買って使わないと分からないNikon 1 J5の本音レビュー

DSC03337-2

昨年末に購入したニコンのレンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon1 J5」です。普段持ち歩きで使っているRX100が調子が悪いので代わりにCanonのコンデジG7Xでも買おうと思って家電量販店に行ったら一目惚れしたデジカメ。

G7Xよりも価格が安い上に丁度1万円キャッシュバックキャンペーン中だったため即決でした。

スポンサーリンク

目次

人生初のニコンのカメラ

現在所有中のデジカメ一覧

今現在電源が入る(富士のみ壊れて入らない)カメラの一覧。これらに加えてこの写真を撮ったRX100と今回のJ5が加わった格好。

昔から機械(デジモノ)としてのデジカメが好きで、古くは30万画素くらいのリコーのカメラから買い始まってEXILIM、Xacti、サイバーショットU等々、様々なデジカメを買ってきましたが、日本の主要メーカーだと何故かニコンとオリンパスだけ縁が無く買っていなかったので、私にとってこのJ5が初めてのニコンのカメラになりました。

J5のダブルレンズキットで約3万7千円

マップカメラの梱包完璧

購入したのはNikon1 J5のダブルレンズキットで、マップカメラのヤフーショッピング店を利用。53,260円で購入してその際にTポイントが5,852ポイント付いたので、キャッシュバックの1万円を合わせると3万7,000円程度で買えた計算。

ちなみにマップカメラの梱包は写真通りで全面をクッション材で覆った真ん中に品物を入れるボックスインボックスで完璧でした。

と言う訳で早速ここからは2か月使ってみてのJ5の良い点と悪い点を書き綴ってみたいと思います。

Nikon1 J5の良い点

爆安!

上記した通りでTポイントとキャッシュバック併用でとは言え、ニコン1最新のレンズ交換式カメラがレンズ2本付きで4万円切るのは爆安としか言いようがない。これがこのカメラを購入した一番の大きな理由。G7Xと値段が同じくらいだったら素直にコンデジのG7X買ってました。

小型軽量で可愛らしいデザイン

ニコンJ5とRX100のサイズ比較

レンズ交換式でありながら非常に小型で軽量、尚且つデザインが可愛らしい(個人的主観)。ボディの質感は抜群とは言えないものの、金属製でなかなかしっかりした作りが好印象。サイズは本体のみならソニーのコンデジRX100とほぼ同サイズ。

レンズを付けた状態のニコンJ5とRX100のサイズ比較

標準ズームレンズをつけるとこんな感じ。レンズのせり出しがあるので、ポケットに入れてとはいかないものの、とにかく小型軽量で持ち運び楽々。

微妙な高さの出っ張りながらグリップがちゃんと付いていて、私が成人男性としては手が小さい方ということもあるのでしょうが、意外と引っ掛かりもよく片手でもシッカリ握れます。女性にもこのグリップは好評価ではないかと。あるとないとでは予想以上に違いますね。

ニコンJ5とパナソニックのFZ1000のサイズ比較

こちらは標準望遠ズームレンズの「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」をつけたJ5とパナソニックのFZ1000のサイズ比較。全く特性が異なる両機のサイズを比較する事に特に意味はありませんが、一応同じ1インチセンサー搭載機種と言う事で。

J5の30-110mmレンズは別途後から購入したもの(ボディがシルバーなのにレンズが白なのはレンズを間違えて購入してしまったせい)で、35mm換算で81-297mm相当の価格の安い望遠レンズ。これもマップカメラからの購入で、Tポイント利用で1万円台で購入出来ています。

ちなみにFZ1000はデジイチサイズなので相当大きいですけど、25-400mm、広角端で3cmまで寄れ、望遠端で1600mm(iAズーム・EX光学ズーム併用で)まで行けるレンズ込みでレンズ格納時でこのサイズにおさまっているってのはやっぱり改めて凄いなと感じました。

