「YONGNUO」(ヨンヌオ)という聞き慣れない中国のメーカーが出しているLEDライト600個を使ったビデオライトです。
たまたまYouTube見てたら、カズチャンネルのカズさんが使っているのを見つけて「これ使えそう!」ってことで即購入してみました。
YN-600LEDビデオライト詳細
本体と付属品
割りと質感も良く丁寧に作られている印象。
棒状の物は手持ちで使う際のグリップで、あとは説明書とACアダプターとリモコン、2色のフィルターが入っていました。
ちなみにリモコンにはちゃんと電池も入っているので、直ぐに使えます。
LEDライト600球もあったらどれか1個くらいつかないライトがあるんじゃないか?と不安がよぎったものの、全てのライトがちゃんと点灯して一安心。
写真はパカっと広げた状態で、この4枚の銀色の板は本体保護の蓋の役目と、照明をより強く拡散させる役割もあるようです。
YONGNUOのYN-600LEDビデオライトの仕様
- 光源 LED 白色600球
- 輝度角 55°
- 色温度 5500kのみ
- 電力 36W
- 明るさ 4680ルーメン
- 平均寿命 50000時間
- リモコン使用可能範囲 8m未満
Amazon商品説明より抜粋。
アダプター
ACアダプターとACアダプターと本体を繋げるケーブルが非常に長いので、あちこち持ち運べて便利な反面、収納する際にコードがグチャグチャになって面倒臭い。
本体の後ろに別売りのバッテリーをつける所が二箇所あって、ここにそのバッテリーをつければACアダプターなしでコードレスで使えるようになるので、あると凄く便利そうですが、そのバッテリーの価格はノーブランドのソニー互換品で2,000円くらいと微妙に高いのが玉に瑕。
YONGNUOのYN-600LEDビデオライトの使用方法
「YN-600LED」本体に三脚取付穴があるので、三脚のクイックシューやそのまま三脚に簡単に取り付ける事が出来て凄く便利。
もちろん小型でも本格的な三脚でもどれでも取り付けられます。
自由雲台の三脚につけてしまえば、高さから角度から三脚が動く範囲で自由自在に変えられるので本当に便利です。
使ってない三脚があるなら「YN-600LED」専用にしても良いかも。
三脚を使わない場合は、上で紹介した付属の棒を本体の穴にねじ込んで手持ちでも使えます。
光量調整やチャンネルについて
光量調整
明るさはなんと100段階切り替え!数字をいじるとなかなか細かく明るさが変化するのが目で見て分かります。
光量は1ずつ上げるか、10ずつ上げるかの2種類が選択可能。
光量の調整は本体についているボタン(写真中央下のボタン)を回して調整するか、リモコンで行います。
光量は写真のように液晶に数字で表示されるから一目瞭然。
チャンネル
数字の下にはチャンネルボタンがあり、このモデルは最大3チャンネルまで使えるので、3台まで遠隔で制御可能。チャンネル変更はAとBのボタンを同時押しで変更できます。
その下のCボタンを押すと、光量の数字を回す度に数値(光量)を10づつ変化させる事ができるので便利。
1から100まで回すと大変で時間かかりますから。
YONGNUOのYN-600LEDビデオライトの欠点と注意点
フィルターが傷だらけ
色温度を変えたり、ディフューザーの役割をはたす付属のフィルターが2枚共凄い傷だらけでした。
ただ、浅めの傷だから光への影響は無いみたいです。
1万円ちょいと本体だけでも十分安いのに、このような付属品までつけてくれるのはとても有り難いのですが、折角つけてくれるなら、もう少しちゃんとした物をつけて欲しかった。
ちなみにAmazon内にはこのライトを取り扱うショップが多数存在し、ショップごとに付属品が異なったりするため、このフィルターが付属していない商品もあると思います。
ファンの音
本体背面中央にあるファンが本体の温度上昇時に回る仕組みになっていて、長時間ビデオ撮影をする人達の場合はファンの音が入り込んでしまうのが気になってしまうとの事。
音自体は個人的には気になるほどの大きさではないと感じましたが、私は本格的なビデオ撮影をしていませんから、評価は出来ません。
