「庭木が道路まで伸びてしまい、隣に迷惑になるから買って欲しい」とうちの母親に頼まれて購入してみたボッシュ(BOSCH)の18Vコードレスポールヘッジトリマー「UHP18H」。
使用予定のうちの母親は60代後半で、身長158cm、体重55kg。
届いた「UHP18H」は化粧箱のサイズからしてかなり大きく、組み立てるとなお大きく重そう・・・。
「これ本当に母親が使えるのか?」という疑問を抱きつつ、実際に母親が使えるのか隣で待機してチェックしてみることに。
BOSCH コードレスヘッジトリマー「UHP18H」
こちらはAmazonだと現在は「本体のみ」と「バッテリー+充電器」の2種類が販売されていますが、私が購入した時はセットは販売されていなかったため、本体と別でバッテリーと充電器を購入した形。
ぶっちゃけ本体だけでも結構高いのですが、充電器とバッテリーも一緒に買うと結構な出費に。
まぁでもバッテリーと充電器があれば他のボッシュ製品にも流用できるそうなので、1セット持っててもいいのかなと。
この商品に関しては、お金出したの母親だし(笑)
UHP18Hの特徴・性能
- ヘッド部分は135度の範囲で10段階調整機能
- 最大切断能力(枝径)16mm
- リチウムイオン18Vでパワーと静粛性を実現、高い生垣に最適
- アンチブロッキングシステムを搭載
- ポール伸縮幅「2100‐2600mm」で高い生垣も楽々お手入れ
- ECP(Electronic Cell Protection)機能で電池を保護
- フレキシブルバッテリーパックシステム
こんな感じ。
この43cmもある刃(ヘッド)は最大切断能力(枝径)16mmで、
ヘッド部分についている赤いボタンを押し込みながら動かすと135度の範囲で曲げることが可能。
刃の部分はプラスチック製で安っぽいですが、ちゃんとカバーも付属します。
一緒に購入した充電器付きのバッテリーセットは、
この2.5Ahリチウムイオンバッテリーと充電器がセットになった「A1825LIG-SET」で、
約40分の急速充電が可能で、1充電あたりのこのヘッジトリマーの連続使用時間は約45分。
UHP18Hのサイズ感
箱に入っている状態はこの2つに分割されて収納されていますが、これを繋ぎ合わせると
こんな感じで、天井に届かんばりの長さになります。
とのこと。
最大の2.6mに伸ばすのは、
この赤い部分をクルクルと回して緩め、
引っ張り出してから再度締める形で、工具類は一切必要ありません。
あ、2分割された本体の接続は、差し込む形で繋ぎ合わせてから、今度は赤の上にある黒い部分をクルクルと回して締めるだけで、こちらも工具は必要ありません。
その他諸々の機能性能に関しては
ご興味ある方は公式ページをご覧下さいませ。
UHP18Hの動作音
ハッキリ聞こえる独特のモーター音は鳴りますが、昼間の使用だったら隣近所から苦情が来るレベルではないかなとは。
むしろこの程度の音で苦情を言いに来る人がいたら怖いくらいの動作音なので、住宅地でも安心して使用可能だと思います。
UHP18Hをお年寄りが実際に使ってみての感想
使い方に関しては、この2段に分かれている本体を接合し、
バッテリーを装着
高枝を切りやすい角度にヘッドを調整してレバーを引けば使えます。
が、この手元のレバーがなかなかの曲者で、
赤いスライドレバーを押し上げつつ、赤いハンドレバーを握る
この2段階の動作を両方行って初めてスイッチが入って動作する仕組みになっています。
「上げつつ握る」これを続けないと電源が入らないため枝を切断することが出来ません。
もちろん安全面を考慮しての2段階のセーフティーロックってことなのでしょうが、なかなかの癖でちょっと慣れないと使いづらいです。
で、母親なのですが、
- 高枝を切ろうと持ち上げるだけで一苦労。
- 握力が無いため、この独特の手元の操作方法で一苦労。
- 実際に枝を刈ろうと横に動かしただけでふらついて倒れそうになり「重い!!」を連発
となり、危なっかしくて見ていられず、結局私がやる羽目に。
今のお年寄りは元気で若々しく見えるとはいえ、60代後半は立派な老婆ですから、力もありませんし仕方がありません。
ちなみに私が持ってみた感じだと、先端の刀の部分はやはり重めに感じますが、それなりの重量があるバッテリーは手元に装着する形になり重心のバランスが良いからか、長い割には意外と扱いやすい印象を持ちました。
ただ重量が3.6kgしかないとはいえ、2m近い長さの薙刀のような形状ですから、マッチョ体系で馬鹿力な私でも20分間程度の連続使用で腕がパンパンになりました。
結局は
母親は重くて扱えず、私が切る羽目になりました。
この手の商品の購入予定者は圧倒的にお年を召された方が多い商品だとは思いますが、男性ならともかく、女性が扱うのはかなり厳しいと思います。
とにかく長いからある程度の上背がないとフラつくし、手元の操作も難しいです。
書いた通りで、小さいレバーを押し上げつつ、大きいハンドレバーを握り続ける形になるため、ある程度の握力も必要になります。
Amazonの写真でも若い人男性がモデルになっている通りで、安全面も考慮すると、一般論としてお年寄りの使用はやめた方がいいんじゃないかというのが個人的な正直な感想でした。
万一の場合は手元のレバーから手を離してしまえば動作は止まるから、そこまで危ない商品ではないものの、やはり何かあってからでは遅いですし。
もちろん、うちのように息子にでもやらせるのであれば、プロ並みの剪定とは行かなくても綺麗に枝を切って整えられるので、高い庭木の手入れにお困りの方は一台あっても良いのかも知れません。
それと「お年寄り」と一括りにしてしまいましたが、これはあくまでも一般論で、例えば私が愛してやまない「長州力」や「天龍源一郎」のような桁外れのパワーがあるお年寄りもいらっしゃることは重々承知しています。
っていうか天龍さん70歳ですって・・・。
改めて年齢チェックしてみたらぶったまげました。
コメント