今月の22日前にアマゾンから届いたばかりのマンフロットの190Go! アルミ 4段 ボール雲台キット MK190GOA4TB-BH。
中型の三脚でボール雲台セットで自重2.1kg、最大耐荷重6kgで25,000円とコスパに優れ、マンフロットの三脚の中でもBeFreeと並んで特に人気があるモデルです。
室内で弄って「なるほどこれは売れるわけだわ」と唸ってしまうほど素晴らしい三脚だと感じ、絶賛の記事を書こうと思った矢先、まさかのアクシデントに見舞われ、記事の下書きを大幅に変更せざるを得ない状況に…。
190Go!の脚があっさり取れた
渓谷で滝の撮影をしようと現場に到着し、ナットロック式のロック部分を捻って脚を伸ばそうとしたらラバーが付いている脚がいきなり本体から抜けました。
何が起こったのか頭の中が混乱するほど、そりゃあ見事に「スポっ!」とです。
私が他に所有しているRangersというメーカーの三脚は脚がネジ式になっていて、回すと外れて一脚になるので、もしかして「これも一脚になるのか」と思って見てみても一脚にするためのネジやネジ穴はどこにもなし。
カメラは既に三脚につけていたものの、幸い脚を伸ばすのにセンターポールしっかりと握っていたため大事には至らず。
一応その場で脚をはめられて撮影はできましたが、単に本体に取れた脚を突っ込んでいるだけの状態だから脚はナットロックを捻る度に動いてしまいます。
溶接?接着?
そんなわけで、カメラを落としたりもしなかったし、初期不良で新品交換してもらえると思うので、まぁ仕方がないと直ぐに諦めましたけど、ビックリしたのがこの取れた脚の接合部分。
本体側の接合部分の写真は企業秘密とかありそうだから控えますが、外れた脚の接合部分を触ってもツルッツルしていて溶接や接着したような形跡が全くない。なんかただ本体に差し込んではめただけみたいな…。
この脚の白い跡は抜けた状態でもこんな色していましたが、私が本体に突っ込む際にグリグリ押し込んだから余計に色がついたみたいです。
まぁなんと言うか「こんなの外れるの当然じゃん」って感じ。だから外れたんだろうけど。
そういや私が購入したRangersの三脚にもレビューでセンターポールがスポっと外れている写真が掲載されていましたけど、三脚って一体成型で作られているわけじゃないから多かれ少なかれどんなメーカーでもこういった初期不良って発生するものなのかも知れませんね。
接合部分は溶接か接着かネジ締めかのいずれかだろうし。
アマゾンに初期不良願い
帰宅して早速アマゾンに初期不良の申し込みをしました。
「購入履歴」から「商品の返品・交換」と進んであとはフォームに内容を記入して送信するだけ。
数時間後にはアマゾンの担当者からメールが届いて「あなたの説明だと初期不良だと判断できないからまずはメーカに問い合わせて下さい」と…
って「えぇぇ!!!!」
担当者がこちらの説明が不十分で理解できなかったようなので(「脚を伸ばしたり縮めたりしていただけでラバーが貼ってある部分の三脚の脚が取れました」って書いたんですが」)写真をアップしてリンクを貼って返信したら一発で理解してもらえて「即代替え品を送ります」となりました。
返品作業がちょっと面倒
あとは代替え品を受け取って、初期不良品を一ヶ月以内にアマゾンに送り返すだけ。
アマゾンに送る場合は、アマゾンからのメールに記載されているURLから宛先をプリントアウトし、宅急便で着払いで商品を送り返しますが、この作業はちょっと面倒臭いです。
プリンターだって持ってない人もいるだろうし(持ってない人も当然できるが更に面倒臭い)、たまたま今回は箱を取っておいたからよかったようなものの、箱なんかすぐに捨てちゃう場合が多いから三脚みたいな細長い特殊な形状の商品を送り返すのは段ボールを探す段階で苦労してします。
代替え品と引き換えで宅配便業者に引き渡す形になればベストだと思うけど、それはできないみたい。
郵便局の謎対応
それとアマゾンの返品業務を請け負っているのは日本郵政のようで、アマゾンの返品方法に記載されている電話番号に集荷依頼をすると郵便局に繋がります。
事業開始の朝8時に電話したらその場で集荷受付をしてもらえたものの、「今日中の集荷の場合は伝票の印字が間に合わない可能性があるから、ゆうパックの伝票を書いてもらう場合がある」との謎の言葉が…。
「いや伝票はアマゾンの返品作業通りにプリントアウトして既に商品に貼り付けてあるんだけど…」と言ったら「ゆうパックの伝票はまた別ですから」ということらしい。明日以降なら書かなくてもいいみたいなので、面倒臭いけど明日でお願いしました。
アマゾンの説明にそんな話一言も書いてないし、伝票刷るくらいそんな時間掛からないんだから、郵便局が始まる朝一の8時に電話してるんだし、午後からの集荷とかなら普通に間に合うじゃんとか思いましたけど、それは言わずに堪えました。
【追記】私が留守だったので家族が対応しましたが、結局その場で集荷に来た人が手書きで「お届け先」のところに、こちらも手書きで「ご依頼主」のところに記入したとの話で控えを渡されました。
いやだったら昨日の集荷でよかったのだが…。昨日の電話の女性は何をしたかったのだろう?