レンズも小型軽量

ニコンJ5の標準レンズとCanonの単焦点EF50mm F1.8 STMとのサイズ比較

ミラーレスカメラ用のレンズとデジイチのフルサイズまで対応している画角の異なるレンズの大きさを比較しても仕方がないのですが、超有名で所有している方も多いであろうEF50mm F1.8を並べればサイズ感が分かりやすいと思うので並べてみました。

左からニコン1標準ズームレンズの「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」、単焦点の「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」。右端がCanonの「EF50mm F1.8 STM」。

標準ズームも単焦点も金属ボディで質感は上々。細かなヘアラインも入っていて、滑りにくくなっていたりと安価なレンズの割りに手抜きなしで作っているのが分かって好印象。

SEL55F18Zと同じf1.8のCanonレンズの大きさ比較

ちなみに同じくf1.8のソニーの単焦点レンズ「FE 55mm F1.8 ZA」はこのサイズ。

EF-S55-250mm F4-5.6と1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6のサイズ比較

左がCanonの「EF-S55-250mm F4-5.6」で、右が上でも登場させたJ5のダブルズームレンズキットに付いてくる標準望遠ズームレンズの「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」。35mm換算で81-297mm相当。

レンズフードを付けるともっと長くなるけど、300mmまで撮れる望遠レンズがこのサイズで済むのもミラーレスカメラJ5の魅力。

自撮り可能なチルト液晶

J5のチルト液晶を自分撮りにしたところ

持ち上げるだけで自動的に自撮りに切り替わるチルト液晶が便利です。私自身はバリアングルより断然チルト派。チルトはローアングル撮影なら下を持ち上げるだけのワンアクション。バリアングルは一旦引き出すアクションが必要だから、ローアングルを多用する家でのペット撮りメインの私の使い方だとチルト液晶の方が便利。

My cat loves watching TV

自撮りは基本しませんが、一緒にテレビ観ていた時のうち猫の写真を撮ったら予想以上に真剣に観ていて笑えました。自分の顔を撮りたくない人も使い方次第で楽しめるのかも。まぁ自撮りなんか今はスマホで簡単に出来ますけどね。ちなみに自撮りにした場合の保存方法はJPEGオンリー。タッチパネルでピント合わせも楽チン。

サンディスクのmicroSDカードのおまけつき

J5はサンディスクのmicroSDカードのおまけつき

いつまで続くのかは不明ですが、私が購入した時点でもサンディスクのmicroSDカードのプレゼントキャンペーンが続いていました。ちなみにこの個体は在庫品じゃなくて、マップカメラで在庫切れした(注文した時点ではサイト上で在庫あり表示でしたが)のを取り寄せた物なので、少なくても12月の段階でもまだキャンペーンは継続中でした。

8GBですがRAWで350枚くらいは保存できるので、動画撮らないならこれで十分。ただし、このカードは高速なカードではないから、カメラの書き込み速度は遅いです。そのため高速なカードを別途購入したのですが……この話は悪い点に後述します。

かなり高速で正確なAFシステム

Nikon 1のすぐれた高速性能を支えているのが、アドバンストハイブリッドAFシステムです。動きに強い105点もの位相差AFエリアと、暗い場所でも高精度な171点のコントラストAFエリアをシーンに合わせてカメラが自動で切り換え。
http://www.nikon-image.com/products/acil/lineup/j5/features03.html

位相差AFとコントラストAFとの違いはデジカメプラスの記事に分かりやすく書かれていますので良く分からない方はどうぞ。私も今調べて理解しました(^_^;)

実際J5のAFシステムはかなり強力で、静止している被写体でもなかなか正確に形に沿ってトレースしてくれます。「おいおい、どこにピント合わせるんだよ!」って言う事はかなり減っている感じ。もちろん「かなり」とつけるのはやはり完璧ではないと言う意味で。

液晶タッチでシャッターまで切れるのも便利で、AFに関してはほんとストレスフリーって感じ。

なお動体撮影時のAF性能や動体追従能力は私は撮らない(撮れないとも言う)から良く分かりません。それと悪い点で指摘しますが、J5って「世界最短の撮影タイムラグ」、「世界最速の約20コマ/秒」の割にはバッファがすぐ一杯になるから、むやみやたらに連写出来ません。

