとのこと。
革質に関しては、新品時はそれなりに硬さがありますが、使い続ければ革も柔らかくなって更に良い感じに仕上がってきます。
私は「カメラが好き」と言っても機材オタクの方なので、あまりカメラを持ち歩く方ではありませんから、カメラを頻繁に持ち歩いてストラップを使い込む方は更に短期間でエイジングして良い感じになるかと。
ユリシーズがベストな理由
- タンナーと使用している革の明記
- 金属パーツ未使用
この2点。
例えばよく表記される「イタリアンレザーを使用」ですけど、イタリアンレザーと漠然と表記されていても、革質はピンキリなわけです。
そこで購入時にどの程度の品質のレザーを使用しているのかの目安となるのがタンナーと使用している革の明記で、例えば今回のユリシーズだとバダラッシカルロ社のプエブロときちんと明記されています。
もちろん厳密に言えば同じブエブロの中でもランクは存在するんでしょうが、どんな革を使っているかキチンと明記されていることはレザー製品を購入する際の大きな目安の一つになります。
また、ユリシーズのストラップには金属パーツが一切使われていません。
両サイドに付属するサイズ調整のためのアジャスターパーツは樹脂製の物を使用しています。
リングはさすがに金属ですけど、このリングは通常は取り付ける必要はありませんし、取り付ける場合も付属の革製のリングカバーがあるので、カメラにリングが当たらない配慮が施されています。
「金属パーツが無い」ことで、カメラ本体に傷がつくことを防げますからこれは大事。
カメラのレザーストラップは多々あっても、この金属パーツを使用していないストラップとなると、現状では殆ど見かけることが無いのではと。
ユリシーズはおすすめ
カメラのストラップに関しては、もっと純正のストラップのデザインや品質が良ければ別途購入する必要ないんですけどねー。
どの純正ストラップもロゴがデカデカとアピールしたデザインで個人的にはダサすぎてまず使いたくありません。
昔と違ってカメラを持ち歩く人達も増えたし、様々な層も増えているわけだから、もう少し各社共にストラップを単なるおまけの付属品程度で考えないで真面目に作って欲しいと思いますけどね。
なお、直接ユリシーズから買うならアウトレット購入するのも良いかも。ただ、直販だと送料が掛かるんですよねー。
楽天で買うならマップカメラがおすすめです。ここからだと送料無料ですし。
そうそう、RX100にも万一の落下を防ぐ目的でユリシーズの木製リングストラップ「minimo」をつけています。これはサオって種類の木。
そんな訳で、私のカメラには漏れなくユリシーズのストラップがくっついているって形です。
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