AmazonのFire TV Stickの発熱が凄くて、度々止まったり、熱暴走して動作が異常に重くなったり、リモコン操作が効かなくなってしまうようになったので、放熱処理方法を考えてみました。
なお、うちのFire TV Stickは2台目で、動作がモッサリで使う度イライラしてしまった初期型から買い換えた現行のFire TV Stickです。
Fire TV Stickが発熱する理由
このFire TV Stickが何でこんなに発熱して熱を持つのかと言うと、内部で発生した熱を外部に排気することを考えた設計がされていないからってことでしょうか。要は
これだけ小さい本体なのですから、そりゃすぐに熱がこもってしまうのも無理はない。
幸い本体のカバーがプラスチック製なので、今回思い切って穴を開けてみようかと。
Fire TV Stickを分解する
Fire TV Stick本体はネジ止めされているわけじゃないので、細いマイナスドライバーを合わせ目に差し込んで強引にカバーを剥がせば外れます。
カバーを開けるとこんな感じ。
とかド素人が偉そうに書きましたが、
「銅箔ラミネート型放熱シート」と呼ばれる銅製の放熱シートが貼り付けられていました。
反対側のケースにもシート状の物が貼り付けられていましたので、分解する際にドライバー等で誤って傷を付けないように気を付ける必要があったようです。
放熱用の穴を開けてみる
私は幸いブラックアンドデッカーのマルチツールを持っている(全く使ってないけど)ので、これの電動ドリルで穴を開けることにしました。
が、予想以上に穴が上手く開けられず途中であえなく断念…。
仕方がないのでガスレンジの炎を使って、捨ててもよいドライバーを熱して、溶かして穴を開けると言う原始的な方法で開けてみることにしました。
そのためかなり時間がかかって面倒くさかったのと、綺麗な穴を開けられず仕上がりが汚くなってしまいました(苦笑)
綺麗じゃなくても、もう少し大きく穴を開けたかったのですが…。
この時点で反対側のもう片方のカバーに穴を開ける気力を失ったため、このままカバーをして終了としてしましました。
Fire TV Stickの温度比較
放熱穴を開ける前
こちらが穴を開ける前のFire TV Stickの温度で、電源オンからAbemaTVで新日本プロレスを30分間視聴後の温度です。
シンワの赤外線放射温度計はレーザーポインターを照射してそのポインターが当たった部分の温度を測定しますので、Fire TV Stick本体を満遍なく測定して最も高かった温度のMAXの値50.6°Cが穴開け前の温度となります。
で、こちらが穴を開けた後のFire TV Stickの温度。
穴開け作業に40分くらいかかったので、本体は完全にクールダウンしてましたから、そのままテレビに装着し、まだ続いていたAbemaTVの新日本プロレスを30分間視聴後の温度を計測しています。
穴開け後は45.8°Cとなんと5度近くも温度が下がっていました。
ちょっと予想以上の結果で気を良くしてしまい、更にカバーの反対側も穴を開けてみることに。
とは言え、穴開け作業が想像以上に面倒くさかったので、今回はこれを使ってみました。
半田ごてのようなアイテムなので、穴は簡単に開けられたけど、更に穴が汚くなってしまいました(苦笑)
もっと大きく綺麗に穴を開ければ更に放熱性は高まるかも知れませんので、もしこのような作業される方がいらっしゃったら、個々で綺麗に開ける方法を考えて頂ければと。
MAX45.3°Cと何故か0.5°Cしか温度は下がらず…。
条件が同じになるように同じAbemaTVの格闘番組を30分間視聴したのですが、番組がプロレスから総合に変わっていたため、そのせいもあったのかも知れません。
プロレスと総合でFire TV Stickに掛かる負荷に変化があるのか否か私が知る由もありませんけども。
まとめ
放熱穴を開ける前と比較して5°CほどFire TV Stick本体の熱が下がったので効果はあったと思います。
長時間視聴したり、早送りや巻き戻しを繰り返したりしまくってると時々止まりますが、放熱穴を開ける前ほど止まることはなくなりました。
更に熱がこもらないように、穴を開けた後に扇風機やサーキュレーターの風でも当ててやればもっと効果が出るのかもです。
ちなみに後で知ったのですが、
このようなヒートシンクを貼り付けてやるだけで十分効果が出るんだとか…。
とりあえず試してみるなら本体を傷つけることもなく、作業も貼り付けるだけで済むこのヒートシンクを購入する方を個人的にはオススメします(苦笑)
まぁ穴を開けるだけなら無料で済みますからこっちの方法もオススメですけどね。
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