ローパスフィルターレスのシャープで解像感の高い画質

hippopotamus カバ

1インチセンサーですが、ローパスフィルターレスも手伝ってか撮れる写真はシャープでキレのあるキリっとした写真が撮れます。解像感も十分で不満なし。

AFエリアが広いから画面の幅広い部分にピントが合いやすい事もきっちり撮れる要因なのかも。この写真もカバ全体をカバーする形でピントが合ってます。

(Flickrにアップしている写真はクリックすると拡大表示できます)

lion ライオン NIKON J5

リサイズしているのでFlickr上で拡大表示すると毛並みの細かい部分は潰れていますが、撮れたそのままの写真はiMac 5Kで見ると細かな毛並みが綺麗に表現出来ていて思わず唸りました。

lion ライオン NIKON J5

ちょっとお間抜け顔したオスライオンの写真も。JPEG撮って出し。JPEGの色乗りが素晴らしいため下手に現像するより遥かに見たままに近い写真が撮れます。

ただ、JPEG撮りだと写真を自由にいじれない(変更後の再保存での画質劣化のため)不便さがあるから、なるべく人工物を入れないように撮らなければいけない動物園での写真撮影とかにはあまり使いたくないですね。

特に私が撮影している「かみね動物園」のような狭い動物園で人工物を入れずに撮るのは難しいですから、どうしても後からトリミングしたくなります。

Macaca fuscata ニホンザル

これもJPEG撮って出し。こんなのも左上の木のような造形物が目に入って非常に気になるのでトリミングしちゃいたい写真。

トリミングしないで済むようにその場でしっかり構図を決めちゃえばベストですが、動物園は人の往来が激しく、同じ場所にいつまでも陣取っている訳にもいかないし、ちょこまか動く動物の決定的瞬間を撮りたい場合は構図まで考えている余裕が私レベルではありません。

Pan troglodytes チンパンジー

かなり離れた高い場所にいたチンパンジーもカメラ任せのAFで写しただけで綺麗に。

shore 海岸

JPEG撮って出し。これはトリミングやリサイズ無しでそのままのサイズでアップ。色味はVIVIDだけど、かなり見た目に近い写真に。

こういう場所だとテトラポットの一部分にピントが合いやすかったりして「そこじゃねー」ってストレスを感じる事も少なくないのですが、このカメラの場合だと広範囲にピントを合わせてくれるので、何も考える事なくシャッター切るだけで済んじゃいます。

Naked Snake Metal Gear メタルギア

Lightroom6でモノクロ処理。このスネークのフィギュアはhottoysの製品。hottoysのメタルギアシリーズは他に雷電とザ・ボスがありますが、どちらもリアルで素晴らしい造形美。

モクレン magnolia

モクレン。JPEG撮って出し。WBを蛍光灯に変えて、露出補正を調整してハイキー気味に。

nikon j5 ミニチュア効果

今や当たり前のようにどのデジカメに搭載しているフィルター効果。これはお馴染みのミニチュアですけど、たまに使うとやっぱり楽しいですね。

ボケ具合のチェック

nikon J5 bokeh test ボケ

このカメラの売り一つが「ボケ」なので、F1.8の単焦点レンズを使った前ボケチェックをしてみました。前列と後列のフィギュアの距離は20cmくらい。

nikon J5 bokeh test ボケ

今度は後ボケ。J5のセンサーサイズは1インチですが、f1.8の単焦点レンズを使えばそれなりに綺麗にぼかす事は可能です。もっともこの後同じ1インチセンサーのコンデジRX100で同じように写してみたらボケ具合は殆ど一緒でしたけど。

plum blossoms 梅

標準ズームレンズ(1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM)でのボケチェック。解放(F3.5)での撮影で背景の梅の木までそれなりに距離があるんですが、1インチセンサーだからボケがこんなもんなのは分かるけどボケが綺麗じゃないですね。

