無印良品の「無印良品週間」でメンバー限定10%オフ中だったため、以前から気になっていた物を無印ネットストアで購入。
「壁に付けられる家具」と言うその名の通り、石膏ボードの壁に簡単に取り付けられる棚です。(写真のコーラと新型iPadは大体のサイズ比較用に置いてみています)
壁に付けられる家具(オーク材)
私が購入したのは、
幅88cm×奥行15.5cm×高さ19cm
の一番大きなサイズの家具で、耐荷重は5kg、石膏ボードの壁ならどこにでも付けられるもの。
5,900円と結構高かったのですが、10%オフ&送料無料でいつもよりはお手頃価格で購入する事が出来ました。
梱包方法は実に丁寧で、箱入りの内容品を梱包するボックスインボックスで、商品のダンボール箱の周りを緩衝材で包む形。
おまけに商品のダンボール箱の両側のスペースには傷がつかないように、わざわざ緩衝材のダンボールが入っていました。
棚自体も検品しても客側で何かクレームをつけたくなるような作りの雑さは一切なく、
山善のこれとは雲泥の違い。
このローテーブルも山善のものじゃなく、無印で買ってたらこんな散々なレビューにはならなかったような気が。
ベトナム製の海外生産品でも無印側で最終段階できっちり検品している証拠でしょう。
1,100円安いタモ材版あり
- タモ材
- オーク材
- ウォールナット材
この棚は材質によって3種類あって、材質がタモ材だと1,100円安く売られていますから、素材にこだわらないならタモの方を選ぶと良いのかも。
ちゃんとサイトを確認しなかった私が悪かったとはいえ、発送の連絡後(無印のネットショップ購入)にこのことに気付いて失敗してしまいました。
実際タモとオークで違いがどの程度なのかは実物比較していないから良く分かりませんが、価格面での1,100円の違いは結構大きい。
逆に高い物だと7,500円のウォールナット製もあります。
って言うか、材質違いの同一商品なんだから1ページにまとめて欲しいわ。
フォームにプルダウンメニューの材質選ぶ欄を設けて選択させれば良いだけなんだから。
ちなみにウォールナットとか言っても表面だけで、芯材はMDFです。
壁に付けられる家具の取り付け方法
- 木槌
- セロテープ
- メジャー(あれば)
取り付けにはこの3つの道具が必要になります。
棚を取り付けたい壁を選ぶ(下地は石膏ボードのみ)
取り付けたい壁に目印になる専用の用紙をセロテープで貼る。
この用紙が曲がってしまうと棚まで曲がるので、必ず水平を取るようにメジャー等で水平になるように測ると良いと思います。
用紙に書かれた目印の位置に付属の金具を置き
付属のピンを矢印上状態で2箇所にさし込む
付属の金具を左右両方取り付けたら用紙を取り外し
棚の裏の金具を壁に設置した金具に合わせて設置して完了
ってな具合でとにかく簡単なんですけど、棚を水平に設置するのは結構難しい。
目印の用紙自体は完璧に水平に設置出来ても、ピンを刺す際に微妙にズレちゃったりするので。
実際私の棚も微妙に傾いてしまいました。
下地が石膏ボードってこともあって、一度ピンを打って穴を開けちゃうと、引き抜いて微妙にズラすと穴が大きく広がってしまうから、別の位置に設置し直さなければいけなくなります。
後で知ったのですが、このような「水準器」と呼ばれる水平をとるのに便利で安価な道具があるそうなので、こういうのを使うと水平をとるのに便利かも。
スマホアプリでも水準器はあるようです。
設置した棚を下から見上げてみると壁との間に若干の隙間はあるものの、これだけ簡単に設置出来てこんなにピッタリと取り付けられるなら十分合格点じゃないかなと。
壁に付けられる家具に実際物を乗せてみた
実際に設置した棚に物を乗せるとこんな感じ。
割と物自体は量を乗せることが可能。
ただし、奥行きがないから、棚の大きさの割には思ったほどの収納力はありませんでした。
やっぱり奥行きがないから収納棚というよりはインテリアとしてちょっとした素敵な小物を置くために使う家具って感じかな。
そうは言ってもそれなりに乗りますから、この棚があると無いとではエライ違いですが。
耐荷重5kgは伊達じゃなく、ピンを4個取り付けただけにもかかわらず、かなりしっかりしていて丈夫な印象。
相当な力がかからないとまず棚が落下する事はなさそうだし、相当大きな地震でもない限りは棚の物が落ちる事もなそう。
「壁に付けられる家具」のイマイチな所
「壁に付けられる家具」は臭い
とにかく臭い!
