パナソニックの加湿器「FE-KFK05-W」。
気化式と言われるタイプで、利点としては「消費電力が少なくて省エネで、カビなどの菌をまき散らす事が少ない」と言われているようです。
FE-KFK05の詳細
- 気化式
- 適用畳数:和室8.5畳、洋室14畳
- タンク容量:4.2L
- 本体重量:4.7kg
- ナノイー搭載
- イオン除菌ユニットでカビにくい
- DCモーター搭載で省エネ(月の電気代23円から52円)
本体は大きめ重めで持ちにくい
本体は結構大きいです。厚みがあるので壁にピッタリられる設計ですが、ちょっと邪魔くさい。
また重さがそこそこあり、本体サイドに持ち手がないので持ちづらいです。
一度設置すれば動かす必要はあまりないでしょうが、底を持って持ち上げる形で運ぶ必要があります。
操作パネルは見やすく使いやすい
操作パネルは大きめボタンで見やすく分かりやすいです。操作系も複雑ではなく誰でも使いやすい。
タンクは取り出しやすく入れやすい
タンクは水を満水にするとそこそこの重量になりますが、女性でも苦もなく持てる程度の重さですし、持ち手も持ちやすく、どちら側でも入れられる「どっちでもタンク」なので出し入れしやすいです。
タンクの水は毎日取り替える必要あり
これが予想以上に面倒臭い作業だったりします。1日1回で良いのですが、ズボラな私には面倒臭い。
特に私の部屋は日当たり抜群なので(それで加湿器買ったんですけど)、かんかん照りの日に朝から外出せずに家にいる時なんてタンクの水がカンガン減るから何回も入れ直しなんて事もあるから余計面倒。
イオン除菌ユニットってカビます
この機種はイオン除菌ユニットが搭載していてカビにくいのですが、フィルターやユニットを本体に入れっぱなしにすれば当然カビます。
しかもこの部分は1か月頻度で水洗いしてくれという事なのですが、うちのは2週間放置したらカビてました。
フィルターは10年間交換する必要性なし
上の写真でいうと白い網目状のものがフィルターになりますが、このフィルターは10年間交換する必要がないそうです。
湿度計がかなり酷い
湿度の目安のメーターがついているのですが、写真通りあまりに酷くて使い物になりません。
かんかん照りの窓際に置いているから乗せている湿度計の方が正しいはずなのにFE-KFK05は60%を指しています。
このせいで自動運転が使えず。もっともこれは私の個体が初期不良だった可能性が高いのかも知れませんけどね。面倒臭いからこのまま使っています。
加湿速度は遅すぎで音もうるさい
使用している私の部屋は6畳ですからこの機種(8.5畳用)で十分なわけですけど、一番強い「お急ぎモード」でも湿度計(本体に乗せている正確な方)のメモリが微妙な変化に止まります。
タンクの水は明らかに減っているから水はまき散らしているものの、結局日当たりが良いから、まいた水をどんどん蒸発させてしまって湿度が上がらないって事なのかも。
で、お急ぎモードだと音もうるさいからモードを弱くするので全然加湿されないと。
あまりオススメできない
正直この商品に関してはすぐに「これ要らね」となってしまいました。理由としては
- 加湿機能そのものが役に立たない
- 音が気になる
- メンテナンスが面倒
- 邪魔くさい
やはり気化式は加湿機能が弱すぎです。この前は安物の超音波式を使ってみていましたが、超音波式の方は使えばぐんぐん加湿されて湿度が高くなります。(とは言えこれもカビ問題で捨てました)が、これは全然ダメ。
設定を強くすると今度は音がうるさくて気になるし。この機種を買うなら、6畳でも一つ上のFE-KFK07が良いかも。
それとタンクの毎日の水換えは予想以上の手間でした。これは使っていなくても換える必要があります。
また、長期間使わなくなる梅雨時には中のユニット全てを水洗いして乾燥させて保管する必要があるし、雨が4、5日とか続く時もこの加湿器の中は湿気ムンムンのカビの温床ですから注意してやる必要があります。
実際カビないという話ですが、カビ生えましたし、こまめに手入れしないと明らかにちょっと違う嫌な匂いが出てくるんです。
あとはやっぱり微妙に大きくて邪魔くさい。
本当に加湿器が必要なのか
雑菌問題、電気代、加湿能力、メンテナンス性…様々な点を全て兼ね備えている加湿器は残念ながら無いみたい。
ダイソンのが良さそうだったので調べてみましたが、これも残念ながらメンテナンスが面倒そうでした。
本当に加湿器が必要ならどこかには目をつぶってベターな物を買うしかないようですが、そこまで必須じゃないならあえて加湿器を買う必要はないのかも知れません。
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