RAWで撮りましたが、周辺減光落ちが酷かったので、Lightroomの周辺光量調整でプラス50ほど調整しています。

plum blossoms 梅

これも同じ標準ズームレンズでこっちはJPEG撮って出し。こちらも解放で撮ってますがボケが汚い。「二線ボケ」とか言うらしい。F1.8の単焦点も背景に気を付けたり、ちょっと絞ってやらないとボケが汚い写真がよく撮れます。

JPEGの場合は補正が効くのか、撮ってきたどの写真を見ても周辺減光落ちは殆ど見られませんでした。

nikon1 j5 bokeh ニコン J5 ボケ

玉ボケチェックの写真入れ替えました。標準望遠ズームの30-110mmの玉ボケ。キットレンズにしては形は悪くないと思いますけど…。

nikon1 J5 F1.8

せっかくダブルレンズキットについてくるF1.8の単焦点レンズ(1 NIKKOR 18.5mm f/1.8)を持っているので、この単焦点レンズのボケ具合のサンプルをもう少し。J5はボケを売りとしてニコンが宣伝していますので。

この自販機の写真以降は全てJPEG撮って出し(カラーはVIVID)です。

Hydrangea 紫陽花 アジサイ

開放で。このレンズ考えて撮らないとこんな感じでボケがほんと汚くなります。凄く評判良いようなので、単に腕の問題なのかも知れませんが。

Hydrangea 紫陽花 アジサイ

ちょっと絞ってF2.5で。

Hydrangea 紫陽花 アジサイ

こっちはF3.5。

rose 薔薇 バラ

逆光での撮影。葉の葉脈なんかも綺麗に出ました。

何の花?

良い感じに解像しているし、発色もとても綺麗です。

Don't abandon your dog.

風景。横1500pxで書き出しているからかなり劣化してますが、5KのiMacで等倍で見てもそこそこ解像してます。

この立看板酷いですよね。文字通り「リードを離すな」なら漢字は「離す」だから「放す」は「捨てる」。スカっと晴れた良い天気なのに胸糞悪くなりました。

高感度チェック

裏面照射型CMOSセンサー搭載で高感度に強く「ISO12800までノイズを抑えた撮影を実現」と言う事なので、ISO6400のサンプルを撮影。

nikon J5 High ISO Test(Shooting RAW)

RAW撮り。Flickr上で大きな画像を見るとザラつきは確認できるものの、毛並みのディテールはしっかりしているので、ブログやSNS等にアップするくらいなら十分使えるレベルかなと。

nikon J5 High ISO Test(Shooting JPG)

JPEG撮って出し。ディテールが失われて「塗り絵」っぽくなってしまいました。J5はISO6400以上でカメラ内NR(ノイズリダクション)をかけられるのですが、これでNRオフの状態。個人的にこれはかなり酷いなと感じました。

そんな訳でJ5高感度撮影したい場合はRAWで撮影してから気になるなら現像ソフトでノイズを除去してやるのがベターかな。

もちろん高感度撮影時の撮影環境や被写体によってノイズの出方等は様々に変化しますから、これらはあくまでも一例に過ぎません。ISO3200とかでもノイズが沢山乗る場合も考えられます。

安い標準レンズの出来が良い

標準の安いレンズばかり3本揃えて使ってみていますけど(10-30mmだけあまり使っていない)どれも写りが良く、コスパに優れたかなり出来の良いレンズだと感じました。

タッチ式液晶が便利

液晶をタッチして動作するタッチAF、タッチシャッター、写真を確認する時もスマホ感覚で画像送りとか出来るのはやっぱり便利。タッチはAFもシャッターもどちらも速く実用レベル。