ペットに当ててはいけない
非常に強い光なので、不用意にペットに当ててしまう失敗に十分気を付けないとなと。
特に犬や猫の目に当ててしまわないように注意しないと。
白300黄300があるらしい
私が購入したのはLED白色600球で色温度5500Kの商品なので、真っ白いライトのみで非常に明るい照明なのですが、中には白300黄300の物もあり、これだと白い明かりをつけたい場合は、半分の300球しかつかないから光量が半分に落ちてしまうそう。
アマゾンに出店している複数のショップがYONGNUOのYN-600LEDビデオライトを取り扱っていて、その中に「白300黄300」を間違えて送ってしまう店があるみたいですね。
アマゾン内を「YN-600LEDビデオライト」で検索すると本当に沢山のショップが出てきてしまうから、中には適当なショップもありそうだし、購入時に注意が必要かも。
瀬戸弘司さん怒っていました。ついでにこの動画内でファンの音も確認出来ます。
付属フィルターを使った際の色味の違い
フィルター無し
白色フィルター
赤色フィルター
結構変わるもんですね。
ちなみにフィルターをつけているのが分かりやすいように表面に乗せる形で写真撮ってますが、実際はフィルターを差し込むスペースがちゃんと本体にあります。
YONGNUOのYN-600LEDビデオライトを使って写真撮影してみた
室内のLED照明のみ
室内の照明+YN-600LED明るさ30
室内の照明+YN-600LED白色フィルター明るさ99
室内の照明+YN-600LED赤色フィルター明るさ50
室内の照明+YN-600LED明るさ99天井バウンス
以上の写真は全てJPEG撮って出しをそのままリサイズのみで。
カメラはこの間購入したsd Quattroを利用。
照明のみとYN-600LEDビデオライトを加えた物、赤色フィルターの有無の写真では違いが明らかに分かると思うのですが、その他はあまり変化が出ませんでした(^_^;)
他にも例えば明るさだけを30と99で変えた写真も比較しても差は微妙でしたし、白色フィルターの有無での差もあまり出ませんでした。
私はライティングの知識がゼロなので、ちゃんと理解されている方がちゃんと撮れば歴然とした差が生まれるんじゃないかとは思いますが…。ちょっと勉強が必要ですね。
YONGNUOのYN-600LEDビデオライトは買い!!
上の写真の後に書くのはちょっと気が引けますが、このライトは本当に素晴らしいです。
- 光量が細かく調整出来る
- 最高にすると目が眩むほどの明るさ
- 三脚にはめて自由自在に高さ、角度調整が出来る
- 別売りながらバッテリーを買えばコードレスでも使える
- 価格は13,000円程度と激安
高感度が非常に弱いsd Quattroを室内撮影で使ってやりたい時もこの照明があればかなり便利じゃないかと思いました。
例えば上のジャックダニエルの比較写真で、最初の室内の照明のみの場合はISO100でシャッタースピードが1秒必要なのが、次の写真では1/15と、手振れ補正付きのこのレンズなら頑張れば手持ちで行けるくらいまでシャッタースピードが稼げるようになります。
あとは普通に料理の写真や物撮りとか色々使えそう。
本格的なYouTuberならデフォルトで使っている照明のよう(様々な有名な方がこの照明のレビュー動画をアップしていました)なので、ビデオ撮影にも必ず役に立つはず。これはオススメです。
購入の際の注意点
上記した通りで、アマゾン内でこの商品を取り扱っている業者が非常に多く、数千円単位で最安値を競い合っている模様。
ただし、5500Kの商品じゃない物を送ってくるショップもあったり、極端に安いのはリモコンやACアダプターが付属していない物もあるみたいなので注意が必要です。
- 5500Kのみ
- AC電源アダプター付き
と書かれたショップから購入するようにして下さい。
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