予定通り代替品到着
後日代替え品は予定通りアマゾンからちゃんと送られてきました。ちなみに返品する際に使用するプリントアウトした伝票はこのビッグサイズ。
この三脚はアマゾンから商品の箱の上に伝票が貼り付けられて送られてくるので、こちらもこのままで送り返します。せめて箱を紙でもいいから覆って送ってくるとかすりゃいいのにね。
返金じゃなく交換にした理由
ちなみに今回返金じゃなく交換にした理由ですが、上記した通りで、脚が取れたこと以外は本当にこの190go!が気に入ったし、購入した2万5,000円の価格以上の価値を感じたから素直にもう一度使ってみたいと思ったためです。
最大耐荷重6kgでなかなか剛性感もあるし、適度な重量である程度の強風にも耐えられ、
センターポールを横にできてローアングル撮影にも対応していて、
クイックシュープレートはコインが要らないネジ式(コイン、レンチの3種類で対応しているクイックシュープレートも多いですが)。
そのクイックシュープレートは全面がシリコン?ゴム?貼りになっていてカメラ側を傷つけることなく、しっかりと固定できるし、レバーを引くだけで簡単に外れ、つける時ははめるだけで自動的にロックがかかる仕組み。
ナットロックを回すと自重で脚が伸び(残念ながら代替え品のは半分が手で引っ張らないと伸びなかった)…と「良いところを挙げて言ったら切りがない」は言い過ぎだけど、そのくらい素晴らしい三脚でとても気に入ったため交換にしています。
それと製品登録すれば8年間無料保証が延長できる点も交換にした理由の一つです。
正直不安もある
とは言え良い三脚だと分かっていても、こんなにあっさりと脚が取れてしまったのを目の当たりにしてしまうと新しく届いた三脚についても信頼性を疑ってしまうのは仕方がないかなとは。
大事なカメラを乗せる三脚で脚が取れるなんてことは通常は絶対あってはいけないことで…。
とりあえず家で弄った状態では脚はビクともしませんでしたが、最初のやつもそうだったから、とりあえずはおっかなびっくりで慎重に使っていこうかなと考えています。
あ、そういやこの三脚付属のバッグはダメダメね。ストラップがただの紐のみだから肩にかけると食い込んで痛い。ここケチるところじゃないでしょと思うのだが…。
追記
届いた2台目は今のところ家でのチェックと1回外に持ち出してみてチェックした限りでは問題なし。
そういやマンフロットの三脚ってこの左右に捻って足をロックするナットロック式が極端に少なくて、レバー式が主流みたい。
毎回脚を伸縮させる度に捻る動作で本体と脚の接合部に負担がかかるナットロック式よりも、ただパチンと留めるだけのレバー式の方に変更して交換してもらった方が良かったかなと受け取った後でちょっと…。
200PLを紛失
クイックシュープレートのManfrotto 長方形プレート 200PLを自分の不注意で紛失してしまいました。
この200PLは専用だから、無くしてしまうと他のプレートで代用できないのが不便。これが無いとカメラが取り付けられないから、ただのアルミの塊になってしまいます。
また、在庫が無いことも多いようで、楽天等だと納期が2、3か月待ちとかばかり。たまたまAmazonに在庫があって助かりました。価格は1,591円とプレートとしては安くも高くもなく。
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