液晶のサイズも大きく、見やすいのもグッド。液晶の明るさは3段階まで上げられるので、余程の直射日光でも当たらなければ撮影に支障をきたさないレベルで視認可能です。

音が完全に消せる

J5のサイレントモードは細かく設定可能で完全に音が消せる

音の設定は写真通りで細かくオンオフ設定可能な上、音は完全に消す事が可能。

ISO感度の上限設定が可能

J5はISO感度の上限設定可能

下限は160固定で変更出来ませんが何気に便利。

最高1/16000のシャッタースピード

Nikon 1 J5のシャッタースピードは最高1/16000

最高1/16000までシャッタースピードを上げることが可能。

WirelessMobileUtilityが使いやすい

ニコンのWi-FiアプリWirelessMobileUtilityが結構使いやすいです。設定も簡単で動作も軽く、端末(私はiPadを利用)への転送が楽々。

Nikon1 J5の悪い点

他の機能を割り当てられないWi-Fiボタン

J5のWi-Fiボタンは他の機能に割り当てられない

一番気に入らないのがこれ。私はデジイチだとCanonのKiss X3、60Dを長らく使ってきているから、このWi-Fiのボタンの位置って写真確認のボタンって言うのが染み付いちゃっていて無意識に間違えて押してしまうんです。そうすると「Wi-Fi接続待機中」と出て7、8秒くらい何も出来なくなってしまう。

そもそもこの押しやすくて便利な位置をWi-Fi機能で一つ潰してしまうという発想も理解不能。って言うか、そんなに頻繁にカメラで撮った画像をスマホに転送する人ならそもそもスマホで撮るだろうし、このカメラNFCにも対応しているし。

このボタンが他の機能に割り振れるなら全然問題ないんですけど、Wi-Fi機能で固定されていますから割り振る事が出来ません。FZ1000だとFn2がWi-Fiボタンだけど他の機能に変更可能です。まぁこれが普通だと思いますが。

あまり使いやすくないFnボタン

ニコンJ5とRX100のサイズ比較

様々な機能を割り振れるFn(ファンクションボタン)が前面のこの位置に付いていますが、私の持ち方だと薬指が当たってしまったりするからちょっと邪魔。逆に押す時は場所が場所なのでちょっと押し難い。まぁ、慣れればその薬指で上手く押せるようになりましたけども。

連写で直ぐにバッファフルになる

AF固定で最高約60コマ/秒をRAW+JPG保存で実現しているのですが、ちょっと調子に乗って連写していると直ぐにバッファフルになってしまって、復帰するまでに30秒とか全く何も出来なくなってしまいます。

って言うか、1枚撮影すると、1秒くらい時間を置いてからカメラがカードに書き込んでいるランプが点灯してそのまま3秒くらい書き込みに時間が掛かっています(この間は撮影や操作は可能)。

私が利用しているmicroSDカードは購入時にプレゼントされたサンディスクの遅い8GBのカードですからそのせいかも知れないと新しいカードを買ってみたのですが…

トランセンドのmicroSDカード(TS32GUSDU3)使えず

ニコンJ5にトランセンドのmicroSDカード(TS32GUSDU3)使えず

そんな訳でわざわざトランセンドで最も高額で最速のmicroSDカードのTS32GUSDU3を購入してみたのですが、なんと

J5でトランセンドのmicroSDカードを使おうとすると出て来るエラーメッセージ

エラーメッセージが出て使えません。J5でフォーマットしてトライを5回繰り返しましたが、1枚撮影して撮った写真を確認しようとするとこのメッセージが出て動かなくなります。

カードが初期不良なのかと思い、アダプターを付けてRX100、α7S、FZ1000、60Dと全てでチェックしてみてもどのカメラでも普通に使えるからカードが壊れているのではなく、このカメラがトランセンドのこのモデルに対応していないっぽい。

念のためにマニュアルを読んでみると、わざわざご丁寧に「推奨しているのはサンディスク、パナソニック、東芝、LEXARMEDIA」と書かれている。

ただあくまで推奨であって他のメーカーは使えないとは書かれていない(動作保証はしませんとは書かれている)し、今まで様々なカメラに様々なメーカーのでディアを使ってきたけど、こんなメッセージ流れて使えなかった試しはありません。初めての経験です。