木そのものじゃなく、薬品臭いから塗装(コーティング)?の臭いなのかな?取り付けた初日は私の部屋が狭いこともあるからでしょうが、臭いが充満して頭が痛くなりました。
水拭きして多少は臭いが減ったものの、2、3日は酷いままで、一週間後の現時点でも近くに寄れば不快な臭いがします。ほんと「匂い」じゃなくて「臭い」。
やっぱり壁に穴はあく
ピンで留める形になるものの、画鋲を深く刺した程度の穴はやっぱりあくので、取り外す際は穴うめ職人クロス用のような穴埋め材が必要になるかと。
写真のiPadの左上の2つの穴くらいの大きさで空いてしまいました。
ちょっと高い
作りがしっかりしているのは間違いありませんが、表面はタモ材突板、芯材はMDF(細かくした木材を接着剤で固めた板)と高品質の木材を使用している感じでは無いので、定価5,900円はちょっと高いなと感じました。
なお、ミラーとフレーム、フックに関しては木材の量が少なくて済むためか、無垢材を使用しているもよう。
「壁に付けられる家具」の正直な感想
とりあえず一番印象に残ったのはやっぱり「臭い」。
私が薬品系の臭いに敏感なせいもあるかも知れませんが、この臭いは個人的にはかなり気になります。
日が経ってそのうち抜けてくれるのかどうだか。
とはいえ、空間を利用したこのような収納棚は、狭い私の部屋には極めて有効な収納方法になるのは良く分かりました。物自体も臭いを除けば満足していますし、取り付け方法も予想以上に簡単でしたし。
「壁に付けられる」シリーズは沢山あるようなので、「無印良品週間」中にもう少し追加購入してみようかなと。でも今度は臭いがないアルミ製の物にするつもり。
無印良品の木工製品の臭いに関して
臭いについて調べてみたら、そのものズバリで
無印良品のウェブサイトにQA形式で書かれていました。
この「壁に付けられる家具」の場合はウレタン塗装の匂いのようで、
- 木製家具の表面は被膜(塗料)でコーティング加工を施している
- 傷つきや水分の浸入防止目的で木の劣化を防ぐのが理由
- 臭いはこの表面に塗装加工した塗料のにおい
- 徐々ににおいは薄れてはいくものの完全には取れない
- 風通しの良いところに1週間から10日程度置くと良い
だそう。
やはり日が経てば臭いはある程度は抜けてはいくみたいです。
あれ?あまり臭くない
やはりあると便利なので、10%オフ中に再度同じ物を購入しました。
今回はアルミ製にしようと思いましたが、アルミ製の物はこのサイズが無かったため、再度同じオーク材の物をチョイス。
最初に届いた棚はちょっと設置場所が低かったのと、微妙に右下がりなってしまっていたのを修正する意味も兼ねて設置場所を変更しています。
水準器はiPadの無料アプリを利用して水平を取り、上下2段で設置してみました。
Apple端末ならこの写真の「水平器&水準器」というフリーアプリが広告が小さくて使いやすかったです。
小さいスマホよりはiPadのような大きな端末の方がより正確に水平が取れるかも知れません。
さすがにこの一番大きな(長い)サイズの棚を2段で設置すると収納力がグーンと上がって、物が沢山置けるようになりました。
で、臭いなのですが、今回届いた物は何故かあまり臭いませんでした。
前回届いた物が頭痛がするほど薬品臭いのに対し、今回の物はむしろ木の匂いの方が強いくらいで。
今回の棚も作りに関しては、丁寧な貼り合わせやバリ取り等々文句のつけようがないレベルで仕上げられた棚になっていて、しっかり検品しているのが良く分かるのですが、無印は臭いに関してはチェックしていないのだろうか?という疑問が。
いずれにしても2個目はあまり臭くありませんでしたので追記しておきます。
臭いが気になる方は個体差あるようなので、やはりお店でチェックさせてもらって買うのが良いかも知れません。
最初に届いた物は頭痛がするほど本当に臭いので。
臭いの原因はホルムアルデヒド?
最近(2020年現在)になってAmazonでも無印良品が直販するようになり、壁に付けられる家具も販売されるようになって気付いたのですが、
とAmazonの商品紹介ページに記載がありました。
6畳と狭いとはいえ、部屋に篭るほどの強烈な臭いはどうもこの商品に使用されているホルムアルデヒドのせいだったのではないかと。
ホルムアルデヒドは放散量が少ないものから順にF1、F2、F3と呼ばれているそうなので、この家具に使用されている放散量は決して少ないわけではないですし。
無印良品の商品紹介ページにもホルムアルデヒドの記載はあるのですが、私が購入した時点でこの記載があったかどうかは定かではありません。
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