トランセンドがダメなのか、それともこのmicroSDカードのモデル(U3だったりするし)がダメなのかは不明。電話したところで「トランセンドは推奨していないので…」と言われて終わりだろうし面倒臭いからプレゼントで貰ったカードをそのまま使っています。

ニコン独自仕様がちょっと謎

レンズの取り付け、取り外しの際に回す方向が逆なのにまず驚かされました(これが理由だそう)。それにホワイトバランスの並びも「オートの次は太陽光」って言うのがCanonもソニーもパナも一緒で私自身も長年常識だと考えてきたのに、J5は何故か「オートの次は電球」だし。

そもそもフルサイズ、APS-CをFX、DXなんて言っているのはニコンだけで、ミラーレスカメラをレンズ交換式アドバンストカメラって言ってるのもニコンだけですよね?

まぁ別に悪いと言うんじゃなくて「何で?」って話ですけど。

タッチ操作が限られる

DSC08549

これは一番タッチ設定が出来る数が多いマニュアル撮影での画面。灰色っぽい色付きの部分のみが液晶タッチで設定可能なところ。

「ISO、絞り、シャッタースピード、タッチ操作のオンオフ」が変更可能だから大きな不満ってわけではないんですが、ホワイトバランスや露出補正、色味やRAWかJPEGかの選択とか更に設定可能だと尚良かったかなと。

ちなみにこれらを設定したい時はコントロールリング上押しでメニューが出てくるのでそこから変更します。

「撮影直後の画像確認」のタイムラグ

この設定をオンにしたままだとシャッター切った直後に液晶が約1秒間ブラックアウトしてから画像が表示されてくる(この間シャッターが切れない)ので、レスポンスの悪化に繋がってしまいます。この設定はオフにした方がベスト。

こちらの動画を観れば(8:00辺りから)一目瞭然で分かりやすいかと。それともう慣れたので指摘はしませんでしたが、いくら電子シャッターとは言え、もう少し何とかならなかったのかな?と個人的には感じるシャッター音もこの動画で確認可能。

1 NIKKOR VR 30-110mmは回さないと電源オンにならず

1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6はボタンを押さないと電源オンにならない

標準望遠ズームレンズの「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」ですが、ズームリングにこのようなボタンが付いていて、このボタンを押しながら30mmの位置までズームリングを回す事で初めて電源が入る仕組みになっています。

DSC08556

だから、このレンズを付けている場合はJ5を電源オンしても最初にこのメッセージが出るので、ズームリングを回さない限り撮影出来ないシステムになってしまっています。これが個人的にはちょっと煩わしい。

ただし、逆に考えるとこのズームリングを30mmの位置まで回す事でも電源のオンオフが出来る形になっているため、慣れれば気にならなくなるのかなとは。

4K動画がカクつく

一応4K撮れますが、15pなんで滑らかさに欠けます。「4K撮影可能」という売り文句のためのおまけ程度と考えておいた方が無難。

撮影した写真の情報表示の問題

撮影後の写真をカメラで確認する場合は、

DSC08551

情報が詳細に表示される(統合表示)この形か、

DSC08553

絞り値、シャッタースピード等の重要な情報が確認出来ない中途半端なこの形か、文字が何一つ表示されない写真のみの3種類から選べるものの、いずれか固定になってしまいます。

情報を確認したい人は写真一番上の形を選択しますけど、肝心の写真がこの小ささでしか表示されないから、情報は確認出来ても肝心の写真の確認が出来なくなります。

普通のカメラならどこかのボタンを押す度にこれらが切り替わるのにJ5はいずれかを選択して固定しなければならないというクソ仕様。これは今時のカメラとしてはちょっと驚きでした。

【追記】情報が詳細表示される「統合表示」の場合は、画像を拡大表示(コマンドダイヤル(動画撮影ボタンが付いているダイヤル)を右に1回し)してやれば画面全体に写真が表示されました。ただし、1段拡大した状態が表示されるだけですが。

Wi-Fi送信でPCに転送不可

ニコンのWi-FiアプリWirelessMobileUtilityは使いやすいものの、J5は残念ながらPCへのWi-Fi転送に未対応。例えば部屋で数枚撮ってそのままの大きさ&画質でPCへ送って現像のような使い方は出来ません。

アスペクト比の変更不可

shore 海岸

風景の写真とかで16:9のワイドで撮りたい場合でもアスペクト比が固定なので変更する事が出来ません。後でトリミングやリサイズすれば良いだけですが、変更、保存の度に画質が劣化するJPEGでの撮影の場合はアスペクト比が変更出来ないのは残念。

JPEGの色味や画質が素晴らしいだけにもったいないと思います。って言うか、今時のカメラは普通は16:9に変更くらいには変更出来るもんなんですけどね。

ニコンレンズの値上げ酷すぎ

出荷価格および希望小売価格改定のお知らせとの事で今年の1月末からNIKKORレンズ全般で値上げ(一部除く)しましたが、ニコン1用のレンズもその値上げ幅があまりに酷くて洒落になりません。

例えば価格コム最安調べで、35mm換算で810mmまで行ける「1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6」は値上げ前は10万円切っていたのに11万円台、開放F1.2の単焦点レンズ「1 NIKKOR 32mm f/1.2」は7万切っていたのが8万円台、パンケーキの「1 NIKKOR 10mm f/2.8」も1万6000円まで行っていたのが2万8000円ってな具合。

いずれのレンズも買い足したくなる魅力的なレンズなのに、こんな方外な値上げしちゃっていたら馬鹿らしくて買う気も失せますわな。

回折現象(小絞りボケ)に気を付けろ

気を付けたいのは、ここでは絞り値をF5.6に設定したが、これ以上絞り込むと回折の影響でシャープネスが低下すること。解像を優先する場合はF5.6までに抑えるのがいいだろう。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20150512_701237.html

F5.6以上って…そんなに?と思って試してみたのがこちら。

J5の回折現象チェック画像

元の写真はこんな感じでJPEG撮って出し。使用したレンズは単焦点レンズ「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」。

J5の回折現象(小絞りボケ)チェック画像F5.6とF7.1

等倍表示にし、Lightroomで並べて写真中央部分をキャプチャーして抜き出した写真。左がF5.6で右がF7.1。ピントは中央一点でどちらも水色のかご状のバケツに合わせています。

ピントを合わせたバケツ、DXと書かれた缶、ダンボール等々、並べてみると確かにデジカメWatchの記事通りでビックリするほどF7.1の方が解像感が失われてしまい、色褪せて写っていました。

J5の回折現象(小絞りボケ)チェック画像F5.6とF7.1その2

元写真の左下を抜き出した画像。左がF5.6で右がF7.1。周辺部分も同様にF7.1まで絞った方が明らかに解像感が失われてしまっています。

1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6の回折現象

この写真は左がF5.6で右がF11、レンズは望遠の「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」でJPEG撮って出し、写真中央左下辺りに写ったサイの顔の等倍写真比較です。

このレンズでもやはり同様にF11まで絞った右側の写真の方が明らかに解像感がないです。

全てのシチュエーション、どのレンズでもそうなるかは試してないから分からないものの、このカメラはF5.6以上絞ると回折現象で解像感が低下する可能性があると考えた方が良いのかも。プロもそう言ってるわけですしね。

「パンフォーカスで風景撮ったら……やっぱセンサーサイズ小さいカメラはダメだわ…」とか嘆くことになるかも知れません。

ゴミ取り機能がない

今現在多くのデジカメに普通に搭載されているセンサーダスト除去機能が付いていません。私は購入以降、それなりの頻度でレンズ交換していますが、外では一度も行ったことがないからか、今のところはセンサーに汚れは付いていないみたい。

もっとも1インチセンサーのJ5はセンサーの面積自体が狭いので、大型センサー搭載のカメラよりも物理的にセンサーダストが付着することが少ないのは確か。

ISO感度の上限設定が可能なのだが…

DSC08472

良い点に入れたISO感度の上限設定項目。

ニコンJ5のISO感度の上限設定にISO1600までがない

例えば「A800」に設定するとどんなに暗い場所だろうが、ISO感度をISO800以上に上げなくする機能なんですが、A800の次がA3200と飛んでしまいます。

せっかくこの機能付けたんだから、A1600があっても良いよねと個人的には。

すぐ壊れそうな気が…

買ってから約2か月になりますが、電源をオンにしたら何故か壊れたテレビの画面のようなブロックノイズだらけの映像が液晶に表示されたまま何をやっても動かないって症状が2度ほど起こっています。電源をオフにして再度電源を入れると元に戻りましたが不気味な予感が…。

1 NIKKOR 18.5mm f/1.8のレンズ内の傷

一目見れば誰だって気が付くレンズ内の傷(この話はこちらに書いています)を見過ごす中国の工場で作られているだけに正直不安。マップカメラの長期保証入らなかった私の場合は1年過ぎたら有料修理になるし…。

J5おすすめしたいけど

DSC03337-2

私自身はかなり気に入っていますが、おすすめ出来るのかと聞かれたら正直「NO」と答えてしまうかな。今現在は1万円キャッシュバックもやってないし。

Nikon1のレンズはオリンパスやパナソニックと比較すると種類が少なく、アダプターを噛ませれば普通のニコンのレンズが使えるとは言え、そうしてしまうとサイズも大きくなる上、AF等で制約あるみたいですしね。

1インチセンサー搭載のコンデジもかなり種類が増えているから、お散歩カメラ目的ならそっちの方がベターだろうし、デジイチのサブ目的ならちょっと大きく、高額になってもオリンパスやパナのミラーレスカメラの方が良さげ。パナだとJ5と同じくらいのサイズのカメラもありますね。J5との性能差は私は使った事がないから書けませんが。

使って楽しくて楽なのは確か

ただ使っていて楽しいし、AFが賢いから撮影が楽なのは確かです。描写力もキットレンズのクオリティも高いから必要十分な写真が撮れます。小型軽量で様々な処理がレスポンスが良い(過度な連写さえしなければ)のも魅力的。タッチパネル式なのもとても便利だし、ボディの質感やデザインが良いから「カメラ」として所有欲が満たされる魅力もあります。

実際家の中で飼い猫が面白い仕草をしているなんてところを写真に撮ろうってケースだったら、沢山持ってるカメラの中から迷う事なくJ5を選択します。外に持ち出している回数も一番多いのがこのカメラ。

とは言え、素直に次待ちがおすすめかな。なんか次のニコン1(V4?)のセンサーサイズがAPS-Cになるとかって話もあるようだし。

D500のようなモンスターカメラを開発出来たんだから、ニコン1の方も開発に力を入れさえすれば次期モデルは凄いの出してくるんじゃなかろうか?私自身はそれを期待しながらJ5で楽しみたいと思います。

MONOQLO (モノクロ) 9月号でおすすめミラーレス1位

MONOQLO (モノクロ) 2016年 09月号の「はじめてのミラーレス一眼ランキング16」という特集記事内で、並み居る強豪揃いのミラーレスカメラの中からJ5がなんと1位に選ばれていました。

「はじめての」という観点から、「初心者目線&価格重視」でプロ3人と編集部で選んだとのことで、価格の安さも大きかったのでしょうが、AF、手ぶれ、ノイズ感、画質、それぞれで高評価を得ての1位は大したものです。

この雑誌Kindle Unlimitedで無料で読めるので、ご興味ある方は是非。

J5は滝の撮影に使えるか?

NDフィルターを使えば初心者でも綺麗に滝の写真を撮れるのか?

J5を滝の撮影に持って行って気付いた点もありました。作例と一緒にJ5の良い点、悪い点を書いています。

スポンサーリンク

【シェアする】

【フォローする】

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)